74年10月、東京・中野サンプラザでのライヴ2枚組。「私はこうして生きてきました」から「喝采」まで全25曲、その歌唱力、表現力の豊かさは当時から傑出していた。戦後の残滓が裏町に散見された最後の時代に、この人の唄声は心に染みる哀愁と、その先に垣間見える明るさを感じさせてくれた。
14枚目のアルバム。「forever」「君へ。。。」は堂島孝平提供。ハートウォームな声質と繊細で優しいメロディが相まり、胸をキュンとさせる。走り出した恋心を野球にたとえた詞が愛らしい「飛ばせ!!」は、疾走感漂うヴォーカルが心地よくポップさ全開。ディスク2は冬歌コンピ。まとまり良く、オムニバス小説のような趣がある。
今もなお輝きを放ち続ける昭和のスーパースター、石原裕次郎のベスト・アルバム。彼が愛唱したさまざまなテイストの楽曲を収録しており、ヴォーカリストとしての才を存分に堪能することができる。
自身初となる全曲オリジナルのフル・アルバム。少女の冒険を描いた絵本をコンセプトに、ほっこり温かみのあるコージーな音と声で彩られた作品。人肌のぬくもりのように包み込んでくれるおはなのヴォーカルと一音ごとに心をこめて鳴らす羊毛のギターは、ずばり人智を超えたコンビネーション。
ガンダム30周年記念企画の一環となる作品で、ファースト・ガンダムのTV版&劇場版で流れた名曲を、山本恭司やDEPAPEPE、押尾コータロー、マーティ・フリードマンなどの名ギタリストが生ギターでカヴァー。馴染みの曲も新鮮に響いてくる、ガンダマー必聴の好企画盤。
アニメイトTVのユーザー参加型Web企画“理系男子。”から、オーディオ・ドラマをパッケージ化した第1弾。山田先生の恩師の別荘で初めての夏合宿を行なうことにした“理化学研”の4人が巻き起こす騒動を収録。
声優・福山潤が自身の31歳の誕生日にリリースするアルバム。オリジナル楽曲はもちろん、福山が書きためた詩を朗読したポエトリー・リーディングや民族楽器やラテンギターの名手、Saigenjiとともに朗読を披露するトラベリングポエムなども収録。
役柄に対する真摯なこだわりが評価を受け、声優として飛び抜けた支持を得ている福山潤のアルバム。今作では、一人の男の悲喜こもごもな人生物語を、彼が綴れ織ってゆく。なかには、セリフのある曲も。一つの舞台/映画の世界を覗き見るように、音楽を通した心の旅をご賞味あれ。
30周年を迎え、さらに高まるガンダム人気。このアルバムは、ガンダム好きのダンス・ミュージック・クリエイターが総力を結集した一枚だ。1〜5曲目までがSPACE SIDE、6〜9曲目までがEARTH SIDEとクレジットされている。原曲への愛を込めながら、いかに自分なりに変化させていくか、彼らの腕前を楽しみたい。
PS3とPSPでおなじみの人気コンテンツ『まいにちいっしょ』のサウンドトラック盤。タイトルどおり、気の抜けそうな“おきらく”サウンドあり、ウキウキ・サウンドあり、カントリー・ウエスタンやジャジィなサウンドもあったり。いい意味で脱力させてくれそう。
ますます活況を呈する日本のR&Bシーンを牽引していく存在である二人が初コラボレーション。しっとりと落ち着いた世界が、だんだんとエモーショナルに展開していくさまが美しい。ともに歌のうまさは折り紙付きで、贅沢なハーモニーを聴くことができる。せつなくも壮大なバラード曲。
2009年11月11日発表の、DOUBLEと清水翔太によるデュエット・ソング。ノスタルジックなメロディにお互いの道を歩む男女の恋愛が描かれた沁みるバラードだ。二人が織りなす甘く切ないソウルフルなハーモニーを聴くことができる。
チマーラの歌曲集を日本で初めてリリースした川本愛子が、新たに録音した第2集。日本人としてチマーラの最高の理解者といえる川本による待望のアルバムで、花岡千春がピアノで華を添えている。