元ハイ・ファイ・セットの山本潤子のアルバムは、彼女のサポート・バンドであるテルテルボーイズの井川恭一との共同プロデュースによる全14曲。良質のソフト・ロックで、バンドと一体となったこの洒落た味わいは、ポッと出の若いミュージシャンには真似できまい。
第1幕のみということで、一般的な認知度は低いかもしれないが、演奏は間違いなく最高だ。この広大さ、深さ、繊細さは他の指揮者とは別次元のものと言える。3人の歌手も全く文句なし。全曲でないのが本当に残念だ。対訳も見やすくていい。
プレステ版ゲーム・ソフト『To Heart』のオリジナル・サウンドトラック。オリジナル音源から、全39曲を収録。また、パソコン版から2年ぶりということもあり、“理緒”と“綾香”ふたりのキャラクター曲と、エンディング・テーマが追加されている。
デビュー以来、その伸びやかで張りのある歌声で多くのファンを魅力してきた布施。シングル・ヒット曲を中心に、ライヴ音源も含めた充実の選曲で、その圧倒的な歌唱力を堪能できる。
東芝時代の音源を中心に、「君を想うとき」なども収録したべスト盤。鈴木康博本人が選曲し、楽曲についてのコメントも掲載したもので、まさにオフコース以降のソロ活動を総括する好内容だ。
93年に発表した2作目にしてラスト・アルバム。ビートルズ、ビーチ・ボーイズ、クイーン、エルトン・ジョン、ウイングスなど、60〜70年代ロックの最良の断片をコラージュしたような、愛情たっぷりのメタポップ作品集。
70年代のクラウン所属のかぐや姫、南こうせつ、風、イルカによるコンピレーション。当時の日本のポップスのニュー・ウェイヴだった。時代はバブルよりはるか前。今になってみると、貧しいことこそが幸せだと思っていた青春のいらだちへの鎮魂歌に聴こえる。
テレビ朝日系深夜アニメ『恋風』のサウンドトラック。オープニング・テーマ「恋風」、エンディング・テーマ「ふたりだから」も収録。全編、甘く切ないサウンドがあふれている。
人気アニメ『デジモン』シリーズに登場した女の子キャラクターで構成したスペシャル・アルバム。いまだに根強い人気の1作目、2作目の懐かしいキャラクターも登場するファン待望の内容。
台湾では、かつてのGLAYを彷彿させる人気の彼ら。通算5枚目は日本でレコーディングしたというだけあり、J-POP? と思わせるキャッチーなサウンドだが、粒ぞろいのルックスとは裏腹に歌詞は政治的で哲学的。母国のビミョーな国際的立場と無関係ではない。
2005年1月の台湾公演を中心に、アメリカ・上海・シンガポールなどで行なわれたワールド・ツアーの模様を収めたライヴ・アルバム。CD化されていない「花」も収録し、台湾カリスマ・バンドの魅力を凝縮する。