ドイツ・リートの期待の星、ゲルハーエルが「冬の旅」を録音。張りのある瑞々しい声が失恋した若者を生々しく描く。表現の幅が非常に広く、その歌唱は、歌っているというより、語っているといった方がよいところさえある(特にささやきのような表現)。
『アパラチア・ワルツ1』『同2』他からセレクションされたブルーグラス音楽のベスト盤。アメリカ白人のトラディショナル・サウンドが、ジャンルを超えた最高のメンバーで堪能できる。
コントラルトのナタリー・シュトゥッツマンが「冬の旅」に挑戦。彼女は、エキセントリックになることなく、深みのある声で優しくゆったりと歌い上げる。まるで寒くて辛い冬の旅の途中で暖に巡り会ったような気分だ。ユニークな「冬の旅」といえよう。
『ルパン三世』2ndシリーズ放映時(77〜80年)から、82年にかけてリリースされたアルバムをリマスタリングしたBOXセット。ルパン役の声優、山田康雄の幻の1stアルバムも初CD化で収録!
この当時の堺正章は、やはり“マチャアキ”と呼びたい。コロムビアに72年から79年に残した全シングルAB面に73年のアルバム、『サウンド・ナウ!』を加えた2枚組。筒美京平の楽曲が冴える[1]、さまざまな作家が揃う[2]ともに歌謡ポップスの力を感じる。
コンセプト作品『人間失格』(2002年)を含めて4枚目となるソロ・アルバム。本作のポイントは力強いリアリズムだろう。プロデュースに気鋭の葉山拓亮を起用したほか、参加ミュージシャンも超強力。次なるステップを模索することでの精神的充足が感じられる。★