グリーグの小品もそうだが、シベリウスの作品も演奏会でアンコール演奏されるとその良さに感服することが多い。つまり、多くの人は喰わず嫌いなだけなのである。このセットは傘下のレーベルから個々の演奏を引っぱり出してきてまとめたもので、録音年や演奏の傾向にばらつきはあるものの、価格も考慮すれば記念の年にはふさわしい。ヤルヴィやマリナーらのソツのなさは知られているが、ヤラスの指揮したものが独特の風味があって印象的だった。録音データがおおざっぱなのは仕方ないにしても、取り出す際のことを考慮してディスク番号はもっと大きく印刷してほしい。
バービーボーイズの最後のオリジナル・アルバム。同年に発表された同名の映像作品までが併録された豪華な2枚組で、サウンドとビジュアルの両面から彼らの才が堪能できる。
2006年にイッセー尾形の招きで初来日し話題となった、12人編成のオーケストラと男前の歌手によるルンバ・アルバム。その音楽や歌唱スタイルの豊穣さ、甘さ、楽しさ。ああボーナスCDの選曲の、その日本語歌唱の憎いこと…。録音も絶妙。ぜひ、ぜひ聞くべし。★
4年5ヵ月ぶりというオリジナル・アルバム。おいちゃんの世界は全然変わらない。しかし、「友の唄が聴こえる」に顕著だが、歳月を経たからこそ歌える歌への変化は確実にある。ツアー・バンドのバッキングも的確。サウンド・プロデュース兼ベーシストの河合徹三は元ラスト・ショウ。
恋多き大作曲家、さまざまな愛と人生のかたち。
とんとんとん。とんすけは、夜になっても元気いっぱい。森のなかまたちに、あそぼ、あそぼといってまわりますが…。
菅野美穂が主演を務める日本テレビ系ドラマ『働きマン』のサウンドトラック。音楽は山崎まさよし、スガシカオらのアレンジを手がける森英治が担当している。エンディング曲「働きマン音頭」のTVサイズなどを収録。
いちにちがおわりました。ウィドル、ワドル、ピドル、パドル、そしてリトルクワックのねむるじかんです。でもよるはピカピカひかるものや、ホーホーとなくこえや、カサカサとうごくものがあってなかなかねむれません。いつになったらねむくなるのか、おかあさんにもわかりません。
“リンゴ・ヌード”で人気を得た麻田奈美の写真をジャケットにした憎いコンピ。昭和40年代にご三家と呼ばれた橋幸夫から佐良直美、荒木一郎、日吉ミミなどに東映ポルノの池玲子、杉本美樹の歌声まで収録。何でもありの猥雑な時代を反映した曲構成である。
カラヤン生誕100年を記念して発表されたBOX。1938年録音の「魔笛」序曲から最後となった89年のブルックナー:交響曲第7番まで、ドイツ・グラモフォンに録音されたすべてを収録した画期的な大全集だ。
ディスク1は“一日篇”、ディスク2は“人生篇”と、さまざまなシーンのクライマックスをクラシック(風)の音楽で思い起こそうという、チカラワザ系の企画。16頁にわたるシーン・ストーリーの主人公は女性で、その名もエミ(EMI)ちゃんだそうな。うーむ。
1年ぶりのアルバムは、彼女が行なっているライヴ・イベント“うたの素”の空気感、その温もりをパッケージしたようなナンバーが集められている。雰囲気のあるタイトルもいい。アッパー・チューン「青葉闇」も清涼感のあるヴォーカルと上手く融合してひとつの世界を作り上げている。
フォーク界のカリスマ・ギタリスト、石川鷹彦のプロ活動40周年を記念したコンピレーション・アルバム。彼のアレンジ作品、ギター演奏が印象的なフォークの名曲を集めた内容で、監修・選曲は坂崎幸之助が担当している。
楽しみながら、算数の基礎が理解でき、柔軟な思考力が身につく、小学校3・4年生向けのクイズ、パズル、ゲーム68問。
最高の音で楽しむために!