世界システム的な空間軸での「英米仏的は近代」とそれ以外の周辺的な各社会構成における「非西欧的な近代」との重層的関係および「非西欧的な近代」内部における重層的関係の把握と、時間軸での「近代」からのさらなる変容あるいは「近代」内部でのさらなる変容の把握(つまり「現在」の資本主義の段階論的把握)、という二つの座標軸の設定によってはじめて、「非西欧的な近代」としての日本資本主義の「近代」から「現在」への複雑な展開も把握できる筈であるという方法意識、宇野弘蔵の段階論という問題提起によって先蹤をつけられたこの方法意識から、「近代」と「現代」を論じたもの。
歯科医院におけるカルテ記載と保険請求のためのハンドブック。基本診療料、指導料、X線・検査、投薬そのほかの症例や処置等に分類して配列。約400症例を収録。各症例については点数とカルテ開示に対応した処置の記載方法、略号、薬剤・検査及び指導管理の記載例、症例の頻度、その他の留意点等で構成。巻末に摘要欄記載略称と事項索引を付す。
マルクス主義における最も詳しい、民族問題の体系的な理論化の試み。
現代に甦る自由主義の原典!-J.S.ミルの『自由論』は、民主主義社会における自由の問題を様様な解度から鋭く啓発した古典である。社会主義が衰退しつつある現代社会において、自由主義のチャンピョン、ミルの『自由論』の核心に迫る。
平成14年4月改正のポイントを網羅。「か初診」算定要件が緩和される。歯周治療にメインテナンスを本格導入ー「PMTC」を保険で評価。老健に検査、指導の点数設定。齲蝕診療、「充填」、「覆罩」の合理化。歯科訪問診療の見直し…等々を詳細解説。
「混合診療」導入の問題点を検証ーQ&A方式で問題点・疑問点に答える!請求漏れのない保険請求ここがポイントー請求の誤り・見落しが生じやすい症例を徹底解説!情報開示に対応したカルテ・レセプトの実際340症例ー正しいカルテ記載と返戻のないレセプト作成のために!全症例に請求上の注意点・ワンポイントアドバイスを記載。
平成18年4月大幅改定のポイントと留意点。改正前後を徹底比較解説。情報開示に対応したカルテ・レセプトの実際330症例。全症例に請求上の注意点・ワンポイントアドバイスを記載。
社会と国家が複雑に絡み合う現代世界の今後を展望する。-シュタインの著作を細かく解読することに努めると同時に、多くの本邦未公開の文献史料を可能なかぎり参照して、理解の裏づけを試みた。これらの調査・研究をとおして、シュタインが新たに独自に提示した、“社会”の学としての国家学の現代における有効性を問う。
マルクス「価値論」に対する現代哲学的な視座からの再吟味。従前の「抽象的人間労働」概念の誤読を「物象化論の論理と構制」に依拠して解読し直す試み。二十世紀におけるその誤読と歪曲の超克であり、マルクス思想の二一世紀的意義・有効性の確認作業でもある。