御茶壺道中にあこがれ、葉茶屋の奉公人となった仁吉。お茶を愛する商人の、一途な想いは、だれに届くのか。お茶が映し出す江戸と、幕末の変遷を描いた長篇小説。
現在、アメリカでは紅茶が、日本では煎茶が日常的なお茶として好まれている。しかし意外にも19世紀にはアメリカでは「緑茶」が、日本では「茶色い番茶」が国民的飲み物だったことはあまり知られていない。その逆転の背景には、戦争と差別、交易が深く関係していたー。両国の茶文化のはじまりから、長崎のグラバーやオルトといった茶貿易商の興隆と明治維新、京都・静岡・九州など茶の名産地の発展まで。明治時代に日本で活躍した茶貿易商の末裔である著者が、交易史からひもとく意外な緑茶の歴史物語。
あの頃、新発売のたびにワクワクしていた。テレビからゆで卵器まで昭和レトロな家電約300点が登場。
一二世紀末に臨済宗開祖・栄西が中国から持ち帰って以降、日本人に欠かせない飲み物となった日本茶。その味と製法はどのように変わり、私たちに受け継がれたのか?茶畑の日光状態とうまみの関係、番茶・煎茶が誕生した理由、幕末の海外輸出秘話から、多彩な茶葉の特徴と製法、淹れ方や茶器選びまで。長く深く愛された、日本の「心」を味わい尽くす!
何故、キムタクは鼻をすすりあげるのか。何故、山田五十鈴は紅白歌合戦でぬいぐるみを抱いているのか。登る反町。噛まれるムツゴロウ。揺るがない枝里子ー我が物顔で闊歩するテレビ界の「変」に、たまらず決めた一本背負い。四十歳を目前に急逝した著者の、真骨頂であるテレビ批評を収録した、コラム集第4弾。
紅茶を深く愛する科学者、宇佐見護博士の前に、突然、人語を話す白猫が現れた。博士の時空を超える旅の始まりだった!二億年前の地球ではノアの方舟に乗り、銀河鉄道で星空を巡る…そこで出合う謎の数々を、博士が解き明かしてゆく。美しき幻想と、卓越した論理の奇跡的な結婚!作家、評論家から絶賛を浴びた、詩情溢れる連作ミステリ。
鳥取の小さな珈琲屋さんが、ネットショップだけで年商20億を実現し、1番になった舞台裏。ネットで1番売れる珈琲屋さんが明かす、ネットショップ成功の秘密。
PRという言葉がよく知られているわりには、その仕事の実態は理解されていない。本書で紹介する21の話から、企業・社会に深くかかわっているPRの本質がみえてくる。
銀座の路地裏の洋館で、ひっそりと営業する紫陽花茶房では、英国伯爵の血を引く青い瞳の店主・紫音と、給仕のハイカラ女学生の月子が、帝都一おいしい紅茶でおもてなし。今宵、紫音の淹れる“魔法茶”で、夢の世界を訪れるのは…?不思議な三人の老女に誘われた、紫音と月子の出会い。月子の忘れられた初恋。そして…?大正喫茶ロマンス、ついに完結!
クールな美形僧侶・空円と水商売系僧侶・覚悟の営む孤月寺に転がり込んだ三久。見習いをしながら「寺カフェ」を流行らせたいと目論むが、空円はまるで興味がない様子。そんな時、墓地に挙動不審な男性が現れる。豆腐屋の主人だという男性は亡くなった妻の墓参りに来たというが、妻の墓は孤月寺にはないらしく…。かみ合わない坊主トリオが贈るのんびり下町人情譚!
失敗の連続から1000億円ブランドの誕生へ!若き開発者たちを決定的に変えた、考え方と行動とは何か。
日々の生活のなかで口にするあふれるような食品の向こうに、どんな人たちの暮らしが息づいているのか、どんな問題が起きているのか。本書では、バナナやエビの抱える問題を説明するのはなく、バナナやエビとの出会いを語ることに力点を置き、一房の緑色のバナナから始まって、少しずつ新しい事実の発見があり、人との出会いがあり、紆余曲折を経ながらいろんな事が見えてくる過程を漫画で描いた。
140年前、スリランカはコーヒーの一大産地だった!?10年がかりで実現したフェアトレード。幻のコーヒーといわれたスリランカコーヒーが現代に甦った。
“好き”を仕事にした人たちから聞きたいのはサクセスストーリーだけじゃないハズ。失敗したこと、悩んだり苦しんだこと、頑固に貫いたこと、家族や友人の反応…。ボクらが知りたかった等身大の“夢と希望のコンパクト・バイブル”が、装いも新たに文庫第二弾として登場!ちょっぴり感動の8オーナーズ・ヒストリー。