「参勤交代は江戸をうるおすケインズ政策」「吉宗の改革は貨幣経済vs米本位経済の争い」-江戸時代の経済システムはれっきとした資本主義だったのだ!意外性に満ちたトピックを交えて江戸時代のダイナミズムを生き生きと描く、徳川300年の経済興亡史。
選ぶ・いれる・楽しむ。日本茶のことなら何でもおまかせ。ちっちゃなわがままBOOK。
生涯を映画に捧げた小津安二郎は、その一方で銀座、浅草界隈をくまなく食べ歩く食通でもあった。資生堂パーラー、フランスパンの関口、とんかつの蓬莱屋、蕎麦のよし田などなど、小津の東京を今に伝える名店の数々。小津自身が残した詳細なメモを手がかりに「むかしの味」を訪ねる東京グルメガイド。
東欧社会主義の専門研究者が、この15年間で生じた社会主義社会の崩壊、そして多民族戦争へと突入するその本質を描く。
清く、正しく、いたずら大好きのパッティが大学生になった!ちょっぴり成長したパッティが今回も大騒動をまき起こす。少女から大人になる時期のかけがえのない束の間のひととき。
日本人にわかりにくい英語圏の常識が満載。英会話がひと通りできる方にはステップアップのために役立ち、英語は嫌いだけど英語圏の映画や本を日本語で見たり読んだりするのは好き、という方にも、作品をより深く鑑賞するための参考書として役立ちます。
玉子焼き、魚卵、珍味、練りもの、海苔、出汁もの、お茶…海産食品をメインに魚河岸・築地ならではの専門店を徹底ガイド。足を運んででも手に入れたい食材。素材を知り尽くしたメニューが並ぶ、築地名店の数々。
社会を構成する利害・権力関係が多元化・複雑化し、ネットを介して大量の「情報」が否応なく不特定多数の人たちに共有化されている現代社会においては、近代的な「法」の支配の基盤になってきた「公/私」の境界性が流動化する。ジェンダー、セクシュアリティ、エスニシティ、宗教、そして究極のプライバシーとされる「心の問題」に至るまで、公権力の「私的領域」への政治的干渉の余地が拡大しつつあり、それに伴って、「私的なもの」を保護するための「公共性」という古くて新しいテーマがアクチュアルになっている。現代思想の諸分野の知見を動因して、「公/私」の境界線(ノモス)の意味を再考する。
「あんたは生れたときから毎日、銀ブラをしていたんですからね」と言われて育った著者が語る、戦前の銀座周辺の暮らし、幼かった日々。そして、時代小説の名手ならではの、江戸の暮らしのあれこれ、人情味溢れる筆致で綴られる日々のよしなしごと…。細やかな心のひだが描き出す贅沢な名エッセイ集。
フィールドワーク資料に基づき、村落内における人々の間の結合関係(血縁、地縁、信仰や生活互助など)と、国家権力との関係を取り上げ、中国社会における深層の政治社会構造に迫る。
基本的人権の尊重を掲げる憲法のもとで学んでいる現代日本の学生たちにとって、人権が尊重すべき権利だということは常識になっている。ところがそのために、むしろ人権についてまじめに考える機会は少なくなっているかに見える。それは人権が侵害される状況が、どこか遠い世界や遠い昔の出来事でしかないとの認識につながっている。そのような若い人たちが人権という思想を知り、現代社会における人権侵害の現状や、それを克服するための社会制度について学び、人権を身近な問題として考えるようになってほしいと願い、そのための分かりやすいテキストを目指したのが本書である。
デビューから71年まで在籍したミノルフォン時代の全18枚のシングルに、テープのみでリリースされた音源も収録したコンプリート・コレクション。若く瑞々しいグルーヴィなガール・ポップを堪能できる。詳細な解説付きのブックレットもうれしい。
ひとは、老いて死を迎える瞬間まで発達し続けることができるのかー。「発達」の概念をとらえなおし、よりよく生きるとは何かを問う。