1989年9月東京開催の国際民主同盟第4回総会には各国保守政党首脳が参集する。世界初の保守勢力結集であるIDU(26ヵ国29政党加盟)の組織・思想の全貌を解明する。
韓国の民主化と南北の統一。朝鮮半島では戦後の分断状況を克服し民族の和解と統一を実現するために南北双方が真剣な努力を続けている。
あたたくて、じょうぶで肌ざわりがよく、美しい、庶民の生活に衣料革命をもたらした綿と木綿。その歴史を貴重な図版150点余を紹介しながら辿り広く文化史、社会史、経済史の側面から考証し集大成した斯界第一人者によるライフワーク。
竹内銑一郎をして「これは食べねばならぬ『劇』ではないか」と驚倒・絶賛せしめ、たちまち岸田戯曲賞をひっさらってしまった岩松了、鮮烈のデビュー作!
政治権力は何故に、念の入った擬装や粉飾の助けを借りないと一本立ちできないのであろうか。その問題を全面的に、とくに実証的に究明することは、もとよりこの小著のよく為し得るところてはない。そこでここでは、真の姿を隠している、隠さねばならなくなる政治の、少くともその側面に部分的な光をあてるために、政治現象の中核にある「政治権力」の実体に、いささか理論的なメスを入れてみようと試みた。
明治に生まれ大正期で成人し、昭和初年から農業生産に従事した人たち自身の口述で綴る農村史。
史上空前といえる金あまり状況のなか続々と海外へ進出していった日本証券会社彼らの行動とそのもつ意味は何か?激動する世界経済の実態を明かす。
自然に関する近代的諸概念の配置図を現代にふさわしい形に改変していく作業が急務とされている。“自然概念”は人間存在の根底に係りながら歴史的に変遷を遂げてきたが、新しい創造の手がかりとはどのようにして可能か。本書は自然を存在の根源的位相として把え直してゆこうとするメルロ・ポンティ他二論文を収め、創造的自然-生きた歴史的生命の論理と新しい存在論を構築する価値ある示唆に満ちている。
本書は、バーク政治思想の形成過程をでき得る限り原資料に即して考察したものである。対象としたのは、政界登場以前の初期バークである。
スモール・イズ・ビューティフルの思想はどのように創造されたのか?実娘が綴る「物質至上主義と科学技術の巨大信仰を痛撃する父の精神の遍歴と赤裸々な人物像」の初めての伝記。