本書は、不健康なさまざまな生活習慣が消化器疾患の発症にどのように寄与しているか、学際的な視点からその病因解明と予防と治療について理解を深め、そして研究の新しい動向を探り、展望することを目指して企画したものである。
近代法の基礎になっていた、自己の利益を最大限に追求しながら、全体の福祉を志向する「一般意志」を共有する「人間=市民」というルソー主義的前提が崩壊しつつある。「法」によって制御されてきた「公/私」の境界線の揺らぎの中で、カント的な「法=権利」主体の“自律性”はどう変貌していくのか。アーレント、リオタール、コーネルによる『判断力批判』読解を手がかりに、ポスト・カント主義的な「自由」の可能性を探求する。
著者はネットワークビジネス研究家としても知られるジャーナリスト。ネットワークビジネスのエキスパートである著者が、長年にわたるビジネス現場のウォッチングで培った「成功ノウハウ」を集大成した渾身の書。ネットワークビジネスを健全に進め、強固なネットワークを構築するための方法論をわかりやすく解説。
平和は軍事力では創れない-イスラエルのシャロン政権はいま、「テロの基盤を根絶やしにするため」と称してパレスチナ自治政府の諸施設を一方的に破壊し、老若男女を見境なく殺戮している。しかし抑圧が深まれば深まるほど抵抗は強まり、遂に若い女性までが「自殺(殉教)爆弾」となって抗議・抵抗するまでに至っている(本年6月の著者イスラエル/パレスチナ訪問記)。
本書はマルクス『資本論』の機軸概念である価値と生産価格を中心に関連する論点を扱う。
ここ三十年の間に、中国茶はすっかり私たちの生活に定着してしまった。数多くの銘茶が出廻っているが、中でも、あまたの伝説に彩られたスーパーブランド(超級名牌)の人気は高く、値段も驚くほど高い。しかし、ちょっと待て。それらの商標は本当に信頼できるのか?安全性は?古来「政治が動けば茶が動く」といわれ、華人社会の動向に左右される中国茶には風雅と生臭さが同居している。その裏側の真実に迫るレポート。
三角形や四角形などの図形でおなじみの幾何学は、実は超ひも理論などの最先端科学とも縁の深い、注目の数学分野。その奇妙さと面白さを、平面世界が舞台の物語仕立てで紹介。
宋代に発達した茶の生産。中国史上において茶はどのような意味をもつのか。何故に栄西らが持ち帰った茶が日本に根づき飲茶の風が育ったのだろうか。初めて「茶の湯」という日本の伝統文化の原点に本格的に迫った大著。
あなたもホームステイ、ホームビジットの受け入れが今日から出来る!一市民の旅行体験から生まれた「池田ホームステイ友の会」。二十数年の活動が、素敵な出会いと、交流の広がりを見せた。
伝統的農業慣行から「改革・開放経済」下の中国農村社会を解明する!戦前・戦中の『中国農村慣行調査』と現代の再調査から、農村社会の構造を「共同体」をキーワードとして分析する。
本書は、グラムシ研究の高揚の基礎にある最近の「校訂版」研究に関する論考を集約したものであり、それによって従来「旧版」を底本とする各種アンソロジー(「合同版選集」など)に依拠したグラムシ像が大半を占めた我が国のグラムシ研究への問題提起、および我が国でも関心の高いグラムシ像の一定の刷新を行う。
お茶と過ごすかけがえのない小さな幸せ時間をあなたにも。