本書は、わが国戦前期とりわけ両大戦期を中心とした日本地方行財政史の研究である。特に両大戦間期の時期を中心に、中央や特に地域の各自治体等所蔵の史料等を用いて新たな視角に立って分析を加え整理したものである。
総務は企業の要です。そこで働く女子社員の役割もまた重要です。本書は、女子社員の心得といった、基本的な心の姿勢を述べるとともに、総務の仕事にたずさわる上での知識、知恵、技能についても、事例をふんだんに取り入れて、実用に役立つよう工夫してあります。
ニューメディア時代の「町おこし」とは?-誇りある町づくりへの提言。情報メディアを活用した、都市から地方への機能分散と情報化地域社会のためのインフラ、ネットワークづくりを考える。
明治憲法に先だつ明治10年代、自由民権運動最盛期に陸続として起草され、専制政府に深刻な危機感を抱かしめた諸憲法構想のなかで、最も徹底的な「国民の国家」を構築しようとして、今なお不気味な光をはなつ「憲法草稿評林」。皇帝リコール、皇胤中男系の継承者が絶えた場合の人民投票による皇帝選出を説く、なぞの下欄評者と、廃帝の法則を説く小田為綱の白熱した対話を分析し意義をさぐる。なぞの下欄評者とは誰か?
今日のわれわれがその自由観の支柱として暗黙のうちに前提としている西欧近代的な「自由」の実体-その原理的性格と特色を思想史的な解明するとともに、その現代における変容の事実を明らかにすることによって、現代社会の当面している自由の問題点に光をあてることを主題としたものである。こうした観点から、現代の西欧的自由観、ならびに、その超克の論理として登場した今日の社会主義的自由観のもつ原理的性格と、その当面する問題点を思想史的に解明しようとするものである。
そこにも人は住まねばならない。琵琶湖のフィールド・ワークから生まれた自然環境主義でも近代技術主義でもない、画期的な第三の環境政策論を提示。
本書の基本的な目的は4つある。カナダの政治を解釈するさまざまな方法を紹介するのがひとつ。第2にカナダの政府に対する関心を喚起する。第3にカナダの政治に関する新しい見方や研究方法を提示することによって、カナダの政治に対する読者の理解を深める。第4にひとつだけの研究アプローチではカナダの政治について十分かつバランスのとれた理解は得られないことを示す。
本書は、フランス大革命以降のドイツ近代政治思想史のパノラマの中で、君主主義思想からその対極の民主主義思想へ、そしてその展開形態である自由主義思想、国民主義思想、社会主義思想への政治思想の発展を超越的世界像から内在的世界像への転換に伴う「人間の顔をしたすべてのものの平等を基礎とした自由」の理念の実現として捉え、ワイマール憲法の原理となった社会主義すなわち社会民主主義思想こそ現代の課題であり、そしてそれが「歴史の運動方向」となる「第一級の政治的思想」として「未来形成的」政治思想であることを思想史的に論証した、ヘラーのワイマール・デモクラシー擁護の信仰告白の書である。そういう意味で本書はまた、一貫した問題意識の下に書かれた1925年までのドイツ近代政治思想史の類のない古典的名著でもある。
1989年9月東京開催の国際民主同盟第4回総会には各国保守政党首脳が参集する。世界初の保守勢力結集であるIDU(26ヵ国29政党加盟)の組織・思想の全貌を解明する。
韓国の民主化と南北の統一。朝鮮半島では戦後の分断状況を克服し民族の和解と統一を実現するために南北双方が真剣な努力を続けている。