自然を呼吸するピアニスト村松健の、CDつきエッセイ集。
「ひどい!三年間もいっしょだったのに、べつべつにするなんて!」新学期そうそう、パッティも仲良しのプリシラとコニーも、もうかんかん。さっそく作戦を練った三人は、ゆかいなさわぎの末、また一緒の部屋、パラダイス横町にもどることができた-。全寮制の学園を舞台に、あったかいハートと正義感をもつ、行動的な少女パッティと、個性ゆたかな友人たちがくりひろげるドラマの数かず。「あしながおじさん」の作者ジーン・ウェブスターの、ユーモア学園物語。少学校高学年〜中学生向。
湾岸戦争への90億ドル支援も過労死も、その発想の根は同じ。自由化の策動は対米従属であり、そこには農業の役割は見えない。農業の復権を求めて闘う農民の立場から、今日の日本政治の流れを鋭く告発する。
パットとイザベルのふたごは、クレア学院に転校するなんて、いやでたまりません。ぜったいに、クレア学院を好きにならないと誓ったふたごのまえには、いろいろ事件が…。いじっぱりなふたごですが、そのすなおさと勇気を、同級生たちはしだいにみとめていきます。パットとイザベルのおちゃめなふたごの楽しい学園生活。
古代・中世の自然観が近代の科学・哲学革命によってどのように解体され機械論化されたか、さらにそれが近代の産業組織と絡みあいつつ今日の自然破壊・環境汚染をもたらしたかを明らかにすることによって、新しい環境倫理学・環境経済学・環境政治学の基本方向を示す。
魚が死ぬ…。ひとは何を得んがために何を失わなければならなかったのか。水に対する意識構造の変化を湖岸の生活史に探る、「方法としての環境史」。
老いを「自分のもの」として考える時、そこには限定されたイメージなどありえない。「思いがけない、未知なるものの正体」としての老いに向き合うための随想的な文献紹介。
先進諸国3,000万人の外国人労働者の存在は、国境の論理の奥深くで惰眠をむさぼる私たちをたたき起す。国境と民族国家のあらゆる重圧に踏みつけられながらも、時代の予言者となって新しい秩序への萌芽を示し続けている。
なぜ原子力発電を選ぶのか。日本は40基もの新規建設、アメリカは「安全」な新型炉の出現を予告している。100年間にも及ぶ電力産業の支配をめぐる抗争を検証し、原発の拡大戦略の本質を問う。
栄西禅師が九州に播いた茶の種は、8百年の間に東北北部にまで到り各地の風土に合った名茶を生んだ。煎茶、抹茶、玉露、釜いり茶の数々と、山茶の現状、喫茶習俗、茶の文化を紹介。
かつて中国を一歩も出たことのない名茶、武夷岩茶とめぐりあい、サロン「岩茶房」をひらく。底力のあるお茶の魅力と、お茶をとおした人々との出会いを織りこんだ、味と香りのあるエッセイ。