1830年代から40年代中葉にかけて、ヨーロッパ諸地域で生起した宗教・歴史・政治哲学領域でのヘーゲル哲学批判の革新的思想行動の諸相。
家族をめぐる社会科学的知のあり方、家族認識の方法としてのストラテジー、福祉国家論、新たな社会的編成原理としてのコマイユの「相互性の不定形モデル」、地方分権論、家族法観念の変容、日本社会の家族問題などをあつかう。
日本人である私たちが画面でものを読むためには、日本語を読みやすく表示できるしくみがなければならない。「縦書きで読む」ことを実現したエキスパンドブックは、日本人が日本語を読むためのしくみそのものでした。そこから生まれたT-Timeは、エキスパンドブックがひらいた「パソコンの画面上で日本語を快適に読む」手段を、ホームページやメールにまで拡げてくれました。そのうえ、文字の大きさ、字間や行間、縦組み横組み、フォントの種類、というような、「読みやすさ」に直結する要素を、その場で自由に変えて読める手段までも提供してくれました。これは、「読むこと」の、新しいかたちだ。そのことを確信し、感動した著者らは、一人でも多くの人に、このソフトのことを知ってもらいたいと考えたのです。
女性の生産労働と社会的役割の大きさを再評価し、新たな歴史認識の見直しを提唱する。
「民俗」とは何か?社会現象と日常生活の慣習の中から「日本人と文化伝統」の関わりに迫る。
「王」は供犠か、なぜ殺されるのかー。イギリス王室の歴史と女性君主の関わりを浮き彫りにする。
正岡子規にとって松尾芭蕉とはー。発句を文芸として蘇生させた芭蕉から何を学び、自らの俳句観を形成していったのか。
1973年以降の資本主義経済の危機と再編の過程が意外性にとんだ大きく不安定な変転の諸局面を示し続け、これをどのように理解すべきか。本書は、「経済理論と現代資本主義」をテーマとする協働研究である。
愉快な遊び相手で、心まで癒してくれる新時代のパートナーたち。その知られざるボディの秘密から性能、未来像まで、ロボットの魅力のすべてがぎゅう詰めの一冊。
本書は、現代日本農業の担い手であるさまざまなキャリアをもつ農民、学卒即農民、Uターン農民、新規参入農民、大規模経営農民、女性農民、高齢農民合わせて三十七人へのライフ・ヒストリー(生活史)手法による聞き書きと、一人の農民作家の農民文学三編に表わされた自分史、ならびに二人の農民の農業日記(作業日記帳)に表わされた記録のライフ・ヒストリー手法による分析を通して、現代農民の就農行動を明らかにしたものである。
本書では、まず、1971年の年初からニクソン大統領の金・ドル交換性停止までの時期を対象に、日本と米国の国際通貨政策の立案、形成過程をそれぞれあとづけ、政策展開過程の主契機とダイナミックスを明らかにする。次に、新経済政策からスミソニアン合意にいたる多国間、あるいは二国間交渉での日、米両国の対応を追い、政策展開過程の特徴を明らかにする。さらに両国の政策決定過程の特質にも検討を加える。
「響」「山崎」「デリカメゾン」「マグナムドライ」「南アルプスの天然水」「ボス」「カクテルバー」などのヒット商品を次々とつくりだすサントリー。マーケティングや宣伝が目をひきがちだが、その高い商品力を支えているのは、高度な技術力と卓越した匠たちの技である。意外と知られていない、ウイスキー、ワイン、ビール、清涼飲料の研究開発、生産現場から、高品質の商品を生みだすサントリーの秘密を解き明かす。
家庭で簡単にできる手品を超える科学実験!身近な「疑問」の数々を解きながら、「科学する心」を育てる。親子の対話が深まり、大人にも子どもにも、ためになる実験が盛りだくさん。
戦前期の日本茶業を経済史的な視点から体系的にまとめた研究はあまりみられない。そこで著者は可能なかぎり当時の業界誌や外交史料を収集・分析し、史実を正確に整理。計量経済学的な方法も用い、個別の具体的な経営事例も取り上げている。
本書は、主として明治10年代に展開する農談会や農事会、勧業会や勧観委員制度などに象徴される、系統的農会の前史をなす諸会や諸制度を、大久保利通の「民業」(人民が担う幅広い産業)奨励方針との関わりで解明したものである。対象とする期間は、明治6(1873)年11月に大久保が内務省を創設してから、初期農会が盛んに設立される直前までの明治10年代である。
ラグナー・フリッシュの経済政策理論の研究書。ティンバーゲンとのvs関係に焦点を合わせながら、フリッシュの政策理論を体系的に考察する。
高齢在宅療養者・障害者にコミュニティケアを。新しいアプローチで在宅高齢者の生活の質を高めるコミュニティケアの提案と実践。