本書では、いま一度都市交通の意義を再確認し、地域経済の活性化に、都市交通が今後果たすべき役割をさまざまな視点から分析した。
フィリピン革命史のなかの英雄像をめぐる論争を検証しつつ、「ポストコロニアル・スタディーズ」への扉を開く。
民俗学への開眼と展開、さらにその方法論の特色を抽出し、日本民俗学の父像を浮彫りにする。
三月ウサギに誘われ、宇佐見博士は目くるめく謎また謎の時空へ。超新星・柄刀一の講談社ノベルス初登場を祝し、現代本格ミステリ界を代表する論客、佳多山大地、二階堂黎人、福井健太、巽昌章各氏の入魂解説つき作品4篇+ボーナストラック1篇収録の充実。論理と幻想の幸福な結婚の歴史に新たな一ページが!噂の新鋭が放つロマン本格の精華。
わが国では『イタリア・イデオロギー』や『右と左 政治的区別の理由と意味』の邦訳で知られるイタリアを代表する政治哲学者ノルベルト・ボッビオのグラムシにかんする研究論文集の全訳。
茶人と薄茶器の見どころと鑑賞のポイント、時代ごとの変遷や名品の魅力が、基礎からしっかり学べます。写真一二二点、イラスト一一二点を掲載。口切りの茶事を始め、初釜から歳暮の茶会まで、趣向による茶器の取り合わせ方も提案。抹茶の伝来や歴史など、茶席の話題になる面白コラムも充実。お茶人必携の一冊です。
史上最強のTV批評第4弾。
夢を実現させる「成功の秘訣」完全マニュアル!自分を生かせて、自由で楽しく、やればやるほど結果の出る仕事、それがネットワークビジネスだ。その究極の実践ノウハウをここに一挙公開。
生き物と水、そして海との絆を再考し地球の生態系に変動をもたらした高度文明への警鐘。
進化する宇宙の中の生命存在の意味を問い、人類の存在理由を解き明かす。
入会については現在にいたるも、多くの民法学者や法律実務家が素朴な知識や理解を持っているにとどまっている。本書は判決はもとより裁判過程ならびに実態調査・研究の積み重ねによって達した成果の全容である。民法・法社会学はもとより、歴史学・経済史学・林政史学・法制史学を総合して研究を行ない、入会の複雑な権利関係とその歴史的・社会的な規定性と法の存在を明らかにして独自の入会の法社会学の領域を築いた。
本書では基礎理論についてこれまでの成果をさらに遡り、著者自身の社会教育学研究の出発点であり、教育学のアルファでありオメガであると考えた「人格論」の検討からはじめて、「自己疎外論」、「主体形成論」に及んでいる。著者に対して投げかけられた批判や疑問に答えつつ、対話を求めて反批判をするというかたちをとった。
本書では、種々の加工茶について、その魅力を特に嗜好特性因子の「香り」というものに焦点をしぼって探っています。茶を一つの原点にして30年余り続けてきた香気分析に関する研究の過程と成果を、研究ノートとしてまとめました。
本書前半のふたつの章は、一般的利潤を前提とする生産費説としてリカードの価値論を理解しようとするものである。後半ではリカードの貨幣理論について論じた。議論の節々にはマルクスへの断片的な反発がこめられている。
民主主義はその存続を市場に負っているわけではなく、むしろ巨大な社会的諸勢力間の力の均衡の歴史的に特殊な形態に負っている、ということである。本書ではこのような仕方で、現在民主主義の内部から、そして民主主義の手段によって、支配の境界線ーこの境界線は更なる解放と民主化の可能性を阻害するものであるーがどのように引かれているのか、その輪郭を描き出してみた。