本書は、風炉の季節で最も標準となる正午の茶事と、夏の早朝の風趣を楽しむ茶事として知られる朝茶の二つの茶事をとりあげ、ふだんのおけいこにも応用できるように構成しました。風炉の正午の茶事では、茶事の流れに沿って亭主と客の基本的な所作を追い、亭主と客、半東(水屋)の動きや進行が同時に見られるようにしました。また、流れと進行をよりわかりやすくするために、巻末に「進行表」を付しています。
表千家の炉(12月〜4月)の基本的なお点前をカラー写真で紹介しコンパクトに解説しました。お点前の要点やまちがいやすいところは注を付記してあります。おけいこやお茶会の手引きにぜひ、本書を活用してください。
金襴、緞子をはじめ印金、更紗などの名物裂102点を収録。裂の色、紋様についてもやさしく解説しました。仕覆や帛紗から小物に至るまで茶席で使われる裂のすべてが分かります。
お茶人ならぜひ知っておきたい、「一行」の語句の読みと意味をわかりやすく解説。茶席によく掛かる一行物の中から、代表的な伝来名蹟をカラーで紹介しています。茶事・茶会を楽しむために必携の一冊。
表千家・堀内宗心(旧・宗完)宗匠の茶花の代表作百余点をオールカラーで収録。茶花の歴史や床の花を入れる心得、花入や掛物、薄板の種類などもわかりやすく解説。茶花の美しさ、楽しさを凝集した一冊。
初めて茶会に招かれた時、茶事を催す時に、ぜひ知っておきたい茶碗の知識や基本の心得を、オールカラーで詳細に解説。茶碗の見どころ、茶席の趣向と茶碗などQ&A形式でわかりやすく指導。茶碗を楽しみ、茶碗に強くなれる一冊。
表千家・堀内宗心宗匠が茶懐石の作法と心得を実際の茶席での進行に添ってやさしく解説。茶席でのいただき方はもちろん、懐石の器や献立組み、盛りつけのコツや水屋仕事まで、丁寧に指導。茶懐石に親しみ、楽しむための全てを凝縮した一冊。
お茶人なら誰でも必ず知っておきたい、千利休の茶の湯をやさしく解説。利休愛蔵の品々や自作の茶杓、竹花入、また利休デザインの数々の茶道具、茶室や利休時代の懐石料理など、利休にまつわる事柄をオールカラー図版で収録。利休を歩く旅ガイドや利休百首、茶の湯年表、茶人系譜も付いた、コンパクトで実用的な事典。
茶人と薄茶器の見どころと鑑賞のポイント、時代ごとの変遷や名品の魅力が、基礎からしっかり学べます。写真一二二点、イラスト一一二点を掲載。口切りの茶事を始め、初釜から歳暮の茶会まで、趣向による茶器の取り合わせ方も提案。抹茶の伝来や歴史など、茶席の話題になる面白コラムも充実。お茶人必携の一冊です。