歴史・文化・経済・技術ほか、コーヒーに関するあらゆる分野を網羅した空前絶後の大著『ALL ABOUT COFFEE』を、本初邦の文庫化!木の発見、医薬飲料から嗜好品への変化、品種や産地事情、世界への伝播、コーヒー・ハウスの賑わい、器具の進化、抽出・焙煎技術の変遷に至るまで、複雑多岐なその内容を、現代の視点と需要に即して、わかりやすく再構成。コーヒー史を概観する。愛飲家垂涎のハンディ版バイブル、ここに誕生!
茶はどのように歴史の中に生き続けてきたかー古代中国における喫茶の始まりから世界各国への伝播、そして近年の世界的茶業状況まで、人と茶のかかわりを厖大な文献資料を渉猟して年表形式で綴る。人と茶のかかわり5000年のデータベース。
「午後の紅茶」のプロデュースなどで知られる著者が記す紅茶の美味しさ、楽しみ方、その魅力のすべてがこの1冊に!
なぜムレスナティージャパンはコーヒーブームに押されずに30年間、ファンを増やし続けているのか?
江戸中期の京都を代表する儒者・皆川淇園が創設した学問所の址地に建つ有斐斎弘道館の茶会の数々!場と人とモノが織りなす、さまざまな一期一会の茶を紹介。
中国語訳をはじめ各国語に訳出され、お茶に関するバイブルともいうべき世界的な名著ALL ABOUT TEA(1935年刊行)は、なぜか日本語訳だけがなかった。そこでこの全訳に先駆けて、日本に関する3章分を訳出し、詳細な注と関連する論文や情報を付して提供した待望の書である。「日本の茶道」では、茶の湯文化の歴史的・精神的背景を説明しつつ実際のお点前や茶道具を解説し、世界の茶文化のなかでも際だった独自性があることを紹介する。「栽培と生産」では、気候、土壌から肥料、病虫害まで栽培の過程を詳しく説明し、生産については手作業と機械作業の違いや玉露や紅茶の製造、さらに日本茶の種類についても説明される。「茶貿易史」では、貿易の始まりから各地の茶貿易港の実態、貿易振興策から輸出量の変遷、さらに貿易に携わった内外の人物や商会について解説し、明治以降、生糸とならんで日本の戦略的な輸出品であった茶貿易の実態を明らかにする。
本書に登場する業界の中心人物たちには、共通の理想がある。それは、“高品質なコーヒーで消費者を満足させ、高い価格設定を実現する。そしてそこから得られる利益を分配することで、貧しさにあえぐ農家の暮らしを向上させる。また同時に、関係者全員の満足も追求する”というものである。このような高い理想の実現はしかし、容易ではない。意思疎通もままならない農民の説得、腐敗した現地の協同組合や政府による横領・妨害、一年の半分を旅に費やす中での個人生活の破綻…数々の困難を乗り越えて、彼らは“成功”できるのか。読めばコーヒーが、より味わい深くなる1冊。
中国最大のプーアル茶企業「大益」が編集した、プーアル茶鑑定の専門書。飲料の鑑定というと、ワインのソムリエや日本茶のインストラクターなどを想起させられるが、本書はまさにそうした鑑定法のプーアル茶版と捉えることができる。また、プーアル茶の歴史、地理、文学、社会的意義から、化学成分、健康作用、加工技術などの自然科学の分野までを総合的に概括しており、プーアル茶の入門書としての意義をも持つ。前近代より愛飲され続け、中国の代表的飲料として知られるプーアル茶の深みが、品質鑑定という堅実な作業のなかから、みて取ることができる。
原寸カラーが誘う清香の世界。最も役に立つ案内書。
“本物の美味しさ”を知る人の間で話題沸騰!MLESNAの紅茶の世界へようこそ。