本書は、茶の食品機能の研究面のめざましい近年の進捗を背景に、茶の科学全般にわたる研究情況の紹介を意図して編まれたものである。茶の機能の解説にかなりの紙面をあてたが、茶の栽培・育種学、植物栄養・生化学、加工科学、食品化学など、茶科学の主要分野をできるだけ網羅し、体系的に最新の知見を提供するように配慮した。
本書を読まずして、紅茶=Teaを語るなかれ。紅茶一筋30余年、根っからの紅茶屋さんが書いた紅茶のA to Z。ティ・タイムを豊かに彩る数々の楽しい話やエピソードも満載。
最高級の紅茶、「金の芽」を探してー。紅茶の産地・アッサムとダージリンを巡る旅。様々な出来事の末に出会った「幻の紅茶」の味は…?もっと紅茶が好きになる、紅茶ファン必読のエッセイ。
本書は平易ながら、それぞれの項目については、多くの研究データに基づいてかなり詳しく記述し、茶の機能性など最新の知見も豊富に盛り込んであるので、読み終える頃にはチャの木や茶についての新たな発見ができるであろう。
インド紅茶産業を支えた人びと。世界に名を馳せる名茶の故地インド・アッサム地方の建国と盛衰、宗主国イギリス資本の介入で開花した紅茶産業の発展経緯と製茶文化をたどる。
緑茶およびその関連事項の事典。五十音順の本項目とその他巻末に別項目をおいて構成。別項目では日本茶の産地と銘柄、茶の分類、日本茶の品種、緑茶の特徴と選び方、保存法などを解説。巻末に日本茶インストラクターについてのコラムがある。
日常の存在である「茶」だが、中国の茶文化は世界をめぐり歴史で果たした役割は大きい。膨大な文献と現地取材を重ね人類に「ゆとり」をもたらした姿を発見する読売文学賞受賞作。名作「儒教三千年」と自作漢詩集「風騒集」「麒麟の志」を収録。
日本の食文化にしっかり定着してしまった中国茶の歴史と文化、産地や種類とその薬理作用、そして、意外に知られていない正しい飲み方や茶道具類にいたるまでを、愉快なよもやま話をまじえながら、易しく、かつ本格的に解説する。
日常の暮らしに寛ぎを与えるお茶。特に緑茶は、日本人には欠かせない一服である。ところが昨今、ペットボトル茶が主流となり、本来の旨みや香味を失ってしまった。急須で淹れたお茶を所望しても、どろっとした「やぶきたの深蒸し」ばかり。かつて味わった、あの香味はどこへ消えたのか?本書は、茶業界に警鐘を鳴らしつつ、本物の日本茶を求めて産地を歩き、品種、製茶法、おいしい淹れ方を丹念に取材。「伊久美の荒茶」「和束の宇治茶」「藤かおり」「嬉野玉緑茶」など、日本茶の別天地を紹介。「銘茶の入手先リスト」も必見。
本書では、現在日本で購入することのできる紅茶をできる限り(131ブランド)掲載しています。ブランドの代表商品はもちろんのこと、原産地、等級、風味、香り、水色、飲み方などの紹介をしていますので、紅茶通はもちろんのこと、これから紅茶を楽しもうという方にも役立つ内容になっています。また、紅茶の等級、代表銘柄、産地などの基本知識や、買い方、おいしくいれるコツなど幅広く紹介しています。
紅茶が日本に輸入されるようになって、100年余り。紅茶は私たちの暮らしに、欠かせない飲み物となっている。最近は、ダージリンと一口にいっても、茶園まで記されていて、どこがおいしいのか迷ってしまう。本書では、ダージリンを中心に、茶葉を茶園別に分けて紹介した。詳しい各茶葉の特徴を掲載し、もっともふさわしい淹れ方をナビゲートしている。