スペシャルティコーヒーは個性派揃いだ。しかし私はこれ見よがしの個性や厚化粧した個性を元来好まない。焙煎は足し算ではなく、引き算だ。わかりやすい味に仕立てること、それが大事なのだ。
日本緑茶の80%は煎茶栽培が行なわれているので、まず、それについての収量や品質の決まり方や、診断の方法などを述べたのちに、おおい下茶栽培について述べるようにした。さらに、茶栽培で特に問題になっている点について、技術上の問題点として最後にまとめて解説した。なお、茶は摘まれたときから刻々と生化学的変化を始めて、それが品質に著しい影響を与える作物である。そのため、今日においても生産農家が荒茶までは加工工場をもって加工を行なっているのが現状である。したがって、生葉の工場への搬入から、工場においての生葉の格付け、保管方法、製茶機械の標準使用法などの概略を述べて、参考に供することにした。
唐の茶聖・陸羽を祖として発達した中国の茶文化。茶で心を鎮め、詩文を草した多くの文人墨客たち。かぎりなく贅沢品となって国を亡ぼした茶、欧米に広まり戦争の引き金となった茶…。世界史のなかで茶の果たした役割は大きい。数度の現地踏査と膨大な文献を駆使した画期的な労作。朝日新聞好評連載。
紅茶大好き人間である磯淵猛氏は、スリランカから自分でテイストした紅茶を輸入。紅茶専門店を開業して10年、そのノウハウのすべてを今ここに。
栄西禅師が九州に播いた茶の種は、8百年の間に東北北部にまで到り各地の風土に合った名茶を生んだ。煎茶、抹茶、玉露、釜いり茶の数々と、山茶の現状、喫茶習俗、茶の文化を紹介。
茶で心を鎮め、詩文を草した多くの文人墨客たち。唐の茶聖・陸羽を祖として発達した中国の茶文化。かぎりなく贅沢品となって国を亡ぼした茶、欧米に広まり戦争の引き金となった茶…。千利休を得て、独自の茶道文化にまで昇華された日本人と茶…。世界史のなかで茶の果した役割は大きい。
人と茶のかかわり、5000年のデータベース。
日本人の生活文化の重要な部分をしめる日本茶の伝来ルートは?照葉樹林につつまれた中国華南地方からのはるかな道をさぐる。
1969年以降、ささやかながらも壮絶なサヴァイヴァル戦を展開してきた缶コーヒー産業。その栄枯盛衰を20年に及んで採集された空き缶を眺めつつ検証する。自動販売機で埋めつくされた現代日本の日常を軽やかに走り抜ける視線。世界はまだまだおもしろい。
本書では、需給動向を分析する上で不可欠な計量経済モデルの発展過程と問題点を整理し、さらに、緑茶を対象として研究を進める過程で新たに取り組んだ、生産者の価格動向に関する将来見通しをモデル上どのように扱うかという「期待形成」の問題についての最新の理論と手法も紹介している。
種類と製法、飲み方・食べ方、起源と伝播等、広深な中国茶の世界へ誘う。