紅茶に関する歴史・文化・科学など紅茶とその関連事項を解説した用語辞典。排列は用語の五十音順。巻末に銘柄紅茶リストや紅茶年表がある。
香り(アロマ)と琥珀(セピア)と苦味が創る“味の芸術”。「知って味わい」「味わって知る」本格派のためのコーヒー学。
製茶文化を開いた人びとを訪ねて。ミャンマー、アッサム地方、台湾、ベトナム、中国の山地民族の村を踏査し、茶樹の原産地と製茶民族の解明を企図する著者の長年にわたる研究の成果。
戦前期の日本茶業を経済史的な視点から体系的にまとめた研究はあまりみられない。そこで著者は可能なかぎり当時の業界誌や外交史料を収集・分析し、史実を正確に整理。計量経済学的な方法も用い、個別の具体的な経営事例も取り上げている。
この写真集は、まず彼方の国の「茶」の世界へと誘ってくれる。それは、遠い世界にあるもの。だが、堀江が捉えた映像に丹念に触れていくと、実はこれこそ、我々の日常生活と表裏一体の世界である…、と、ゆったりと諭していることに気づくのである。
日本人の暮しには、いつも緑茶があります。一仕事を終えて一服、これが気分をやわらげ、疲れを癒やす。それが生きる上で大切な“生活のリズム”をつくります。本書は何気なく飲んでいるお茶の素朴な疑問に答え、効用を平易に解説します。
最新の情報を盛り込んだ、紅茶についてのABCをまとめた実務書。
本書はフードシステムの「川下」にスポットを当て、消費動向を多角的に検討するものである。
花束か洋梨に似た甘い香りとルビーのような紅のアッサム。白ワインのような芳醇な香りとオレンジに輝くダージリン。最高級の紅茶の印「金の芽」と「銀の芽」を求め、インドで最も危険な地方に旅をした著者が出会ったのは、紅茶を愛し慈しんで育てているインドの人達の暖かい笑顔だった。日頃何気なく飲んでいる紅茶も、その歴史と作り手の顔が見えれば、もっと美味しい。
紅茶のはじまり、わが国での紅茶の歴史、紅茶のいれ方のいろいろ、紅茶の楽しみかたのいろいろ、アールグレイ・ティの物語、クリーム・ティのこと、コーヒーハウスからティ・ガーデンへ。茶に関する名言集、紅茶に関する統計資料、年表・紅茶の世界史、などなど。紅茶に関する用語約900項目と実用情報が満載。
英国の田舎町で飲んだミルクティ。そのおいしさに驚愕した著者は、紅茶の奥深い世界にのめりこみ、とうとうスリランカの茶園で体当たり修業を決行。本場の紅茶は、味・香り・飲み方、全てが日本とはまるで違っていた。
ここ三十年の間に、中国茶はすっかり私たちの生活に定着してしまった。数多くの銘茶が出廻っているが、中でも、あまたの伝説に彩られたスーパーブランド(超級名牌)の人気は高く、値段も驚くほど高い。しかし、ちょっと待て。それらの商標は本当に信頼できるのか?安全性は?古来「政治が動けば茶が動く」といわれ、華人社会の動向に左右される中国茶には風雅と生臭さが同居している。その裏側の真実に迫るレポート。
宋代に発達した茶の生産。中国史上において茶はどのような意味をもつのか。何故に栄西らが持ち帰った茶が日本に根づき飲茶の風が育ったのだろうか。初めて「茶の湯」という日本の伝統文化の原点に本格的に迫った大著。