日本での友情、欧米での成功、ソ連への帰還ー。謎多き奇才の素顔が明らかに!革命のロシアを飛び出し、日本を経てアメリカ、パリへ!久々に戻ったソ連で栄光を手にするが、国家的な批判が彼を襲うーなぜ帰郷を選んだのか?彼を支えたものとは?人気作曲家の知られざる実像を描く待望の評伝!
ごはん1杯に含まれる栄養は、炭水化物、たんぱく質、食物繊維、亜鉛、マグネシウム、カルシウム、鉄、ビタミンB2、ビタミンB1、脂質など10種類もあります。白米をがっつり食べて、1日3分のエクササイズで、力強く痩せていきます!
貨幣の増殖を自己目的とする終わりなき運動、資本主義。なぜ等価交換に見える商品流通のなかから、富裕化する階級と貧困化する階級との絶対的対立が生じるのか。この矛盾に満ちた資本主義社会の運動法則全体を、マルクスは19世紀イギリスの産業社会を素材に解明しようとした。全4巻を構想しながら、生前に刊行されたのはこの第1巻だけだった。しかしそれは独立性の高い著作として、以後の知的・政治的世界に巨大な影響を与え続けた。上巻には、「第1篇 商品と貨幣」から「第4篇 相対的剰余価値の生産」の「第12章 分業とマニュファクチュア」までを収録。全2巻。
労働者が資本への屈従を強いられるようになったのはいつからなのか。下巻には、第4篇の続きである「第13章 機械装置と大工業」から「第7篇 資本の蓄積過程」までを収める。商品と貨幣への理論的問いから始まった『資本論』は、ここで産業革命の出版点をなす機械装置の歴史的意味を問う。経済成長が貧困を増大させるー今日なおわれわれを苦しめるこの逆説の由来を、マルクスは剰余価値論と蓄積論により解明していく。資本主義が地球的包摂を進めるなか、根源的批判への手だてを得るには今も本書を紐解くほかはない。原文の躍動感を再現した翻訳で『資本論』の不朽性を開示する。
黄表紙作家の手にかかれば、多くの日本人が快哉を叫ぶ忠臣蔵でさえ、なんとも残念なお話に。浅野内匠頭が短気を起こさなければ、みんな死なずに済んだのにね、というのが佐竹藩留守居役でもあった朋誠堂喜三二のうがちだ。本巻には、世の中の常識をひっくり返して、人びとをうならせたり、笑わせたりした作品16本を収録。井上ひさしをして「SF的発想」といわしめた『莫切自根金生木』や、うさぎが切腹して真っ二つになり、上半身から「鵜(う)」が、下半身から「鷺(さぎ)」が生まれたとする、最高度にくだらない『親敵討腹鞁』など、江戸っ子が競って読んだ名作をお楽しみください。
第三帝国といえば、ゲシュタポの監視のもと恐怖と暴力で国民を支配したイメージがある。しかし、当時を回想する住民証言から現れるのは、ナチズムへの不満や批判ではなく、むしろ正反対の「ナチスの時代はよい時代だった」という記憶だ。ごく平凡な普通の人びとが、ナチズムとは一定の距離をおきながらも、非政治的領域のルートを通じ、政策を支持するようになる。農村ケルレと炭鉱町ホーホラルマルクという、二つの地域での詳細なインタヴュー資料を中心に、子どもや女性までもが、徐々にナチ体制に統合されていった道程をあばきだし、現代のわれわれにも警鐘を鳴らす一冊。
ある日から、音楽活動も執筆も全てやめた。妻・靜代の病気が判明したから。大学一年生のときに、赤いワンピースを着た靜代と出会い、結婚。著者には他に恋人たちができるが…。やがて、かけがえのない最高の女ともだちであることに気づくまで。『たましいの場所』の著者が妻に贈る鎮魂エッセイ。
「本とは、むしろ存在である」。『アーサー王騎士物語』『モンテ・クリスト伯』『谷崎潤一郎集』…。自身の虚弱さや母との死別といった、堪えがたい現実から幼き著者を解放してくれたのは、病床の枕元に積み上げられた本だった。昭和を代表する文芸評論家が、第二次世界大戦の戦中から戦後の重苦しい空気とともに、本だけが支えであった自身の幼少期から青年期を回想する。
どれも似ていて、見分け方がわからない。よく見かけるけれど、名前を知らない。樹種はわかっても、どんな特徴をもつのかわからないー。特徴、利用法、環境との関係など、樹木の生態がわかれば、地球の歴史と進化が驚くほどクリアに見えてくる!植物学の第一人者が、地球環境のなりたちを樹木でひもとき、カラー写真を用いてやさしく説く入門書。
昭和24年に江戸川乱歩を唸らせデビューした小説家・日影丈吉のもう一つの顔は、名だたる有名ホテルの料理人たちに仏語を教えた料理研究家であった。伝説の毒薬から悪食珍味に絶品フレンチ、メグレやホームズ、クイーンら名探偵が口にしたはずの各国の味の裏側まで、世界の「食」と「謎」をたっぷりと語る。グルメ文化史としての魅力も輝く名エッセイ、待望の復刊。
学校、家、映画館、喫茶店、地下街の噴水広場、島、空港…さまざまな場所で、人と人は人生のひとコマを共有し、別れ、別々の時間を生きる。屋上にある部屋ばかり探して住む男、戦争が起こり逃げて来た女と迎えた女、周囲の開発がつづいても残り続ける「未来軒」というラーメン屋…この星にあった、誰も知らない34の物語。1篇を増補し、待望の文庫化。
少女工員の労働の日々を描いたデビュー作「キャラメル工場から」、非合法の地下政治活動での女性の心の傷を描く「疵あと」、女ともだちとの数十年ぶりの再会と過去の事件を描く「時に佇つ その五」…労働、地下活動、戦争、東京や長崎の町、懐かしい友人たちについて自らの経験をもとに書き続け、昭和を駆け抜けた作家、佐多稲子。その最良の16篇を厳選した文庫オリジナルの短篇選集。
人工知能(AI)に関する初めての論文が発表されたのは1950年のことである。しかし近年のAI研究は、それまでの歩みを圧倒的に凌駕し、AIに加速度的な進化をもたらしている。ただ、急激な発展のあまり、情報は溢れかえってはいても、概念の根本が正確に理解されているとはとても言い難い。本書は、AI研究で突出しているディープラーニング、アルファ碁、トランスフォーマー(生成AIの心臓部)を選び、各々の核心にあるアイデアを説明した後、人工知能について広く考察する。文庫オリジナル。
スクールカウンセラーや巡回相談などを行う心理職が学校現場の教員や他職種とチームとして連携するために、お互いの役割、専門性、視点を理解し、多様化する児童生徒のサポートを効果的に行うための事例とアイデアが満載!
1日1問、質問の回答を考えて、ノート3行分程度のメモを書く。これを毎日やっていくと、あなたの潜在意識のバグが見えてきます。そのバグこそが、うまく行かない原因です。バグを修正すれば、やる気が続き、やり抜く力が身につき、すぐやる人に生まれ変わります。潜在意識行動学で2万人超の人生を変えた著者のプログラム。待望の書籍化!