兄貴へのラブレターを預かっちゃった!しかも、差出人は男子高生!!俺、森井和は悩んだ末に、その手紙を返しにいくことにした。でもナリユキで、そいつ、真田剛士と友達になってしまう。剛士は兄貴を好きなはずなのに、なぜか俺にすごく優しくて…。ところが、剛士と急接近するにつれ、幼なじみの黒木先輩がイライラするようになって!?学園LOVEパラダイス。
本書は、『科学の終焉』の続篇のような体裁になっているが、実は著者ホーガンの「前著では心に関連した科学に対する扱い方が不充分だったのではないか」という反省に発して書かれたものであり、したがって内容は、「心に関連した科学」だけを、『科学の終焉』におけるそれよりもはるかに詳細に考察したものである。
家庭内では出産・育児を引きうけ、また劣等であるがゆえ社会から遠ざけられ、さらに、男をたぶらかす悪者とされてきた、物言わぬ「女」たち。彼女らがどのようにとらえられ、表象されてきたか-その波瀾万丈な変遷を丹念にたどる新しい美術史。
身近かなことでも、つい忘れがちなゴミ。ゴミ置場に出してからのことは、なかなか想像がおよばない…。ときに市民社会の蔑視を浴びながらも、毎日、収集車に乗って働く作業員が真っ正面からゴミと向き合うことで感じた怒り、悲しみ、喜び…。日本のゴミ問題の実態を、現場作業員の視点から、生き生きと描き出す。
没後半世紀を過ぎて、いよいよ輝きを増す文学者・太宰治。「二十世紀旗手」をもって任じる過剰な自意識と、その裏側にある拭いがたい劣等感を自ら見据え、関係への不安と孤独の中で苦しみぬくなかから、数々の普遍的な作品を生みだした稀有な作家の鮮烈な生涯。津軽・金木の大地主の家に生まれてから、玉川上水で情死するまでの39年を、写真、草稿、作品の一節、解説などから浮き彫りにする。1998年公開の新資料も満載、太宰のすべてに迫る。
哲学の概念を用語から解説した辞典。ギリシア哲学以降の哲学の概念100を収録。各項目は50音順に配列し、日本語と用語の英語表記と概念の解説を収載。巻末に見出し項目および関連項目の50音順事項索引を付す。
作家・埴谷雄高、洋画家・猪熊弦一郎、作曲家・武満徹。20世紀日本を代表する3人の巨匠に、外国人写真作家が試みたロング・インタビュー。後世に残る作品を生みだし、影響を与えてきた芸術家は、異邦の聞き手に何を語り、どんな素顔を見せたのか?日本人の聞き手には語られない言葉と、書斎やアトリエでの貴重な写真が融合して、偉大な創造を果たした3人の個性が立体的に浮かび上がってゆく。
ある日、ぼくのうちに、宇宙人がやってきた。とってもへんなふたり組。それからというもの、ぼくのまわりには宇宙人がしょっちゅうあらわれるようになったんだ。みんなママのお菓子が目当てらしい。でも、ママは、宇宙人がいるなんて、これっぽっちも信じていない。じつは、宇宙人は、そこらじゅうにいるんだよ。だけどみんな、見分け方をしらないだけなんだ!ウィルとロビーと、へんてこな宇宙人たちの、とってもゆかいなものがたり。小学校低・中学年から。
チャップリン、キートン、アステア、ディーン、プレスリィ、モンロー…。本格ミステリーの旗手が、ハリウッド・スターたちの華麗なる、そしてどこか虚しい生涯を追う。映画以上にスリリングなその生き様を丹念に綴れば、アメリカの近代が必然的に産み落とした光と影の相克が、くっきりと浮かび上がってくる。LA在住の著者ならではの視点が冴える、傑作ノンフィクション。文庫オリジナル作品。
人類にとって宗教的現象とはいったい何か、人類史という壮大なスケールのなかでその展望を企てた本書は、20世紀を代表する宗教学者・エリアーデが最晩年に遺した畢生のライフワークである。この古今未曾有の偉大な業績は、仏教、キリスト教、ヒンドゥー教といった個々の宗教の理解を助けるばかりでなく、人類が創造した宗教そのものの姿を見事に描きだしている。文庫版第4巻は、ナーガールジュナまでの仏教、ヒンドゥー教の総合、ユダヤ教の試練、ヘレニズム時代におけるシンクレティズムと創造性、キリスト教の誕生、帝政時代の異教グノーシス派、神々のたそがれまでを収める。
本書では生活史の全部、または大部分を水中または水際域で行う半翅類および鞘翅類のうち、飼育対象になりうる中〜大型の水生昆虫を中心に選定し、その生態をできる限り明らかにし、生態に合った飼育方法と採集方法について、まとめている。
ニューヨークでたまたま象牙の密輸をかぎつけたハイラムは、是が非でも密猟をくい止めたいと、五年前にサファリをしたアフリカへと飛んだ。そして、前回もガイドに頼んだマイクとベニーと共に、異常な執拗さでゾウ達を次々と殺していた残忍な密猟者、ヴァン・デル・ヴェルを追いはじめる。ちょうどそのころ、アフリカでゾウの調査を続けるイギリス人科学者の一人娘アリソンは、現地の人からパパ・テンボと呼ばれ恐れられている一頭の巨大なゾウと心を通わせていた。そして運命の日、ハイラムたちが見ている中、ヴァン・デル・ヴェルに追いつめられたパパ・テンボを救いたい一心で、アリソンは自らの命もかえりみず…周到に張りめぐらされた伏線が一挙に絡み合うラスト。「ライオンと歩いた少年」の姉妹編として、前作にも増したダイナミックな場面展開と迫力で描かれた、手に汗握る小説。10代〜。
ドイツ平和村で子供たちと過ごした笑いと涙と感動と、骨髄バンクを初めとする8年間のボランティア活動で生まれた「ボランティアは楽しくなければ続かない!」そんな思いが1冊の本になりました。
第3巻は、プーさんのお話で、代表作の「プーさんとはちみつ」を、第4巻は、「プーさんとティガー」を赤ちゃん絵本のために構成しました。
恋人としてつき合い始めて一年半。最近勇太は機嫌が悪い。誰にでも優しい真弓を見ていると、凶暴な独占欲に駆られるのだ。苛立つ勇太は、ある日些細な口論からはずみで真弓を叩いてしまう!!暴力とは、もう縁を切ったはずなのに…。このまま一緒にいたら、俺は一番大切な人を傷つけてしまうー。自分自身に恐れを抱いて、勇太はふたたび真弓の前から姿を消すが…。