第八巻は、「美味礼賛」。落語を聞いて「アッ、うまそう!」と思わず口中に唾がたまった経験はありませんか。食べものがテーマ、もしくは食べるシーンが一つの魅力になっている話を集める。最終巻につき、著者ごあいさつあり。
風雅とは何だろうか。幽玄とは?美とは?花鳥風月の真髄とは?日本の文化はどのようにして成熟してきたのだろうか。平安時代の和歌に始まり、茶の湯、現代の政治やアートまでを例にとり、“由緒正しい日本の美”を『枕草子』や『源氏物語』の現代語訳でお馴染みの橋本治が伝授する。
総合衛生管理製造過程承認制度に対応。食品衛生管理実践の好手引書。生物学的・化学的・物理的危害の及ぼす影響や防止・分析法を網羅。
スターバックス、コカ・コーラ社、クラフト・フーズなど全米有力企業が続々採用!ビジネス・アイデアを生み出し、育て上げ、突破口「ブレイクスルー」を開くための画期的な人材開発プログラムを紹介。社員研修、管理職育成の最良の手引き。
相続開始・相続人と相続分・遺産分割協議・遺言・相続税など、損をしないための基礎知識&トラブル解決法を伝授。
江戸川乱歩に認められてデビューし、幻想的なミステリーから純文学まで幅広く活躍した名手の短篇を収録した作品集。
コレラ、毒婦、妖怪学、千里眼、西郷伝説…。明治から大正、昭和にかけての近代日本に生まれては消えていったおびただしい数のうわさ。人々の欲望、不安、怖れを乗せ、時代の裂け目より噴出し、世間を駆け抜けていったうわさは、庶民の精神を正確に映し出す真実の鏡であった。ウソをマコトに、マコトをウソに、いとも簡単に変換を可能にする装置“うわさ”を素材に、近代日本の透視図を描き出したサントリー学芸賞受賞の力作評論。
武侠小説史上、最低(!)のヒーローが巻き起こす痛快無比の歴史大河ロマン。けんかは弱いが博打は強い。揚州の花街で育った無頼少年が、怪宦官に拉致された紫禁城で出会ったのは…。
100億光年の彼方を探れ!不可能といわれた科学研究プロジェクト執念が生んだ奇跡の大逆転。日本初のCOE、東大初期宇宙研究センターが、幾多の規制や前例の壁を乗り越え、マウイ島に独自の光学赤外線望遠鏡を設置するまで。
男と女の間にあるのは「銭」だけや。けど、それだけでイワすことができるほど、女ちゅうのはお人好しやない。男の「欲望」につけこみ、海千山千の手練手管で骨抜きにしてくるんが女なんやー。ナニ金・青木雄二が暴く女の裏の裏。
“伝説の闇ガード”滝蓮三郎と麻紀絵の血を受け継ぐ兄妹・直也と涼子。彼らには、世界の命運がかかっているという。“闇ガード”蒼珠冬樹の任務は、襲い来る魔物たちから兄妹を護り、両親が待つという八ヶ岳まで無事送り届けることだった。
あらいぐまのディェゴがかぜをひきました。ねつもあるし、あたまもいたいの。こまったね。
古来、西欧においても、また日本でも、怪異・幻想文学は「文学」の正道として認められてこなかった。しかし、そこには生の限界状況のなか、さまざまに苦悩する人たちの魂の叫びがあり、それぞれの民族の本質的性格さえ表れているのである。本書に収録されている秋成、南北、黙阿弥、鏡花などの世界から、西欧近代の神秘家フランシス・グリーアスン、詩人エイ・イーなどを論じた壮大な東西のデモノロジー、オカルティズム、ウィッチクラフト、ミステシズムの諸考察は、言葉の錬金道士日夏耿之介の独壇場であり、今にいたるも他の追随を許さない。「サバト世界」文庫オリジナルである。
『もともと質素の御布令に反抗して出来た鮨であるから豪奢を以って自慢にする。鯛や鰆は云う迄もなく季節季節の野菜の走り、初物を具にして入れる。…珍らしい物や高価な物を入れなければ納まらない。それが岡山鮨の本領である。』(『お祭鮨 魚鮨』)おから、お祭鮨、シュークリーム、牛乳、地震、雷、文鳥…好きな食べものや気になるもの、百〓先生のこだわりが満喫できるものづくし随筆集。
女も子供も、機銃掃射は容赦しなかった。撃ってくる米兵の顔をまざまざと見たという証言。未曾有の空襲の実態。広島・長崎の原爆投下。酸鼻を極めた沖縄。食糧難、配給、隣組、引揚げにまつわる話…。銃後のくらしがくっきりと浮かびあがり、庶民の心がほとばしる。