バシュラールの詩論は、地・水・火・風の四元素を核とした物質的想像力論を経て、より柔軟な現象学的な方法論によって空間・時間へと展開していく。本書ではまず、夢想は、主体の意識を残す存在としてとらえられる。そして、温かく優しいアニマ的なものによって包まれた幼少期の記憶が、大人のなかにも楽園として存在しつづけ、それが夢想の源泉となることを解明していく。幼少時代への回帰から宇宙的なコギトへと、最晩年にいたって記されたバシュラール詩学の深い境地。
「私はシロウトである。私は彼らのようなクロウトの芸人にはなれない」。万歳。女相撲。浪花節。絵解き。トクダシ。…いずれも「芸しかやれない」「やらざるを得ない」クロウト雑芸者たちの世界。彼らに憧れ、歴訪しながら、芸人として彼らから差別され、あざ笑われる自分を感じる著者。1970年代、芸人・小沢昭一、四十にして惑う中でのフィールドノート。名著復活。
本書には、1年(=52週)分の「週の詩篇」が、復活祭に始まり、季節を追って収められています。さながら、季節の自然と読む人の魂とを結び付ける魔法のカレンダーです。春夏秋冬、一年を通して読み進むうちに、季節と共に在ることの喜びを感じさせてくれることでしょう。全面新訳。
ベアールとタタンはジグソーパズルであそんでいました。ところが、あれれ?パズルが一こたりない!「タタンがなくしたんじゃないの?」「ぼく、なくしてない!ひとのせいにするなよ。」すねたベアールをおいて、タタンはひとりでのいちごつみにいくことにしました。
伝説のドライバー、スターリング・モスが絶賛する佐藤琢磨。選りすぐりの才能が集まるグランプリ界でも、琢磨ほどエキサイティングなシーンを見せてくれるドライバーはそういない。果たして琢磨は何を思い、何を考えて戦いに挑んでいったのか?琢磨自身が書き綴った本書には、彼の思いのたけがすべて込められている。
水銀およびその原料たる辰砂(朱砂、丹砂)は古来、金属精錬、鍍金、医薬、顔料、化粧品などに広く用いられた重要な金属資源である。奈良の大仏が大量の水銀を使って金鍍金されたのはつとに知られている。本書の原型である大著『丹生の研究』は、その水銀を歴史学の対象とする未曾有の試みだった。地名・神社名を史料として用いるという卓抜な発想と徹底的なフィールドワークによって解明される、古代の金属文化、日本ミイラの特異性、採鉱技術者集団とその信仰などは、きわめて示唆に富む。関連の深い論文「即身仏の秘密」、著者の人柄と学風をよく伝える回想「学問と私」を併載。
時は享保年間、信州松本城で秘伝の忍法を披露した筑摩組の忍びの者二人。松本城主戸田家の姫君の密命を受け二人は勇躍して出かけるのだが…表題作を含む全八篇の傑作忍法帖。
顧客満足の向上は、企業にとって、存続をかけた課題である。しかしながら、顧客満足の基礎となる現状の顧客満足の度合いを実際に調査しようとしても、具体的なよい方法が浮かばなかったり、また、顧客満足を向上する具体的な方法が見付からなかったりする。本書は、身近な事例をモデルにしながら、既存商品・サービスに対する顧客満足の維持・改善、新商品・サービスの提供による新しい顧客満足の創造に関する顧客満足向上活動についてズバリ図解する。
きょうはまちにまったおまつりのひ。まりーちゃんはおおよろこびででかけていきました。まりーちゃんのひつじ、ばたぽんはおるすばんしててね、といわれますがどうしてもまりーちゃんにあいたくなって…?3歳から。
こわーいモンスターの絵をかいてみよう!さあ、みんなでちょうせんだ。5歳から。