あなたは日頃、図書館をどのように使っていますか。棚を見ただけで適当に選んだりしていませんか?手にした資料が信頼に足るものか調べずにレポートを書いたりしていませんか?本書では、大学図書館に勤務する著者が、図書館で何をどこまで調べられるのか、基本から「奥の手」まで、探索力上達の秘訣を伝授します。はじめてレポートを書く学生さんから、「いまさら聞けない」と悩んでいる研究・調査業務の人々まで、「調べ、書く」必要のあるすべての人のための新しいバイブル誕生。
ナンセンス・ファンタジーの名作『不思議の国のアリス』。子ども向けのやさしい本かと思いきや、言葉遊び満載で、なかなかに手ごわい!そこで、翻訳批評で名高いベック先生の丁寧な解説で原文を読みすすめていこうというのが本書。見事な道案内でいつのまにか『アリス』の世界を英語で味わえるようになります。
意表を突く構図、強烈な色、グロテスクなフォルムー近世絵画史において長く傍系とされてきた岩佐又兵衛、狩野山雪、伊藤若冲、曽我蕭白、長沢蘆雪、歌川国芳ら表現主義的傾向の画家たち。本書は、奇矯(エキセントリック)で幻想的(ファンタスティック)なイメージの表出を特徴とする彼らを「奇想」という言葉で定義して、“異端”ではなく“主流”の中での前衛と再評価する。刊行時、絵画史を書き換える画期的著作としてセンセーションを巻き起こし、若冲らの大規模な再評価の火付け役ともなった名著、待望の文庫化。大胆で斬新、度肝を抜かれる奇想画家の世界へようこそ!図版多数。
鋭敏な観察力、才能豊かな筆の運び。一八六三年四月、日瑞修好通商条約締結のため来日したスイス時計業組合会長が見聞した幕末日本の諸相。長崎・京都・鎌倉など日本各地の様子、特に江戸の町を鋭筆と手帳を携えて巡り歩き、鮮やかに描き出す。床屋・本屋・武道場等の情景や武家屋敷のたたずまいがありありと蘇る。細密で美しい挿画百四十点を掲載。
おとうさんがでかけたあとで、ちゅーちゃんはだいじなことをわすれたのにきがつきました。「とうちゃーん、まってー!」でも、おとうさんをおいかけているのはちゅーちゃんだけではありません…!読んだあと、だいじな人をぎゅっとしたくなるこころあたたまる絵本。
「条件さえ整えば、地球上のすべての人間がよろこんで悪をなす」悪魔にとりつかれた旅人が、山あいの平和な田舎町ヴィスコスを訪れた。この恐るべき考えを試すために。町で最初に旅人と知り合いになったのは、ホテルのバーで働くプリン嬢。田舎町での平凡な毎日にすっかり退屈していた彼女こそ、旅人の計画にどうしても必要な人物だったー。魂の作家が世に問う衝撃作。
猫の“気配”をここまで描いた画家がいただろうか。近代日本洋画史に超然たる画風を築いた獨楽の画家・熊谷守一。猫の自由さを愛し、猫が猫らしく生きられるように心をくだき、ともに暮らした日々のなかで描かれた“絶妙なる猫姿”。
人の不幸のみを予言する謎の占い書「フォーチュンブック」。偶然入手した七人の男女は、運命の黒い糸に絡めとられたかのように、それぞれの犯罪に手を染める。錯綜する物語は、やがて驚愕の最終話へ。連作ミステリーの到達点を示す傑作長篇。
空海が初めてわが国に請来したインド直伝の密教とはなにか?主著『秘密曼荼羅十住心論』の精髄を略述した『秘蔵宝鑰』および顕教と密教とを比較対照して、密教のすぐれていることを明らかにした『弁顕密二教論』を収録する。空海は、『秘蔵宝鑰』で、儒教・道教・バラモン教・インド諸哲学・大小乗の仏教・最澄の天台宗に至るまで、すべての思想・哲学・宗教が大きな密教の実践体系の中に包まれて、それぞれが生かされている、と説く。そして、空海の十住心体系は、われわれの心の世界の展開、精神の発達段階を明示したものであり、全体がマンダラ世界の実相そのものである。
この一言でビシッと決める!仕事でも、プライベートでも、毎日のように「コメント」をすることが求められている。今の知識と教養のままで、どう切れ味をよくするか?優れたコメントを集めた「コメント力トレーニング集」を使って、そのコツをつかみ、「コメント力」を意識化することで磨いていく。
恐るべき核実験によって、太古からの眠りを醒した原始怪獣ゴジラ。船舶を没め、島を蹂躙したのち、ついに日本本土へと上陸する。怪獣の炎によって灰燼と化した東京ー。戦火の記憶も新らしい人々は、ふたたび絶望の淵へと立たされた。はたして人類に平和への道は残されているのか?原作者・香山滋によるゴジラ関連作品を集大成するとともに「獣人雪男」を収録した決定版。
教授は言った。「相手にとどめを刺しちゃいけません。あなたはとどめを刺すやり方を覚えるのでなく、相手をもてあそぶやり方を覚えて帰りなさい。そうすれば、勝負は聴衆が決めてくれます」タレントは唸った。「本物は違う!」今、明される究極のケンカ道とは?フェミニズムの真髄とは?20万人が笑い、時に涙し「学びたい」という意欲を燃えたたせた涙と笑いのベストセラー。
空海の樹立した真言密教の根本思想とはなにか?空海は『即身成仏義』で、宇宙の森羅万象を、法身大日如来の顕現と見、宇宙の真実相を、六大・四曼・三密の三方面より解明して、密教的成仏を説き明かした。『声字実相義』では、六塵(色・声・香・味・触・法)がことごとく文字であり、声字はそのまま実相であるとする。また、『吽字義』では、吽という一字の中に実在の根源を求め、真言密教の至極の境地を明らかにする。なお、真言密教の立場から注釈して、『般若心経』は大般若菩薩のさとりの境地を説いた密教であるとした『般若心経秘鍵』と密教求得の帰国報告書である『請来目録』を収録。
太平洋戦争で、日本はなぜ敗れたのか。本書で説く「克己心の欠如、反省力なき事、一人よがりで同情心がない事、思想的に徹底したものがなかった事」など「敗因21カ条」は、今もなお、われわれの内部と社会に巣くう。そして、同じ過ちをくりかえしている。これらを克服しないかぎり、日本はまた必ず敗れる。フィリピンのジャングルでの逃亡生活と抑留体験を、常に一貫した視線で、その時、その場所で、見たままのことを記し、戦友の骨壷に隠して持ち帰った一科学者の比類のない貴重な記録。ここに、戦争の真実と人間の本性の深淵を見極める。第29回毎日出版文化賞受賞の不朽の名著。
この本にはだらだらした毎日をおくるリラックマのひとりごとがたくさんおさめられています。普通に読んでも十分楽しめますが、目をつぶって好きなページを開いてみればあなたへのメッセージがありますよ。
宮崎駿監督自身による絵コンテを完全収録!これが映画の設計図だ。