近ごろは童謡姉妹としてお馴染みの2人が歌う、ジャパニーズ・ポップスのスタンダード集。オリジナルの妖しさが微塵も感じられない(1)や(6)、これはハマりの(4)、見事に歌唱に変身した(7)など音楽というのは作品が一人歩きして生き残っていくのだと感じた。
ほっぺたポッチャリで人気の伊藤つかさ(今やミセス!)が82年に発表した、自作曲(8)を含む2ndアルバム。1stに引き続き大貫妙子、原由子、竹内まりや、坂本龍一、高橋幸宏、矢野顕子といった多彩な作家陣を起用。(4)では竹内まりやのコーラスが聴ける。
幼児から大人まで、親子一緒に踊れる楽しい音頭を収録した、ちと早いが盆踊り〜運動会向け、詳細な振り付けも付いた音頭集。原始人ネタからお遊戯の延長みたいな可愛い歌&振り付けまで多彩。ポケモンやアラレちゃんの人気アニメものも押さえている。運動会BGM特集はこちら!
「イパネマの娘」初録音アーティストの1人で、ボサ・ノヴァひと筋に活躍してきたリベイロの92年作。選曲はボサノバ代表曲となっており、(3)はあのシャンソンでなくカバキーニョの名曲だ。リベイロのロマンティックなこのスイート・ボイスには熟れたコクがある。
激動の戦後を引っ張り、紅白歌合戦のトリを多く務めた国民的歌手の金字塔、芸能生活60周年を記念する6枚組。日本の伝統を踏まえつつ、逆説的に国境を越えていく「東京五輪音頭」などのユニバーサルな歌はどうでしょう。スケールの大きさに酔いしれたい。