ふしぎ日和って、知ってますか?ふしぎなことが起きるのなら、100パーセントこんな日にちがいないって思うような、そんな日です。小学中級以上。
アメリカの大リーガー、ニューヨーク・ヤンキースには、片腕のエース、アボット投手が活躍している。この物語は、障害を苦ともせずに活躍するアボット投手に魅せられた一人の少年の物語である。彼は小さい頃片腕を失ったが、アボット投手のすばらしい生き方と勇気に接する機会を得、感動と共に進むべき自分の道をみつけた。こうして、同じ片腕のエースとしての彼の挑戦がはじまったのである。彼は現在、日大山形高校の三年生。高校生活最後の夏を、甲子園にかけた。小学中級以上。
赤ちゃんとお母さんが一緒に絵本に語りかけると、かわいい動物達が答えてくれます。次は誰が出てくるのかな、どうなるのかなと想像をふくらませて、赤ちゃんと楽しみながら絵本の中に入ってみましょう。
おみせでみつけたあかいくまくん。まいちゃんはほしくてたまりません。3歳から。
くまくんは、うさぎのこに、きょうもあいたいなとおもいました。しかけ絵本。
おつかいのかえりみち、にちょうめのかどをまがると、へんなものがみえるーあれれ、マンホールから、きりんがくびをだしている。「こんにちは」ときりん。「こんにちは」とぼく。きりんはまいごだった…。子どもたちの空想が大きくはばたく、奇想天外、ゆかいなお話。6才から。
赤おに族のおかしらに、小さな小さな、それは小さな、茶色い小おにが生まれた。おかしらは、びっくりするやら、おこるやら。しかし、しばらくすると、こんな子守歌を歌い出したそうだ。茶色だって、小おにだってなんだっていいよ。そのうちでっかくなるさ。世界一強いおれさまの子じゃねえか。
冠婚葬祭、事故、殺人-喜怒哀楽の人生の種々相を、深刻にあるいは笑顔でまとめる司会者・水口サンの華麗なる日々…。
あたし、村上明日香。高校3年生。今夜は、あたし1人。誰もいない我が家。ポツンポツンと、思い出したように浮かぶ東京の空の数少ない星たちのあいだに、エノスケと哲の顔が笑いかける。エノスケと哲。榎本直人と市川哲。あたしの前に、いつも影のように見え隠れする2人の男の子たち。あたしたち3人は、これから、どのような道をたどることになるんだろう…。
わたし、村上亜矢香。20歳。わたしは今、新幹線の中。目的地は神戸。わたしは、その地に自分の恋の結末を見届けるために向かうのだ。やっとのことで勇気を奮い起こし、重い腰をあげて…。わたしが想い続けてきた先生、青木純一さんに会いにいく。
あたし、村上明日香。高校3年生。あたしは今、京都にいる。とうとう、あたしは来てしまった。運命のもとに。哲とともに手をとって。哲のおばあちゃん、市川富美さんは、あたしを見、あたしの名前を哲からきかされた時、もはや動揺を隠さなかった。そこへ、昼間のパートで働いているというあの人が、何も知らずに入ったきたの…。
あたし、村上明日香。高校3年生。「エノスケが…、死んじゃうかもしれない」ピザ屋に電話をかけて、事故のことをきいたあたしは、思わず叫んだ。その声はあたしの声には違いないのに、そう口に出すことで、さらにあたしは打ちのめされていた。身体全部が、まるで心臓ひとつになってしまったみたいに、どくどくという音だけをやけにはっきりきいていた…。
あたし、村上明日香。あたしが、安田センセのところでバイト中に、亜矢香姉ちゃんから、電話が入ったの。「ママが…、ママが…、大変なの!!」病院に着くと、亜矢香姉ちゃんと沙也香と絵里香が、そわそわしながら病室の前に立ち尽くしている。しばらくして、パパも到着した。ママは、「それじゃあ、ちょっといってくるわね」と、買い物にでも出かけるような気軽さでいって、集中治療室へと入っていったの…。