「二人だけの時は、里桜姫として接したい」鵬玄に続き、青丞からも告白されて動揺する白桜。そんな中、四神の跡継ぎたちは帝から四神祭で奉納舞を踊るよう命じられる。だけど舞が初心者なのは白桜だけ!さらに舞台が壊れたり衣装が破れたりと災難続きで「跡継ぎにふさわしくない者がいるから、四神が祭りを拒否している」という噂が流れ…!?鵬玄と青丞、どちらかを選ばなくてはいけないの!?クライマックス直前の第9巻!!
木簡などの古代史料からオーラルヒストリー、史料保全まで。深化し拡大した史料学研究の成果を示す。
付き合いはじめて2年が経つ高校生の実結と修弥。気まずい雰囲気で別れたある日の放課後、修弥が交通事故に遭ってしまう。実結は突然の事故にパニックになるが、気がつくと同じ日の朝を迎えていた。何度も「同じ日」を繰り返す中、修弥の隠された事実が明らかになる。そして迎えた7日目。ふたりを待ち受けていたのは予想もしない結末だった。号泣必至の青春ストーリー!
“ドン”追放で企業は飛躍か、衰退か!?権力・富・名誉があるところに、お家騒動あり。江戸期のお家騒動は大名家と相場が決まっていたが、現代のそれは企業の権力闘争である。権力の座をめぐる熾烈な抗争劇だ。企業はビジネスの場である。同時に政治の場でもある。政治は永田町や霞が関の専売特許ではない。会社には社内政治がある。重要な事柄について、複数の利害があって、見解の相違が生じる。利害の対立、見解の相違は派閥というかたちで具現化される。権力の座をめぐる仁義なき抗争!
北海道・旭川。高校二年の僕・正太郎の夏は、衝撃で始まった。差出人不明の封筒に入っていたのは、愛犬・ウルフの無残な写真。シリアルキラー、花房の仕業と確信したのに、聡明な櫻子さんは違うと断言。しかも当の花房から『ある娘を死から救って欲しい』と依頼が届き…。(「狼の時間」)ほか、内海巡査が遭遇した事故物件の怪(「午前四時のノック」)も収録。櫻子さんと正太郎の最強バディから目が離せない、大人気ミステリ!
道東釧路で図書館長を務める林原を頼りに、25歳の妹純香が移住してきた。生活能力に欠ける彼女は、書道の天才だった。野心的な書道家秋津は、養護教諭の妻伶子に家計と母の介護を依存していた。彼は純香の才能に惚れ込み、書道教室の助手に雇う。その縁で林原と伶子の関係が深まり…無垢な存在が男と女の欲望と嫉妬を炙り出し、驚きの結末へと向かう。濃密な長編心理サスペンス。
まず、社員とその家族を大切にする。そして人々が喜んでくれるような、世の中の役に立てる会社を経営していく。「きれいごと」、と言う人もいます。しかしその「きれいごと」を一途に追い求め、そのために果敢に改革して経営の質を高め、変化に敏捷に対応していく会社こそが、本当にすばらしい、感動のある会社になっていくのです。粉飾、偽装、改ざんが目に余る今だからこそ、ご一読をお勧めします。
日露戦争の激戦から瀕死の重傷を負いながら生還した一将校による実戦記。戦場の有り様と兵士たちの心情を描いた本作品は各国で翻訳され、世界的ベストセラーとなった。だが、ここから生まれた「肉弾」という言葉はやがて精神主義の標語と化していく。稀代の名作を、百余年を経て新字新仮名にて初文庫化。
下総稲月藩三万五千石の若殿・千太郎君は将軍家御三卿田安家ゆかりの由布姫との祝言を前に藩邸を夜逃げ。やがて若殿と姫は山之宿の弥市親分を助けて江戸の難事件解決に努力していた。そんな折、ふたりにイヌワシという刺客が放たれ、国許の稲月城下では若殿廃嫡の陰謀が…。久しぶりに城下に戻った若殿と姫は…。
麻雀は東南西北の順番で回っていて、勝っても負けてもまた自分に返ってくればいいという感覚で打つものだという。点では考えないのだ。感情も同じで、円を描くように変化していくもの。プラスはいずれマイナスに、マイナスもいずれプラスに変わる。どちらも受け入れることが強くなる極意である。バランスをとるコツ、力を発揮する方法など、勝負の世界で培われた含蓄ある言葉でじっくり語る一冊。
「東京発「さくら」全乗客の安全と引き換えに、二億円を用意せよ!」殺人を繰り返す凶悪犯から届く、悪夢のような連続脅迫状。十津川警部が現場を押さえるべく「さくら」に乗り込むが、鉄壁の捜査網をかいくぐり、大金はB寝台一号室から消えた。容疑者は乗員乗客十三名。そして、またしても新たな殺害予告が…。息もつかせぬサスペンスが魅力の傑作トラベル・ミステリー!
お寺がつなぐ人と地域。宗勢調査や寺院調査などの一般には未知の資料を丁寧に読み解き、主要宗派の寺院のリアルを活写、地域に生きるお寺の未来を展望する、類いまれな一冊。寺院の消滅=地方の消滅!?