現代のホームズ、ポアロ、マーロー、アーチャーは今どこにいるのだろうか。レイモンド・チャンドラーに心酔した著者が、ハードボイルド独特の乾いた感性を日本に定着させるべく奔走した若き日日-。そしてかつて一世を風靡した名探偵たちに思いを馳せながら、現代のミステリー界の状況、作家や作品を分析しつつ新しいキャラクターの名探偵の登場を求めて綴る衝撃のエッセイ集。
超一流の技術を持ちながらなぜ売れない、機構改革の失敗点、重電偏重の危険性、離反する社員の心など日立王国を蝕む病巣をえぐり再生の道を探る。
D-CVS(ダイエー系)とファミリーマート(西友系)はなぜ勝てないのか、どこが違うのか。出店戦略。サービス戦略から商品戦略、広告戦略まで徹底比較。
転機に立つ情報産業に新風を送りこんできた日本電子計算社長・村野兼雄氏。本書は、同氏が明日を見通しながらさまざまな困難を乗り越え、実践してきた革新の経営、そのすべてが書かれている。
自動車だって、服だって、ベッドだって、おむつだって、なんだって貸してしまう世のなかだもの『レンタルまご』を商売にする者があったってふしぎじゃない。だが、きみがその『まご』になったらさあ、どうする?小学中級以上。
工事現場に1日だけの公園をつくろう。いたずら組は、大はりきり。表題作ほか、読みごたえのある話8編を収録。小学校中級向。
木枯らし吹きすさぶ晩秋、バブルがはじけ財テクに失敗、おまけに恋にまで破れた仲よし女子大生トリオ。いささかヤケ気味にふらりとあてのない旅に出たが、行きついた先はランプの宿として知られる北東北のひなびた温泉宿“死の影温泉”。無気味な名前にひかれ、面白半分でやってきた彼女たちは、混浴同好会と自称する男3人組と偶然泊り合わせたが、男たちは次々と死体となって…。大雨で橋が流され、密室となった秘湯でおこる連続殺人事件の謎。
ほかほか、できたて、新鮮美味の、エッセイ・ブック、4冊めです。
あの「ファイブミニ」を開発したキャリアウーマンが、赤ちゃんを生んだ。出産後、仕事に復帰するけれど…。子どもって?キャリアって?-「育児休業法」施行を前に話題を提案。
大叔母の遺言により彼女の家を相続することになったトリーは、新しい家で心機一転、本職の漫画製作に取り組もうとやってきた。ところが家に着いてみるとすでに誰かが引っ越してきている。大叔母の再婚相手の孫、マーシュだった。きくと、トリーに遺されたのは家の半分だけであり、残り半分は祖父から相続したマーシュのものだという。この家を手に入れたい彼はトリーの持ち分を買い取ろうとするが、トリーはマーシュの申し出を断固としてはねつける。半分はわたしのもの。わたしにはこの家に住む権利があるわ。こうして、二人のおかしな共同生活が始まった。