この本のお話は、それぞれ「た」「ち」「つ」「て」「と」がつくコトバで書かれているのです。ナンセンス作家・二宮由紀子による5つのお話。
たぬきせんせいはようかいたちがたよりにしているおいしゃさんです。「1ばんのかたしんさつしつへおはいりください」そうよばれてやってきたのはなんと…!?
川越の外れにある昔ながらの定食屋「たぬき食堂」。ちょっと頼りない青年店主の大地と、古風な喋り方の看板娘・たまきが切り盛りするこの店は、お客さん一人ひとりに合わせた特別料理“小江戸ごはん”を出すという。“食べれば悩みが解決する”、そんな評判を聞きつけて、地元のイケメン僧侶兄弟やバツイチパパなど、家族のモヤモヤを抱える人が今日も食堂にやって来て…。ふふっと笑えて心も体も軽くなる、ほっこり定食屋さん物語。
『文芸研の授業シリーズ』は、各巻で代表的な教科書教材を一つずつ取りあげ、その教材の何を、どう授業すればよいか、わかりやすく解説してあります。板書や発問の例、実際の授業の様子も紹介してありますので、国語の授業があまり得意でないと感じている若い先生方も、ぜひ本書を片手に教材研究、授業づくりに挑戦してみてください。きっと、子どもたちも先生も「おもしろい」と思える授業ができるでしょう。
おとうさんが受けもちの先生になって、いいことあるかなって思ったら、とんでもない。しかられたり、なかされたり、シカトされたり。でも、タヌキのとうさんにばかしかたをおそわってから、あれあれ、おもしろいことになってきた。わくわく、どきどき、大わらい。
くいしんぼうのたぬきは勝手にうさぎの家へ入って、おもちを食べました。悪いたぬきですよねえ。うさぎに怒られても当たり前です。でも、うさぎはたぬきを許しています。さて、この後はどうなるのでしょう?(1)たぬきは家へ帰って、お母さんに今日のことを話す。よそのおもちを食べるなんて、なんて悪い子でしょう。お母さんはたぬきのおしりをたたきます。「ごめんなさい!もうしません!」(2)たぬきは家へ帰って、台所でおもちを探す。もっと食べたい!でもおもちがなくて、おいもでがまん。(3)たぬきがお母さんに話すと、お母さんはあわててたぬきを連れて謝りに行く。でもたぬきは、お母さんがいなくてひとりぼっちかもしれない。それでおなかがすいて、悪いことをしたのかもしれない。かわいがっていた猫が死んでしょんぼりしてる私は、ちょっぴりそんなことも考えました。
あきになっていなほがみのり、やさいもたくさんできました。それをよろこぶむらびとたち。やまのたぬきたちもおおよろこびです。さあ、きょうはおつきみのよる…。
まじめさんは、まじめなでんしゃ。きょう、はじめて「びっくりせん」をはしります。のりこんできたのは、おんせんへいくたぬきたち。ところが、ここはおかしなことがおこる「びっくりせん」のせんろ。いろんなばけものがあらわれます。そのたび、たぬきたちが、おおごえで「ぽんぽこーぽん!」とじゅもんをとなえ…?読み聞かせで大人気の『こんたのおつかい』の作者によるたぬきとでんしゃの楽しいお話。つぎは、なにがおこるかな?ページをめくるのが楽しみな、どきどきわくわくの絵本です。5さい〜。