絵、文字、そしてエッセイが奏でる不思議なハーモニー。「かたやぶり」な手づくりの世界が私たちの心に自然と生命の暖かさをそっと運んでくれるのです。
制服がわりのシンプルな黒いドレスに身を包み、カリスは客の指し示す宝石をつけてみせる。一流ホテル内の宝石店に勤め、ほほ笑んで接客する彼女の胸の奥に、悲しい過去が潜むのを知る人はいない。男性とのつきあいも拒否して働く理由はあまりに深刻すぎて、親しい同僚にさえ気軽に話すわけにはいかなかった。今日もカリスは客のために、大きな鏡の前でネックレスをつけた。顔を上げたとたん、全身が凍りつくー鏡の中に見覚えのある男。あの冷ややかな目つきはニック・クリスチャナイズに違いない。客を送り出してから店の前に出てみたが、彼の姿は見えなかった。
小学校時代のできごとからOL生活、結婚まで、色んなことを話しちゃおう。あなたの疲れも吹きとばそっ。明るく正しいお楽しみエッセイ。
中学校の保健室の教師が健康管理のみならず、いじめ、非行、性の悩み、受験戦争など様々な問題に直面した大人と子どもの中間人のつぶやきに、自分で生きる大切さを真剣勝負で答えた22話を収録。影を背負い、揺れうごく中学生の思いを生き生きと表現した書。
中世の音楽、現代の音楽を論じ、音楽の行方をおもう。芸術音楽と民衆音楽、特に両者のかかわり、音楽の評価の問題、音言語の特性に言及。音楽の文明批評。
ネイティヴが毎日の暮らしの中で頻繁に使う基本的な生活英語の中から、5単語までで話せる簡単なフレーズを厳選して収録。これらのフレーズを口にすることで海外の日常生活を疑似体験しながら、シンプルかつ実用的な“日常生活の英会話表現”を身につけられる。
とても悲しい事に、二度目の妊娠だったのです。未婚のまま二人の子供を産んだ私。
授業の中での子どものつぶやきやかすかな戸惑いを見逃さず、子どもの声に耳を傾けることから教師の創造的な活動は生まれます。この基本をふまえなければ、個々の子どもに応じ、子どもを生かす教育は成立しません。本書は地道な研究成果をふまえ、その手だてを示しました。