1976年ハリウッドのライヴハウス《トルバドール》にて収録。叫ぶー歌うーかき鳴らす。少しもたじろがずに美しい言葉を叫んでいる日本人と観客との間に通い合う熱気が確かに伝わってくる。定番の(4)を含み、「怒れる若者」泉谷しげるが浮き彫りだ。
もう四半世紀も、黙々と自分の音楽をつくりつづける友部正人と、矢野誠が作曲と編曲を担当したコラボレート作。矢野のカラフルなサウンドと、友部の自分色ただ一が溶け合った“うた”中心の音楽は、説得力が強い。友部ファンにも友部嫌いにもおススメ。
日本を拠点として活動するアメリカ人作曲家・スタークの作品に、共感を覚えた若手演奏家達によって作られたアルバム。ジャズの手法なども取り入れた柔軟な作品に、演奏家の想いが盛り込まれ、聴き手のハートにまっすぐ響いてくる。心地よい余韻を残す1枚。
デビューから30年。これまで発売してきたシングル曲を中心に、森山良子の代表曲ばかりを全部で46曲収録。特にボーナス・トラックとして収録した「さとうきび畑」は、教育テレビ『みんなのうた』で流れた歌の新録。ファンには涎&涙もののベスト盤だ。
激動の戦後を引っ張り、紅白歌合戦のトリを多く務めた国民的歌手の金字塔、芸能生活60周年を記念する6枚組。日本の伝統を踏まえつつ、逆説的に国境を越えていく「東京五輪音頭」などのユニバーサルな歌はどうでしょう。スケールの大きさに酔いしれたい。
本人曰く、“ただ傍にいるだけがとりえのドキュメンタリスト”である伊勢真一は、12年間撮り続けて完成させた映画『奈緒ちゃん』(96年)をきっかけに、自主製作、自主上映のスタイルで活動を続けている。99年からホームページに連載してきた「監督のつぶやき」は、ヒューマンドキュメンタリー映像作家の“言葉のドキュメント”。伊勢流の映像と社会との向き合い方が、日々の喜怒哀楽のつぶやきと共に記録されている。上映会でのユニークな対談(哲学者・鷲田清一氏、医師・細谷亮太氏、太鼓奏者・林英哲氏)も収録。
なぜか癒される岩手弁……。IBCラジオ(岩手放送)の大人気番組『方言詩の世界』が、リスナーからの要望に応えてついにCD化。リスナーからのおかしくて楽しく優しいエピソードを、岩手弁でご紹介。