■今月の特集1 乳腺の臨床を支える超音波検査
超音波検査でわかる乳房の病気
三浦 大周
乳がん検診の選択肢
東野 英利子
乳房造影超音波検査の有用性
尾本 きよか、他
乳腺超音波エラストグラフィの現状と技術の発展
脇 康治
乳癌の再発症例および再発を疑う症例に対する超音波検査の有用性
高丸 智子、他
分子標的療法の選択と心臓超音波による心筋副作用の検索
末田 愛子、他
■今月の特集2 臨地実習で学生に何を与えることができるか
臨床検査技師教育における臨地実習
三村 邦裕
3年制施設における臨地実習
山藤 賢
4年制(大学)における臨地実習
松尾 収二
自施設で病院をもたない施設の臨地実習
伊藤 昭三
臨地実習受け入れ側としての実習教育のあり方
山舘 周恒
学生教育を行うための臨床検査技師への教育
萩原 三千男
●今月の表紙
え、肝臓の血管鋳型?
島田 達生
●検査説明Q&A・9
血液培養はなぜ2セット採取しなければいけないのですか?
上蓑 義典、他
●短報
各血液型における高アルカリ性ホスファターゼ血症の出現頻度
佐藤 大介、他
●遺伝医療ってなに?・9
遺伝性疾患から薬が生まれる
櫻井 晃洋
●元外科医のつぶやき・9
前立腺癌と診断されて
中川 国利
健康日本21(第2次)には健康格差の縮小が基本方針の1つに掲げられているが、健康教室など保健事業への参加者は健康意識が高く、健康度は比較的良好な傾向にある。保健事業を拡大・定着化し、地域全体の健康度を高めるためには、健康への関心の低い「健康無関心層」へのアプローチが鍵となる。本特集では、健康無関心層へどのようにアプローチして健康づくりを展開していくべきか、取り組み事例を交えて紹介する。
健康日本21(第2次)には健康格差の縮小が基本方針の1つに掲げられているが、健康教室など保健事業への参加者は健康意識が高く、健康度は比較的良好な傾向にある。保健事業を拡大・定着化し、地域全体の健康度を高めるためには、健康への関心の低い「健康無関心層」へのアプローチが鍵となる。本特集では、健康無関心層へどのようにアプローチして健康づくりを展開していくべきか、取り組み事例を交えて紹介する。
■健康無関心層に向けた新しい保健活動
健康格差対策の観点から
近藤 尚己
■健康無関心層の行動変容をもたらすインセンティブ制度
健康ポイント付与の方向性
久野 譜也
■健康無関心層にも届けるがん検診受診勧奨の工夫
四方 啓裕
■健康無関心層を取り込むイベントの企画・制作
NPO法人ADMSによる糖尿病対策の取り組み
平尾 恭子
■健康無関心層にまで届く健康づくりをめざして
高浜町における「たかはま健康チャレンジプラン」の取り組み
越林 いづみ
■PHOTO
身近で気軽に運動のできる場をつくろう
倉敷市水島地区における取り組み
■Pick Up
行政主導から住民主導に展開した健康づくり
倉敷市水島地区のエンジョイスポーツの会から始まった取り組み
横溝 美保
■特別記事
「保健師の人材育成ガイドライン」策定とその活用
世田谷区におけるキャリアラダーおよび研修内容の構築
虎谷 彰子/河島 貴子/小田 和子/北川 多恵子/荒木 夏代
■調査報告
母親側からみた予防的な養育支援訪問の効果に関する検討
廣田 直子/木村 由紀子/河合 智栄子/木村 有紀枝/飛安 美幸
河合 美香/白石 淑江/小林 純子/塩之谷 真弓
●ナカイタ発 保健師へのつぶやき・27
母子保健が果たすべき役割
手段のために「目的」が見失われませんように
中板 育美
●保健師のための行政学入門・9
なぜ政策評価をしても劇的な改善はもたらされないのか?
吉岡 京子
●見方を変えると“場”が変わる 事例検討会の進め方・9
【事例7】支援展開の時間軸に注目し、保健師の感情を振り返る
大木 幸子
●ニュースウォーク・209
「高齢者」の定義めぐり
十数年くすぶる線引き議論
白井 正夫
●研究室からのメッセージ・127
京都橘大学看護学部 実践看護応用学分野
「ありがとう」の言霊解析、「君が代」の国歌の解明、「三種の神器」の真の意味、「カゴメ」の歌の解析、「富士と鳴門」の教えなど、“神のみ教えの奥義”を徹底公開!
2014年度から開始された「データヘルス計画」は、すべての健康保険組合が、データ分析にもとづいて、事業計画、実施、評価の取り組みを推進し、生活習慣病予防対策、重症化予防等の保健指導に活用するものである。データヘルス計画の解説と、保健師としてどうとらえ、どう活用するかを解説し、独自の取り組みを展開している事例を紹介する。
2014年度から開始された「データヘルス計画」は、すべての健康保険組合が、データ分析にもとづいて、事業計画、実施、評価の取り組みを推進し、生活習慣病予防対策、重症化予防等の保健指導に活用するものである。データヘルス計画の解説と、保健師としてどうとらえ、どう活用するかを解説し、独自の取り組みを展開している事例を紹介する。
■保健師にとってのデータヘルス計画の意義とその活用について
河合 美子
■データの活用法
データヘルス計画の時代、あらためてデータを保健事業に活かす
北出 順子
■広域で行う高齢者支援のための地域診断へのデータ活用
愛知県東三河広域連合における取り組み
竹澤 明美/中村 美奈栄
■KDBデータの活用で課題を明確化したデータヘルス計画策定と保健事業
池田町の取り組み
工藤 利枝子
■健診データを活用した喫煙対策とメンタルヘルス対策
総合健康保険組合におけるデータ活用
冨山 紀代美
■PHOTO
「みどりくみなおし」で健康づくり
千葉市緑区の生活習慣病予防ポピュレーションアプローチ
■調査報告
介護予防における二次予防事業対象者の不参加の理由と潜在するニーズの検討
門乢 美穂/村島 眞由美/芳我 ちより
●ナカイタ発 保健師へのつぶやき・28
それぞれの決意と計画を携えて実践へ
2015年度統括保健師人材育成研修の前期プログラム終了
中板 育美
●[事例集]新しい健康日本21へのヒント・27
在宅介護医療連携推進会議を通じた専門職間の
ソーシャル・キャピタルの構築
東京都北区における介護と医療の連携の取り組み
小宮山 恵美 コメンテーター 藤原 佳典
●保健師のための行政学入門・10
なぜ保健師は事務仕事をしなければならないのか?
吉岡 京子
●見方を変えると“場”が変わる 事例検討会の進め方・10
【事例8】保健師の規範との相反による葛藤を整理する
大木 幸子
●ニュースウォーク・210
「負担増3点セット」中流“受難”の介護保険改正
白井 正夫
●研究室からのメッセージ・128
長崎県立大学看護栄養学部看護学科 地域看護学領域
■今月の特集1 見逃してはならない寄生虫疾患
医動物関連感染症とは その位置付けと問題点
赤尾 信明
原虫による感染症の検査・診断
マラリア、アメリカトリパノソーマ症、赤痢アメーバ症、
トキソプラズマ症
今井 一男、他
蠕虫による感染症(幼虫移行症を含む)の検査・診断
中村(内山) ふくみ
衛生動物による感染症の検査・診断
渡辺 晋一
■今月の特集2 MDS/MPNを知ろう
骨髄異形成/骨髄増殖性腫瘍(MDS/MPN)とは?
中島 潤、他
慢性骨髄単球性白血病(CMML)
南谷 泰仁
非定型慢性骨髄性白血病、BCR-ABL1 陰性(aCML)
栗山 一孝
若年性骨髄単球性白血病(JMML)
宮内 潤
著明な血小板増加と環状鉄芽球を伴う不応性貧血(RARS-T)
下田 晴子、他
●今月の表紙
Malpighi 小体(血管鋳型、糸球体)
島田 達生
●検査レポート作成指南・2
呼吸機能検査編
鈴木 範孝
●検査説明Q&A・10
大動脈狭窄症の重症度を心エコー図検査で評価したいと思います。
各報告値が乖離していた場合、どのような評価法を考慮すべきでしょうか?
徳田 華子、他
●短報
肥満時代におけるクレアチニンクリアランス(CG式)の使用は不適切
林 孝和、他
●遺伝医療ってなに?・10
答えのない質問
櫻井 晃洋
●元外科医のつぶやき・10
癌患者としての心の推移
中川 国利
66年にわたって算盤製造に携わってきた町工場の社長が、算盤の有用性を主張しながら、現代日本の政治、経済、教育を語り、良い指導者を「選ぼう」「創ろう」「育てよう」と呼びかける。
■今月の特集1 ウイルス性肝炎をまとめて学ぶ
A型肝炎の現状
石井 孝司
B型肝炎の現状
松居 剛志、他
C型肝炎の現状
鈴木 文孝
E型肝炎の現状
長嶋 茂雄、他
肝障害をきたす肝炎ウイルス以外の感染症
田中 篤
■今月の特集2 腹部超音波を極める
肝臓の超音波検査を極める
小山 里香子、他
胆道系の超音波検査を極める
藤本 武利
膵臓の超音波検査を極める
膵超音波スクリーニング検査のポイントと描出のコツ
特に膵尾部の描出法
水口 義昭、他
腎臓・尿路系の超音波検査を極める
皆川 倫範、他
小骨盤腔臓器の超音波検査を極める
鶴岡 尚志
消化管の超音波検査を極める
畠 二郎、他
●今月の表紙
あっ!赤血球が網に引っ掛かっている(血栓)
島田 達生
●元外科医のつぶやき・11
手術直前の心境
中川 国利
●検査レポート作成指南・3
Holter心電図検査編
山田 辰一
●検査説明Q&A・11
レセプトではじかれる検査項目の組み合わせや依頼回数を教えてください[1]
生化学検査編
堀田 多恵子
●遺伝医療ってなに?・11
生きる知恵としての「遺伝」
櫻井 晃洋
保健師の活動体制はかつて地区担当制が主流であったが、母子・成人・精神など分野別の事業の増加や福祉分野への活動領域の拡大に伴い、業務分担制にシフトしていった。しかし、業務分担制は専門性を発揮しやすい反面、地域全体の課題の把握が難しく、現在は人口規模など自治体の実情に応じて地区担当制と業務分担制を併用しているところも多い。本特集では、住民へよりよい保健活動を展開するための活動体制はどうあるべきか、現在における「地区担当制」のあり方を考える。
保健師の活動体制はかつて地区担当制が主流であったが、母子・成人・精神など分野別の事業の増加や福祉分野への活動領域の拡大に伴い、業務分担制にシフトしていった。しかし、業務分担制は専門性を発揮しやすい反面、地域全体の課題の把握が難しく、現在は人口規模など自治体の実情に応じて地区担当制と業務分担制を併用しているところも多い。本特集では、住民へよりよい保健活動を展開するための活動体制はどうあるべきか、現在における「地区担当制」のあり方を考える。
■保健師の活動体制の現状 全国保健師長会の調査より
佐川 きよみ/鎌田 久美子/青柳 玲子
菊間 博子/岡島 さおり/山野井 尚美
■いまの時代に求められる「地区担当制」とは
中板 育美
■わたしのまちの保健活動体制
(1)業務分担制から「重層型」への移行と成果
豊田市の取り組み
柴川 ゆかり
(2)地区担当制を基本とした「地域に責任をもつ保健活動」
大津市の取り組み
藤本 亜由美
(3)地区担当制を活かすための業務分担制の導入
倉敷市の取り組み
中野 宏子
(4)小学校区別の地区担当制で推進する健康なまちづくり
熊本市の取り組み
井本 成美/竹内 弘子/高本 佳代子/清田 千種
谷 昭子/惠藤 朋子/島村 富子
■PHOTO
元気体操をやりたい!続けたい!
八千代市で住民主体に取り組む「健康まちづくり」
■Pick Up
「やりたい!続けたい!」やちよ元気体操応援隊の取り組み
八千代市における住民主体の健康づくり
安達 さくら/長谷川 恵美
■特別記事
自治体で「健康格差対策」に取り組むための5つの視点
近藤 尚己
■調査報告
福岡市東区における校区保健福祉活動の活発さと
地域高齢者の健康度との関連
後藤 智江/鶴田 奈穂子/山崎 玲子/西尾 真由子/八谷 杏美
隈本 秀勝/竹中 章/石井 美栄/鳩野 洋子
●ナカイタ発 保健師へのつぶやき・29
研修「データの『見方』は保健師の『味方』」
中板 育美
●保健師のための行政学入門・11
なぜ家庭訪問の記録は後回しにされるのか?
吉岡 京子
●見方を変えると“場”が変わる 事例検討会の進め方・11
【事例9】死亡事例の支援過程を振り返る
大木 幸子
●ニュースウォーク・211
「楢葉へ帰還」は試金石
白井 正夫
●研究室からのメッセージ・129
島根大学医学部看護学科 地域・老年看護学講座地域看護学領域
本書に収められている言葉をいつも口に出して習慣のように「つぶやく」だけであなたの運はどんどん好転していきます!
65歳以上の約7人に1人が認知症とされ、誰もが身近に認知症に接する社会となる中、2014年11月に東京で行われた国際会議「認知症サミット日本後継イベントー新しいケアと予防のモデル」を契機に、認知症対策の新たな戦略が展開されている。最新の治療と地域戦略の実状を知り、地域での保健活動を考える。
65歳以上の約7人に1人が認知症とされ、誰もが身近に認知症に接する社会となる中、2014年11月に東京で行われた国際会議「認知症サミット日本後継イベントー新しいケアと予防のモデル」を契機に、認知症対策の新たな戦略が展開されている。最新の治療と地域戦略の実状を知り、地域での保健活動を考える。
■新オレンジプランおよび認知症対策の推進の重点
真子 美和
■認知症治療の考え方と動向
加知 輝彦
■認知症ケアパスの作成と活用
京都市における活用状況とこれから
西尾 知
■認知症ケアパスの意義と活用
兵庫県西播磨圏域における認知症ケアネットと
西播磨オレンジライフサポート
柿木 達也/山口 美保
■認知症サポーター養成を通じた金融機関の地域貢献
半田市における知多信用金庫の取り組みと行政の関わり
神谷 みづ穂/池田 美恵子
■「認知症の人と家族のつどい」と保健所保健師の役割
茨城県鹿行保健医療圏における地域住民・医療との連携
江戸 美穂/大森 葉子/松本 綾香
■PHOTO
赤ちゃんに触れ、命の重さを感じる
塩竈市が取り組む「中学生と赤ちゃんふれあい交流事業」
■Pick Up
中学生と赤ちゃんふれあい交流事業の成果 塩竈市の取り組みから
鈴木 静子/太田 有紀/大泉 絵里子/林崎 智子
須藤 瞳/千葉 亜也美/鈴木 菜美/高橋 千晶
■TOPICS
アメリカ・ニューヨーク市における
保健師雇用と管理的能力向上に向けた教育
鳩野 洋子/前野 有佳里/Kathleen M. Nokes
■調査報告
老老介護において重介護を担う夫介護者の介護体験に関する質的帰納的分析
石島 慎子/田高 悦子/今松 友紀/有本 梓
臺 有桂/大河内 彩子/糸井 和佳/田口 理恵
●ナカイタ発 保健師へのつぶやき・30
「地方自治と子ども施策」 全国自治体シンポジウム2015西東京に参加して
中板 育美
●保健師のための行政学入門・12
なぜ地方自治について最初の研修で学ぶのか?
吉岡 京子
●見方を変えると“場”が変わる 事例検討会の進め方・12(最終回)
【座談会】事例検討会を有効に活用するには 連載のおわりに
大木 幸子/河西 あかね/増山 由起/石井 えり子/尾崎 遥
●ニュースウォーク・212
国をも動かす終活文化
白井 正夫
●研究室からのメッセージ・130
豊橋創造大学保健医療学部看護学科 公衆衛生看護学領域