美幸症候群のはじまりだーッ!寅さん映画のマドンナになりたがっている人、世間知らずの人、ひねくれている人、お人よしの人、ミーハーの人、目覚めの悪い人に捧げちゃいます!
日本の空手少女も、レギュラーになって、ますます充実の、マガーク少年探偵団。だけど今回は、のろいでよみがえったミイラが相手とは…ね!第15回日本翻訳出版文化賞受賞。
ALS(筋萎縮性側索硬化症)患者の著者の膨大な闘病の記録。
1ページで何回も笑えます。主役は愉快な子供たち。「子供のまんまでいてほしい」としみじみ感じさせる本。毎日新聞「はないちもんめ」に好評連載中。
幼年期から今日までの、食べものにまつわる思い出を、時代小説の名手が自在に語る。生地・東京はもとより、仙台、伊豆、高松、湯布院など日本各地、さらにはフランス、ベルギー、インドネシアにまで筆を延ばし、各地の香りと味、人との出会いを、歴史余話も混じえつつ巧みに描く。ますます冴える池波節。
「純な魂が降臨したんだよ。魂の存在を誰も信じないこの時代に…」老人はニューヨークで出会った自分そっくりの青年“天使”について語った。ポー風の物語にはじまり、ルイジアナの美しい屋敷に住む一家の崩壊がゴシック的につづられるかと思えば、SF童話風に核シェルターでの一家族の残虐行為が“長靴”によって話されていく…。注目のアメリカの新人マグラアが、超自然物から精神分析までを巧みに使い、ゴシック小説を現代によみがえらせたエレガントで不気味な短篇集。米英でベストセラー。
はかない草花の木の花、海・山の幸ー四季自然のうつりゆきに自身の来し方をかね、句との出合いをかたり、句の魅力をさぐる。絶妙の句と歳時記への案内書。
「ゆーさんのラーメン、残したりするんじゃなかった…」。ここは船底、オリの中。白黒まだらの腕でつかんだ笹の葉を、後悔の涙がぬらしてる。あわれ、ミキは空腹のパンダの姿に。南の島のマーナ王から、聖マリアに招待状が来た。香港への船旅を楽しめるのは、院長先生が選んだ10人だけ。めだたないミキは、ぬいぐるみを着て忍びこむしかなかったのです。ところが、重大な秘密を“パンダ”は聞いた。船長たちはニセモノ、凶悪な乗っ取り犯なの!
小さな診療所に、病いに悩む人々の生活と人生の明暗が交錯する。医師と患者との暖かい人間的な交流を描きながら、日常の医学知識をわかり易く解説した心優しい医学エッセイ。
主婦としての暮らしの明け暮れに何となく不満を抱いていた時、ふと出会った絵手紙。父の看護に焦立ちと疲れを覚えた時、心の支えとなってくれた絵手紙。花をテーマに、花ばかりかき続けてきた尾見七重の花追いの記録。