痴呆症に苦しむ本人とその家族に寄り添い、人間としての尊厳をどう保障するか。二十年にわたる、介護現場や介護者家族の実践的な模索の過程をたどり、その中から痴呆老人ケアの論理を考える。
人にこびることなく、自分に嘘をつかず、欲にとらわれず、優しく堂々と生きてゆこう。陶人形の体はどれも手のひらサイズ。にんまりする、おどける、小首をかしげて拝むなど、どの人形も私たちを見上げている。仰がれているようで、ちょっと気恥ずかしい。でも、ほほがゆるんでくる。お地蔵さまをみていると、おだやかで、ありがたい気持ちになれるから不思議だ。
この本は、私たち日本人が生活する上で、毎日使う言葉や頭の中で思っていることを、アメリカ人が言うとこんな英文になりますよ!というフレーズを集めた本です。思わず口にしてしまう独り言、口にはしないまでも心の中で思っていることを片っ端から英語にしました。
医者は一般的に社会的地位が高く、収入も多いとされている。がしかし、どこの分野にも恵まれない人間はいる。世間から見離され、つらい毎日を過ごす医師もいる。それがこの本の著者である。したがって本書はプライドを漂わせた品位ある本ではなく、むしろその逆である。しかしそれゆえ人間味溢れるとも言える軽妙なエッセイの数々。
幼児の“つぶやき”は、大人へのメッセージ。思わず笑ってしまうつぶやきを読みながら、楽しく豊かな子育てについて考えてみませんか。
2003年に中国は、なぜ一人っ子政策をやめるのか。孤独な小さな手が古い国をゆすぶったから?日本とそっくりな少子化の道。「透明なわたし」と嘆く声。しかし、なお前向きに未来をつかもうとする一人っ子たち。中国、ドイツで異例のベストセラー。
ミーティングでジョークを言っても、誰も笑わない。そんな暗いチームを率いて戦った男の組織論・人間論・リーダー論。
株式投資はワクワクする知的ゲームだ!2,000人以上の経営者を見てきたトップファンドマネジャーが明かす「会社診断の法則」一挙公開。
自らが治癒の見込みのないがん患者となったことで、医療への考え方の大転換を迫られた麻酔科医。末期がん患者になって初めて見えてきたのは…すべての医療関係者におくる、「来たるべき医師像」「来たるべき患者像」を模索しつつ逝った、著者の未完のメッセージ。
「三国志」は歴史としても小説としても受ける感動は大きい。歴史家も小説家も、そして読者も諸葛孔明に深い思い入れがある。時間的空間的に孔明ほどのスケールはないにしてもこの列島に生をうけ、そして逝った人々にはそれぞれ楽しい、そして苦しい、また必死の思いと生活があった。墓地散策の折りに彼らへの詩をつくってあげられたらと思う。
病を受け入れがたい思い、受け入れようとする思い、諦観と希望ー、病の日々の中で感じる喜び、悲しみ、痛みが、静かに詩となり、歌となって流れ出す。珠玉の詩歌集。