英語アルバムを除いてオリジナルとしては13枚目となるドリカムのアルバム。「何度でも」「JET!!!」「SUNSHINE」を収録した本作、吉田美和が描く歌詞の世界を最大限に生かした制作がなされ、これまで以上にストレートに響く1枚となった。
すがすがしい朝を感じさせる鳥の鳴き声、そして軽快なギターのフレーズ。そんなオープニングが、このアルバムのすべてを物語っている。彼の作品の中ではどちらかというと軽やかなテイストの強いものになっていると思う。そして、それが心地いい。★
冒頭からパンキッシュなサウンドが次々と押し寄せてくる。非常にライヴを意識した作品らしく、演奏も歌い方も一発録りに近いニュアンスで、ガシガシとした音を叩きつけてくる。ロックが本来持っていた粗削りさや粗暴さが、この作品には非常に漲っている。