ラジカルな政治信条ゆえに大学を追われたデビッド・コルファックスとその一家は、北カリフォルニアのアカスギの生い茂る山中の四七エーカーの荒れ地を拓いて自給自足の生活をはじめる。水道も電気も電話もないなかで、一家は自分たちで家を建て、田舎暮らしを一から学んでいった。人種の異なる二人の養子を含む四人の子どもたちは、学校に通わず、日々の労働から興味を広げて自学自習し、生きるために必要な知恵を身につけていく。やがて、学校に行かない四人の子どもたちのうち三人までもハーバード大学に進学したことから、「小さなアカスギ学校」は全米のマスコミの注目を浴びることになった…。現代のパイオニア一家のおかしくて、悲しくて、元気づけられる物語。
煎茶道の基礎知識。心の安らぎ・疲労回復。さまざまな効果をもつお茶。おいしいお茶をいれるための知識を網羅。
徳川幕府に勤める官僚・官吏たちの情けなくも赤裸々な不始末の数々を描く実話物語集。
犬、猫、フェレット、大コウモリ、淡水アンコウにアメリカドクトカゲ…総勢120頭の「子ども」と暮らす主は獣医。昼間の疲れを癒す間もなく、帰宅後の長い夜を彼らに捧げる。睡眠3時間。しかし真っ赤なその目はいつも輝いている。飼育と治療のスーパープロが巻き起こすミラクル・ノンフィクション。
著者が、第一作の『男はつらいよ』に出会ったのは二十八年前のこと。それ以来、寅さんと山田洋次監督に「銀幕」を通じて声援を送りつづけ、折々に、寅さんを論じてきた。そして、今回、全四十八作の完全版が仕上がった。数ある寅さん論の最長評論である。寅さん映画を、小津安二郎以来の日本映画の「家族」を描く伝統のなかで位置づける。
旅先で知り合った小説家の娘歌子(吉永小百合)への寅さんの慕情を描く『柴又慕情』、数年後、夫と死別し津和野の図書館で働く彼女と再会し、その再出発を願って寅さんと「とらや」の人々が活躍する『寅次郎恋やつれ』の二作品に小学校時代の悪友デベソの妹で画家のりつ子(岸恵子)との友情と恋を描く『私の寅さん』を併録。
“偏差値七十”の世界で繰り広げられる野望と差別と根回し。学歴重視の環境にある銀行業界。はたしてそのエリート銀行マンの御子様たちは優秀なのか?大手銀行勤務の「人事評価特A」のエリート行員が暴露した銀行員の御子様の生態!金融業界のさまざまな問題点を批評した超激辛エッセイ。
寅さんとインテリの因縁は深い。妻を亡くし、一人暮らしとなった博の父(志村喬)と意気投合し(『寅次郎恋歌』)、寅の幼馴染みに恋する東大助教授(米倉斉加年)を助け(『寅次郎夢枕』)、変わり者の考古学教授(小林桂樹)とマドンナを争いつつも、共にふられ友情を結ぶ(『葛飾立志篇』)。傑作三本立て。
えらい兄貴にはなれなかったがよき伯父さんであった寅さんがたった一人の甥、満男の恋のために奮闘努力する四作品(『ぼくの伯父さん』『寅次郎の休日』『寅次郎の告白』『寅次郎の青春』)を収録する青春編。
中山式自然療術がつらい慢性痛からあなたを救う。ある女性を襲った腰痛の悲劇とその復活へのヒストリー。ある日突然腰痛に襲われた女性が、悩み苦しみながら治療法を求めてさまよい、やがて最良の施術、中山式自然療術に出会い、痛みがなくなるという物語。
記憶、学習、推論といったいまだに解明されていない脳の認知機能を、計算論的に解明しようという野心的な試みへのアプローチとして「ニューロイダルモデル」を提唱する。
家族の不安を和らげ、仕事も暮らしも快適に!辞令の受け方から引っ越しのコツ、職場への溶け込み方、単身赴任や海外転勤の心得まで、役立つ情報とアドバイスを満載。