悲嘆にくれる訳ありな女性をみると、放っておけない寅さんの面目躍如!
2008年世界8大都市で上映される大傑作のシリーズ第17作!
シリーズ第17作は、実に盛り沢山な内容だ。冒頭恒例の夢は何と『JAWS』もどきのホラー・パニック編。
満男(中村はやと)の入学式では、寅さん(渥美清)の名前が出た途端に子供たちが大笑いしたとかで、“とらや"の人々の面子は丸つぶれ。
その寅さん、奇妙なルンペンじいさん(宇野重吉)を“とらや"に連れてきたところ、ぞんざいな振舞いの数々。
果たして彼の正体は?そして後半は、いよいよ始まる寅さんの恋物語。
金銭トラブルに巻き込まれた芸者ぼたん(太地喜和子)のために人肌脱ごうとする寅さんの侠気が何ともかっこいい!?
なお本作はシリーズ40周年、「川喜多かしこ生誕100年記念」として、2008年夏よりニューヨーク、パリ、ロンドンなど世界8大都市を巡回上映。
これぞ世紀を越えて、寅さんの大いなる心の旅を世界へ示す傑作である!
『男はつらいよ』50周年プロジェクトの集大成!
全50作をコンプリートしたコンパクトボックスが誕生!
●『男はつらいよ』シリーズ全50作ボックスがお手頃価格で登場!
長年、多くの人に愛され続けてきた国民的人気映画シリーズ『男はつらいよ』。
50周年プロジェクトの集大成として、昨年12月に公開された新作『男はつらいよ お帰り 寅さん』を加えた全50作品収録のボックスが満を持して登場!
単品ディスクを買い揃えるよりも、お買い得価格で全50作をコンプリートできる、見た目もお値段もコンパクトな、”玉手箱”のようなボックスが誕生した!
どこか懐かしくて、可笑しくて、涙が溢れる - 日本の原風景とも呼べる”くるまや”一家の姿を、いつでも手軽にお楽しみください。
●ずっと手元に残しておきたい、コンパクトで馴染みやすいデザイン!
寅さんの背広を彷彿とさせるチェック柄の収納ボックスは、どんなお部屋にも馴染みやすいデザインを使用。
過去に発売された『男はつらいよ』ボックス史上、最もコンパクトな、ご自宅の本棚にも収まるサイズを実現。
また、DVDケースのどこかに、なかなか見ることができない寅さんの背広裏地のデザインが現れる!
粋でお洒落な浮世絵プリントやタグなどが忠実に再現されたデザインはファン必見!
まるで”寅さんの思い出のアルバム”を垣間見ているかのような、ノスタルジーに浸ることが出来るアイテムとなっている。
●貴重な特典映像と鑑賞ガイドブックの特典付き!
特典ディスクには、第47作と第48作のメイキング映像や山田洋次監督と渥美清による対談など200分を超える過去の貴重な映像が収録。
また、全112ページにおよぶ鑑賞ガイドブックには、ここでしか読めない、倍賞千恵子さんの撮りおろし特別インタビューが掲載。
諏訪さくらとして見つめた映画『男はつらいよ』について、そして名優・渥美清への想いを、50作目を終えた今語っている。映像でも、冊子でも楽しめる豪華特典となっている。
<収録内容>
◆第1作〜第49作 HDリマスター版
本編DISC
・画面サイズ: 16:9 LB
・音声:1:(オリジナル)日本語 ドルビーデジタル 2.0chモノラル 2:バリアフリー日本語音声ガイド ドルビーデジタル 2.0chモノラル
[第49作]1:(オリジナル)日本語 ドルビーデジタル 2.0chステレオ 2:バリアフリー日本語音声ガイド ドルビーデジタル 2.0chステレオ
・字幕:バリアフリー日本語字幕/英語字幕
◆第50作
本編DISC
・画面サイズ: 16:9 LB
・音声:1:(オリジナル)日本語 ドルビーデジタル 5.1chサラウンド 2:(オリジナル)日本語 ドルビーデジタル 2.0chステレオ
3:バリアフリー日本語音声ガイド ドルビーデジタル 2.0chステレオ
・字幕:バリアフリー日本語字幕/英語字幕
特典DISC1
・画面サイズ:16:9LB フルサイズ
・音声:(オリジナル)日本語 ドルビーデジタル 2.0chモノラル
特典DISC2
・画面サイズ:16:9LB シネマスコープサイズ※一部 ビスタサイズ
・音声:(オリジナル)日本語 ドルビーデジタル 2.0chモノラル ※一部ステレオ
特典DISC3
・画面サイズ:16:9LB シネマスコープサイズ
・音声:(オリジナル)日本語 ドルビーデジタル 2.0chモノラル
特典DISC4
・画面サイズ:4:3 スタンダードサイズ
・音声:(オリジナル)日本語 ドルビーデジタル 2.0chモノラル
▽特典映像
●特典ディスク1
・寅さんが遺してくれたもの 山田洋次監督が語る 寅さんの人生論・幸福論(2008年製作・約64分)
40周年にあたり山田洋次監督が振り返った、作品制作秘話や渥美清との思い出、そして現代社会への提言。
●特典ディスク2
・寅なび 予告篇集
公開日、マドンナ、主要ロケ地から検索出来る予告篇集。第1作〜第49作を収録。
●特典ディスク3
・フーテンの寅さん誕生(1971年製作・約50分)
第8作「寅次郎恋歌」製作時の山田洋次監督と渥美清の対談、撮影風景などの秘蔵映像。
●特典ディスク4
・おーい、寅さん 男はつらいよをつくる -シリーズ26年目の素顔ー(1995年製作・約43分)
第47作「拝啓車寅次郎様」製作時のメイキング映像。
・おーい、寅さん Part2 最後の撮影現場日記(1997年製作・約46分)
第48作「寅次郎紅の花」製作時のメイキング映像。
※映像特典は既発売の商品に収録していたものと同じ内容です。
※第1作〜第49作の本編は、HDリマスター版素材を使用しております。
※収録内容は変更となる場合がございます。
シリーズ第7作は、歴代マドンナへの寅さん失恋話に花が咲く。
『学校2』の原点ともいえるシリーズ初期を代表する秀作!
シリーズ第7作の『男はつらいよ』は今までと一味違う。
第2作で巡り会えた寅さん(渥美清)の実母・菊(ミヤコ蝶々)が京都から30数年ぶりに上京するも、
早速帝国ホテルにて関西弁と東京弁の親子喧嘩。
また、第1作のマドンナでもあった御前様(笠智衆)の娘・冬子(光本幸子)が再登場したり、
歴代マドンナによる寅さん失恋話を“とらや"の人々が口にするなど、前半部はちょっとしたシリーズ総括が図られているのだ。
一方、今回のマドンナ花子(榊原るみ)は軽度の知的障害者という設定で、
後の山田洋次監督の代表作の1本『学校2』にも通じる原点的内容にもなり得ている。
寅さんを慕って“とらや"に赴き、ついには彼のお嫁さんになろうかとまで言う彼女。
初めてマドンナに愛される寅さんの恋路を遮るものとは…!?
ラストの切ない笑いも含め、シリーズ初期を代表する秀作である。
シリーズ第30作記念、寅さんと沢田研二が夢の共演!恋の師匠となった寅さんは、若者たちの仲を取り持てるのか?
寅さん(渥美清)が“とらや"に戻って早々、マツタケ尽くしのご馳走を前にいつものように大喧嘩。
久しぶりに、おいちゃん(下條正巳)の激昴にもお目にかかれる。
そして今回は『男はつらいよ』シリーズ第30作記念映画にふさわしく、渥美清と沢田研二、
日本を代表するビッグ・エンタテイナーの二人が夢の共演!
加えてマドンナ螢子役には実力派女優・田中裕子!沢田研二演じる三郎青年は純朴で、もちろん恋愛も苦手ときた。
かくして寅さんは、自分のことはさておいて彼に女の口説き方を伝授するのだが、
肝心のお相手たる螢子の興味は“面白い人"寅さんにあるようで…。
寅さん、永遠のマドンナ・リリーと運命の再会!灼熱の沖縄で繰り広げられる大人のラブ・ストーリー、その行く末は…?
『男はつらいよ』シリーズ第25作は、第11作『寅次郎忘れな草』、第15作『寅次郎相合い傘』に続き、
寅さん(渥美清)にとって永遠のマドンナともいえる歌手リリー(浅丘ルリ子)が三度目の登場とあいなった。
舞台はシリーズ初となる沖縄。
そこでリリーが入院していることを手紙で知らされた寅さんは、苦手な飛行機に乗って彼女の看病に駆けつける。
そして退院後、二人は国頭家の部屋を間借りして一緒に暮らし始めるのだが…。
シリーズ全48作中屈指の傑作であり、シリーズ終了後に本作を再編集した特別篇も製作されているほどの名編。
“とらや"でのユーモラスな騒動はいつもながらだが、
灼熱の沖縄に着いてからは大人の男女の恋と嫉妬が、優しくも切なく繰り広げられていく。
そして寅さんとリリーのドラマは、最終作『寅次郎紅の花』へと受け継がれていく…。
失踪した夫を探す人妻に惹かれてしまった寅さん!
心焦がしつつ罪の意識に悩む彼の“真実一路"はどこにある?
松竹創業90周年記念作品『男はつらいよ』シリーズ第34作は、
まず冒頭の夢が松竹唯一の怪獣映画『宇宙大怪獣ギララ』(ちなみに、主題歌を歌っていたのは倍賞千恵子)をモチーフにしたSF仕立て。
そして本筋では、寅さん(渥美清)が人妻を愛してしまう。
突如失踪した夫の故郷へ赴く彼女に同行する寅さんは、
心のどこかに浮き立つものを感じてしまい、罪の意識に悩まされていく。
これまで彼は未亡人や、夫と別居中の女性などに恋したことはあっても、
夫を愛する女性に心惹かれるのは初めてなのであった。
そのマドンナふじ子を好演するのは、第22作『噂の寅次郎』以来、シリーズ二度目の登場となった大原麗子。
夫役の米倉斉加年もシリーズ準レギュラーだが、今回はストレスに侵されるエリート証券マンという設定などから、
現代サラリーマンの悲哀までも浮き彫りになっていくのだ。
北陸で出会ったマドンナは、“寅さんの憧れの人"ファン投票第1位=吉永小百合。
切ない恋をしっとり描いたシリーズ第9作!
『男はつらいよ』シリーズ第9作は、“寅さんの憧れの人"ファン投票で1位に輝いた吉永小百合をマドンナに迎えてお届けする。
葛飾柴又の自分の部屋が貸間に出されてふくれまくりの寅さんは、さんざんみんなを嘆かせた末に“とらや"を飛び出し、北陸金沢へ。
そこで彼は旅行中の清純なOL歌子(吉永小百合)と出会う…。
今回は第2作以来久々に冒頭で寅さんの見る夢が描かれるが、この趣向は以後のシリーズのお楽しみコーナーとして定着していく。
また今回から松村達雄2代目おいちゃん役で登場。寅さんの弟分・登(津坂匡章)も第5作以来久々のお目見えとなった。
なお、今まで不定期で公開されていた本シリーズだが、今回より年に2回、お盆と正月に興行作品としてお披露目されることになった。
そして寅さんと歌子の物語は、第13作でも繰り広げられていくのである…。
御前様曰く「煩悩が背広を着て歩いている」寅さんが、出家する!?そのありがたい法話と恋の行方を前にして、ついには仏も泣き笑い!
『男はつらいよ』第32作は、寅さん(渥美清)が出家してお坊さんになる!?ことの起こりは、
博(前田吟)の父の墓参りに寅さんが立ち寄ったこと。
かつて博の父を演じた志村喬亡き後に合わせた今回の設定は、
かの名優に対するシリーズからのオマージュでもあるが、
そこで寅さんはひょんなことから二日酔いで動けない寺の住職(松村達雄)に代わって法事を務めることに!?
ところが、あの名調子を発展させた法話が檀家に好評で、彼はそのまま寺に居座った。
やがて博の父の三回忌がやってきたが、そこに現れたのは……!
今回の寅さんはコミカル色全開だが、
その一方で彼は住職の息子・一道(中井貴一)を慕うひろみ(杉田かおる)を応援しつつ、例によって一道の姉・朋子に片想い。
その結末は……周囲の予想を裏切って、御仏は意外な方向へと彼の恋をお導きする!?
故郷柴又で恩師を訪ねる寅さん、その娘・夏子にたちまちホの字。
生みの母親とも再会し、苦い涙を流すシリーズ第2弾!/第1作の好評を受けて製作された『男はつらいよ』の続編。
今回の寅さん(渥美清)は、厳しくも慈愛あふれる恩師・散歩先生(東野英治郎)の娘・夏子(佐藤オリエ)にほのかな恋心を寄せつつ、
彼女とともに京都へまだ見ぬ母を捜しにいくが、行き着いた先は何とラブホテル!?
恩師に「人並み以上の身体と人並み近い頭」と称された寅さん版“瞼の母"の顛末は?また今回はマドンナと寅さん、
そして彼女の本命たる医者(山崎努)との関わりが全編にわたってじっくりと丁寧に描かれており、
後のシリーズ化を決定付けたといっても過言ではないほどの名編として屹立している。
冒頭に登場する夢のシーンも、やがては後々のシリーズのお楽しみコーナーのひとつと化していくのだから、
1作目同様、もはやこれを見ずして『男はつらいよ』は語れない!