シルクロードを通じ、通商の民ソグド人によって中央アジアに広く伝えられた、拝火教ことゾロアスター教。その聖典『アヴェスター』は世界最古の宗教経典とされ、「ヤスナ(祭儀書)」「ウィーデーウ(除魔書)」「ヤシュト(神々への讃歌)」などからなる。本書はそのうち最重要といわれる、ヤスナの中の韻詩文を中心に精選し、原典から訳出した唯一の邦訳である。ゾロアスター教は唐の都・長安でも信仰される一方、その“善悪二元論”“一神教”などの思想は、キリスト教や西洋思想、仏教にも大きく影響したと言われる。古典としてのみならず、比較思想にも欠かせない必携書。
幼なじみの人権弁護士、マーク・ダーシーとようやく結ばれ、二人の子どもにも恵まれて何ひとつ不自由ない生活を送るブリジット。しかし、幸せいっぱいの家族に突如とんでもない不幸が襲いかかった。最愛の夫マークが紛争地帯で事故に遭い、急逝。もう二度と恋なんてできないと思っていたブリジットは、ツイッターで二十歳も年下の男性、ロクスターと出逢うのだがー。おっちょこちょいで失敗ばかり、悩みは尽きないけれど、それでも前向きに進んでいくブリジットがとびきり魅力的。涙と笑いに満ちた、心揺さぶるジェットコースター・ストーリー。世界中の女性が共感するビタミン小説の決定版!待望の続編!
A・A・ミルンが「クマのプーさん」で描いた森の仲間たちの冒険物語を題材に、作者のロジャー・E・アレンは、マネジメントの基本をわかりやすく説き明かし、いつの時代にも通用する的確なアドバイスを与えてくれます。この本を読み進むうちに、明確な目標設定、強いリーダーシップ、効果的なコミュニケーションのとり方などについて、知らず知らずに、理解を深めることができます。
外食が贅沢だった昭和という時代。晴れの日に家族で行った店、友人と夢を語り合った店。忘れられない思い出があるように、忘れられないお店が誰にでもあるはず。人生が彩られたその場所で、その時、店主たちは何を守り続けていたのか?日本を代表する老舗飲食店の主に話を聞き、食を通して伝え続けた誇りとその歴史を辿る。温かくも懐かしいもうひとつの昭和史。
オレの名まえはミルキー杉山。探偵だ。これまで、かずかずの難事件を解決してきた。今回は、密室強盗じけんのトリックとフランスの大どろぼうアルセーヌ・ルパンもおどろく怪盗ムッシュによる大胆不敵なトリックにたちむかうぜ。大いに推理してくれたまえ。小学校中学年から。
未だに多くの謎を残す日本文学の最高傑作、源氏物語。描かれた女たちから見えてきた、いつの時代も変わらぬ人間の業。光源氏を演じた歴代歌舞伎役者たちの知られざる素顔。世阿弥の「作家」としての類い稀なる力量。「物の怪」とはつまり何なのか…。希代の女流作家と女性随筆家が、能、歌舞伎、文学などの古典名作の魅力を縦横無尽に語り合った、至福の対談。
人間の死後の世界は?人間はどのようなものとなって生まれ変わるのか?チベット語原典からの初の完訳。
マイクロソフト・松下電器・サイバーエージェントなど、プレゼン名人たちのシナリオ・資料小道具・話し方。データと画像で全部見せます。営業・事業説明・社内交渉など今日から使える。
戦国時代から現代へ戻ったのも束の間、またもや香里、拓哉、亮平はタイムスリップしてしまう。今回まぎれ込んだのは幕末の大坂。3人は、身なりのきたないひとりの青年と出会う。彼こそ、あの一万円札の肖像にもなっている、福沢諭吉!香里たちは、彼が学んでいる「適塾」へと案内されることに。そこには、主宰者の緒方洪庵をはじめ、個性派揃いの塾生たちがひしめきあっていた…。小学上級から。
もう恋なんてしないと思っていたーのに!?フォロワー数に一喜一憂。ツイッターで年下の男の子に夢中になったブリジットの恋の行方は?世界中で愛されたベストセラー、待望の続編!
タイムドリフターとともに旅するのは、まだ少年時代の大旅行家マルコ・ポーロ。その行く先に、消えた阿笠博士の姿は!?
廃業する店の備品を引き取り、中古販売する五郎は、百キロ超の巨体を揺らして、今日も東奔西走。撤去に出向いたタクシー会社の未亡人社長のタクシーに乗り、すっかりデート気分だったが…。ワケアリ美人に弱い“女難”の五郎に幸せは訪れるのか?不器用で、義理人情に厚い五十路男を描いたハートフル小説。
『マハーバーラタ』はバラタ族の戦争を物語る大史詩である。この叙事詩では、古代インドに雄飛したバラタ王の後裔であるユディシティラを長兄とするパーンダヴァ(五人の王子)とドゥルヨーダナをはじめとするカウラヴァ(百人の王子)による一族内の死闘が語られる。また、竜を食べるガルダ(金翅鳥)の誕生、乳海の撹拌、蛇の犠牲祭を行なうジャナメージャ王と、その蛇供をやめさせた最高のバラモンのアースティーカの物語など、非常に多くの神話、伝説があり、その他ありとあらゆる有用な情報が挿入されている。
ぼくの弟のボビーは「おりこうさん」で、ほんとうにいやになる。もうすぐボビーの八歳のたんじょうびだけど、あいつのほしがってるものをプレゼントするなんて、おもしろくないな。そうだ、いいことを思いついたぞ!弟をちょっとびっくりさせてやろうと、すぐお店にかえすつもりでワニをプレゼントに買ってきたテディ。ところがボビーはおおよろこび。しかも、たんじょうパーティーに来ていたしんせきみんながワニにむちゅうで、ボビーに注目があつまるばかり。そこへ、なにも知らないお父さんがかえってきて…?ワニをかうことになった兄弟と一家のどたばたを、ユーモアたっぷりに描いた、ゆかいなものがたり。楽しいさし絵入り。小学校低・中学年から。