死の瞬間から次の生を得て誕生するまでの間に魂が辿る四十九日の旅、いわゆる中有(バルドゥ)のありさまを描写して、死者に正しい解説の方向を示す指南の書。それが『チベットの死者の書』である。ユングが座右の書とし、60年代にはヒッピーたちに熱狂的に受け容れられ、また脳死問題への関心が高まる中で最近とみに注目を集めている重要経典を、チベット語の原典から翻訳した。
「予算目標は達成しろ」「部下のモチベーションも上げろ」「残業させるな」いったいどうすりゃイイんですか?!プレイングマネージャーは「仕方ない」、「管理職は何でもできなければならない」を捨てる、自分だけでやろうとしないーそんな割り切りが、マネジメント不全を変える!
みつひめさまは、はちのすじょうのおひめさま。たくさんのかしんにかしづかれ、なにふじゆうないごてんのくらし。ところがあるひ、ひめさまが、だいじなつぼをわってしまったから、さあたいへん!うまれてはじめて、おしろのそとにとびだして、はちむらにまよいこんだひめさまは…。
人気ゲームシリーズ『パワプロクンポケット』シリーズのサントラ盤。ニンテンドーDS用『12』、ゲームボーイ用『1』『2』、ゲームボーイアドバンス用『3』それぞれのBGMの数々を網羅した3枚組。
無宗教の方々にも、そしてどの宗教・宗派の方々にも、老若男女、どんな年代層の方にも、きっとお役に立てる「人生の生き方大ヒント集」。
大正年間、大財閥と並び称された鈴木商店は、米価急騰の黒幕とされ米騒動の焼打ちにあった。だが本当に鈴木は買占めを行ったのか?丁寧な取材を経て浮かび上がる、一代で成長を遂げつつも、近代的ビジネスとの間で揺れながら世界恐慌の荒波に消えた企業の姿。そして大番頭・金子直吉の生涯。城山文学の最高傑作。
シルクロードを通じ、通商の民ソグド人によって中央アジアに広く伝えられた、拝火教ことゾロアスター教。その聖典『アヴェスター』は世界最古の宗教経典とされ、「ヤスナ(祭儀書)」「ウィーデーウ(除魔書)」「ヤシュト(神々への讃歌)」などからなる。本書はそのうち最重要といわれる、ヤスナの中の韻詩文を中心に精選し、原典から訳出した唯一の邦訳である。ゾロアスター教は唐の都・長安でも信仰される一方、その“善悪二元論”“一神教”などの思想は、キリスト教や西洋思想、仏教にも大きく影響したと言われる。古典としてのみならず、比較思想にも欠かせない必携書。
オレの名まえはミルキー杉山。探偵だ。これまで、かずかずの難事件を解決してきた。今回は、密室強盗じけんのトリックとフランスの大どろぼうアルセーヌ・ルパンもおどろく怪盗ムッシュによる大胆不敵なトリックにたちむかうぜ。大いに推理してくれたまえ。小学校中学年から。
ウパニシャッドとはサンスクリット語で書かれた一群の神学書・宗教哲学書の総称である。インド思想の根幹をなすこれらの書は、ヴェーダの神話と祭式の伝統の上に成立したものであるが、それまでのバラモンの祭式万能主義とは一線を画し、当時の王者の活躍を背景に、真理探究を志し、宇宙万象の一元を説く哲学を展開した。本書は紀元前4〜8世紀に遡る古ウパニシャッドから主要篇を抜粋収録。そこには、ブラフマンとアートマンの二元を同一視しその上に絶対不二の根本原理を説く「梵我一如」の哲学思想と、仏教等の土壌となった輪廻・業・解説の宗教思想が浮彫りにされている。
ルネサンス期の大知識人エラスムスが、友人トマス・モアに捧げた驚天動地の戯文。痴愚の女神なるものを創造し、人間の愚行を完膚なきまでに嘲弄する。堕落する教界、腐敗を極める世俗権力。当時の社会、人びとを観察し、エラスムスが描き出した痴愚や狂気は、いまなお私たちをとらえてはいないか。ラテン語原典からリズムある新鮮な訳が生まれた。
臆病で気は小さいが憎めない犬丸順吉は、太平洋戦争直後、戦犯を恐れた社長の密命により四国へ身を隠す任務を与えられる。そこには荒廃した東京にはない豊かな自然があり、地元の名士に食客として厚遇を受けながら夢のような生活が待っていた。個性豊かな住民たちと織りなす笑いあり恋ありのドタバタ生活はどんな結末を迎えるか…。昭和を代表するユーモア小説。