妻子ある五十男レオと共棲み中の浅野モリ三十三歳。二人きりの生活はあまりに幸福で、放心してしまうほど。幾夜の愉しい時間、誰にも見せない夜の錦、交わした会話…あんなに強く結ばれていた愛の絆。なのに、いつしか夢幻のようにほどけてしまうのは何故なのだろう。幻の王朝物語を織り込んで、至福の愛の喜びと不安を描く、田辺文学のエッセンスの凝縮した恋愛小説。
ポワロが乗りあわせた、イギリス行きの定期旅客便の中で、とつぜんスズメバチがとびまわりはじめた。ハチは乗客のひとりに、たたき落とされたが、飛行機が着陸態勢にはいったとき、金貸しの老婦人が毒針に刺されて死んでいるのが発見された。老婦人はハチの毒よりもっと強力なヘビの毒で殺されたことが判明して…犯人は飛行機の中にいる!小学上級から。
本書はコンピュータ科学を学ぶ学生があらゆるレベルでLinuxを理解するためのオペレーティングシステムの教科書です。初心者からシステム管理者、アプリケーションプログラマー、システムプログラマーなどのためのあらゆLinuxの情報を1冊にまとめました。パートごとにレベルアップしていくように構成してあります。
日本で記録されている約550種の野鳥のうち、一般によく見られる、または声の聞かれる200種をこの図鑑ではとりあげています。鳥の特徴がはっきり分かるように写真は大きく扱い、解説では生態や識別に役立つポイントを説明しました。なかでも鳴き声については文字による解説だけでなく、実際に声を聞くことができます。
愛情あふれる家庭で育っても、おそまつな親に育てられても、犯罪者になる子はなる-多種多様な少年犯罪者たちとの、数え切れないほどの臨床経験をもつ著者が、親や先生、社会が陥りがちな誤りを鋭く指摘する。
生きてるって、そんなにえらいことなの?なぜ死んじゃあ、ダメなの?生きることに希望を失った少年、叶居歩。彼は殺人現場を目撃する。数百メートル離れた双眼鏡越しの視界での出来事だった。レンズの先ではセーラー服姿の少女が日本刀で人を斬っていた。あまりに常識離れした光景。しかし、それは惨劇の始まりにしか過ぎなかった。その人斬りの少女、音無小夜が歩の学校に転校してきたからだ。それから、歩の周りで奇怪な失踪事件が続発する。『BLOOD』と小夜の物語。その全ての謎が今、明かされる。衝撃と戦慄の学園ホラー。
スチュワーデスとの不思議な関係、UFO遭遇から、業界の遅れた実態、頭の痛い「問題」空港、ハイジャック事件まで、“空飛ぶ作家”にしてパイロット生活35年の現役機長が明かすホントのところ。
仕事・結婚・人生の勝負などなんでも成功する、何故ツキまくる人がいるのか!?この法則と理論をズバリ解明する。
叔母が株式取引のトラブルに!背後にはインチキ臭い占い師が暗躍している。教え子に泣きつかれた安楽探偵テイマー教授が推理をこらす間もなく、殺人が…惜しくも急逝した女流本格の遺作。
あたし、長嶋星羅。とびきり元気な高校一年生。夏休み、両親と妹の礼羅が海外旅行へ。だから、親友の清原涼夏や彼氏の上原太陽を家に呼んで、楽しいこと、いろいろしちゃおうって計画してたのに。まさか、親友と恋人にあんなふうに裏切られるなんて!ヤケになったあたしは、偶然出会った家出少年、高橋銀河と同棲することにー!?漫画『ODAIBAラブサバイバル』の姉妹編が小説になって登場。書き下ろし続編つき。礼羅も出るよ。
テレビ『人間の条件』でのデビューから四十年。『大岡越前』で長くお茶の間に親しまれる一方、『忍ぶ川』『砂の器』『マクベス』『夜明け前』など映画・舞台で活躍している著者のエッセイ集。撮影現場や舞台裏の意外なエピソード、忘れえぬ人との出会いと別れ、息子たちとの楽しい対話、そして時代と向きあう真摯な生き方を流麗な筆致で伝える。
米国では日本人操縦者をみな恐怖で震え上がらせたと言われ、日本ではぺろりと喰える「ペロ8」と侮られたライトニング。毀誉褒貶の著しい本機の真価をP-38エース達の証言で辿り、日本側資料との照合で米軍が主張する撃墜戦果の真偽を探る。
「もう、人生をお終いにするんだ」と言って、とぼとぼと線路に向かって歩いていた著者。「うつ病」「妻のがん」との凄絶な闘いの日々の中でつかんだ生と死、家族の絆、夫婦の愛とは何かを赤裸々に綴った、感動のエッセイ。
ジェレミーは、しょうじきなうさぎに、という願いをこめてつくられたぬいぐるみです。イギリスでつくられたジェレミーは、自分を注文してくれたアメリカにいる少女のもとへ、送られることになっていました。けれどもジェレミーは、自分で船にのり、海をわたってアメリカをめざしたいといいます。たくさんのひとたちと出会い、困難をのりこえながら、自分をまっている少女のもとへ、旅をつづけていきます。“親が選ぶ子どもに読んでほしい本”金賞受賞。
いまの状況をガラリと変える「43の行動指針」。この「知恵」に気づかないと、一生の損。