黒海の東の果て、コルキスの地の樫の巨木に張られた全羊毛を持ち帰るように王から命じられた英雄イアソンはアルゴ船の一行と大航海に乗り出したー古代ギリシアの神々や英雄が織りなす雄大な叙事詩の唯一の邦訳。
和食を中心に約110点。
20世紀前半に全盛時代をむかえたオリエント急行は、ヨーロッパのひとびとの、あこがれだった。アガサ=クリスティも実際に、この豪華列車に乗って、遠くバグダッドまで旅をしている。90をこすクリスティの作品の中で、もっとも有名なこの傑作は、このときの体験と、当時、世界じゅうに衝撃をあたえた、幼児誘拐殺人事件をもとに書かれたという。読者も乗客のひとりになってみよう。小学上級から。
フワフワのしっぽ、カリカリのトースト、ペタペタのハチミツ。みんなも、ちっちゃなウサちゃんといっしょにさわって、あそんでね。
本書の目的は、問題を未然に防ぐために必要な、「良い物と悪い物とを見分ける感覚」(ヘブル五・一四)を養い育てることにあります。本書の内容を知るクリスチャンは容易に、カルト教団の巧妙なマインド・コントロールの手法を見破ることができるようになると信じます。また、カルト化してしまった教会の中で傷つけられた人々の、心の癒しに役立つのではないかと考えます。
大和の花と風景を愛した写真家・入江泰吉と、万葉集の権威・中西進。両者の世界が共鳴して生まれた万葉の花をめぐる新たな魅力。奈良大和を愛し、半世紀近く撮り続けた入江泰吉は、『万葉集』を学ぶことで古代の人人と花との深い関わりを知り、その美しさを再発見して「花は究極の美」と考えるようになった。以来、晩年まで大和の山野を隅々まで歩き回り、楚々と咲く万葉の花を撮り続けたのである。彼がファインダー越しに捉えようとした万葉びとの心に、日本文化の碩学・中西進のエッセイで迫る写文集。
本書は、一橋大学の「微分積分1、2」での題材をもとに、より広い読者の必要を満たすよう工夫しながら構成されている。前半部分で1変数の微分積分、後半部分で多変数(2変数)の微分積分を扱っている。さらに初等的にできる範囲で、ガンマ関数、ベータ関数、微分方程式などの基本事項を取り入れた。現実の問題、社会科学的な問題への数理的な理解にも配慮している。また、「計算が速くなる積分のテクニック」といった、従来の演習書ではあまりなかったような視点から、実用的な「コツ」も紹介した。さらに、数列(差分方程式)も、社会科学で重要な課題なので、高校の復習をかねながらも、より実践的で、計算しやすい方法を身につけられるよう配慮しつつ、とりあげた。