みじかなことからものの本質にせまります。やさしくユーモラスな「科学絵本」。
見えてくる律なき仏教国の宗教的危機。「律」規定に基づくインド仏教の出家と僧団生活を社会との関わりを中心にして徹底描写する。
手本と解答がない今、成功へのプロセスは自らが考えださなくてはならない。オピニオンリーダーとして、常に最先端で活躍を続ける著者の最善解を導きだす思考法を全公開。
全米トップMBA出身の実践マーケッターが語る、MBAを超えた本当に役立つ儲けのテクニック。
みじかなことからものの本質にせまります。やさしくユーモラスな科学絵本。
世界には「歴史のある文明」と「歴史のない文明」がある。日本文明は「反中国」をアイデンティティとして生まれた。世界は一定の方向に発展しているのではない。筋道のない世界に筋道のある物語を与えるのが歴史だ。「国家」「国民」「国語」といった概念は、わずかこの一、二世紀の間に生まれたものにすぎない…などなど、一見突飛なようでいて、実は本質を鋭くついた歴史の見方・捉え方。目からウロコの落ちるような、雄大かつ刺激的な論考である。
「集合」抜きに現代数学は展開できない。集合とはなにかという問題は、新しい集合の公理の探究という問題をはらんで、現代数学の最も深い問題といってよい。集合概念がもたらす深遠な謎、集合論の中に潜むロマンチックな創造の精神、これらを数学の訓練を経ていない人々に説明した名著にカントールの評伝を追加して復刊。
言語とはなにか、芸術とはなにか。そして文学とはどのような言語の、どのような芸術なのかー。『万葉集』『古事記』といった古典や現代の詩歌をはじめ、森鴎外「舞姫」、国木田独歩「武蔵野」、夏目漱石「それから」など、文学史上のさまざまな作品を豊富に引用し、具体的に分析。表現された言語を「指示表出」と「自己表出」の関連でとらえた独創的言語論の1。『改訂新版共同幻想論』に並ぶ、吉本隆明の主要著作、待望の文庫化。
われわれは、どんなときに「あ、わかった」「わけがわからない」「腑に落ちた!」などと感じるのだろうか。また「わかった」途端に快感が生じたりする。そのとき、脳ではなにが起こっているのかー脳の高次機能障害の臨床医である著者が、自身の経験(心像・知識・記憶)を総動員して、ヒトの認識のメカニズムを、きわめて平明に解き明かす刺激的な試み。
伝統工法による技術を継承してきた職人たちと市民が挑戦する京町家改修の施工マニュアル。
「関西人」と呼んでくれるな!-京都人らしさにこだわる「京都人」、サービス精神旺盛な「大阪人」、すっきり自然体の「神戸人」。三都には、それぞれの歴史に根づいた個性がある。“関西人”とひとくくりにされては大迷惑だ!本書は“京阪神”の「何が違うのか?」から「なぜ違うのか?」までを徹底分析。味覚、気質、暮らしっぷりやその成り立ちも網羅した関西研究の決定版。
仏性の真意を探り、女人成仏・草木成仏にも論究した『涅槃経』の本格的解説書。
太陽の輝き、朝のコーヒーの香り、小鳥のさえずり…私たちの意識は鮮やかな質感(クオリア)に満ち満ちている。物質である脳が、心の中に、そうしたユニークな感覚を生み出すのはなぜか?そして、すべてを感じる存在としての「私」とは何ものなのか?人類に残されたこの究極の謎を解きほぐす鍵は、他者との関係性の中でダイナミックに変化する脳のはたらきにある。既存の科学的アプローチが解明できずにきた難問に新境地を展開する画期的論考。
さかながどうしてこんなにおおきくなったのか、ねこにはさっぱりわからないんだよ。さかなのそばによると、たべられるからあぶないのに、ねこはしらないものだからへいきなの。
英語は今、世界でどのように使われているのか。-世界一九三カ国のうち五〇カ国で公用語、二〇カ国で通用語とされている。また、「国際英語」という考え方のもとに国際通用語として使われる一方で、それぞれの国や地域の事情を反映し多様化した世界諸英語も多くの人々に使われている。長年広く世界を巡り、ネイティブあるいはノンネイティブの英語事情をつぶさに観察し、新英語(New Englishes)を蒐集してきた著者が、ここで新しい英語とのつき合い方を提案する。異文化間のよりよいコミュニケーションのために、世界に情報発信するために、そして英語が使える日本人であるために…。