同じように見えるお米でも食べくらべてみると味にちがいがあることがわかります。お米の味っていったいどんなもの?どんなことを基準に買えばいいの?この本では、毎日のごはんをおいしくする知識を紹介しています。
若き妻を失った父ミシェル、彼が心を寄せた女性の存在。時代は戦争へと突入し、一族の物語はついに“私”という存在へと辿り着く。母・父・私をめぐる自伝的三部作、第三巻。
チャートのしつもんにこたえていくと、よみたくなる本がつぎつぎとみつかるよ!図書室の先生がつくった、子どものためのブックガイド。
妖精兵クトリ・ノタ・セニオリスは消滅し、ヴィレム・クメシュ二位技官は妖精兵ネフレンと共に闇に呑まれた。物語は、終わったはずだった。-しかし。ヴィレムは、見覚えのある部屋で目覚める。「…おとー、さん?」語りかけるのは、すでに亡き存在の娘アルマリア。そして、かつての仲間ナヴルテリが伝える真界再想聖歌隊の真実。それは時の彼方に過ぎ去ったはずの終末の光景ー。夜闇の中、新たな“獣”が咆哮を上げる。
浮遊大陸群を救う、最後の戦いが始まった。“最後の獣”の内に広がるのは、在りし日の地上を模した風景。散り散りに降り立った先、目を覚ましたティアットの前にはエマと名乗る女性と、白いマントの少年が現れてー。あるいは豚面種から数多の人間を救い。あるいは竜種を葬りながら。この世界を壊すという役目に奔走する妖精兵たちを裂く、新たな選択肢とは。「もうすぐ、時がくる。君が征く道を、君が選ぶ時が」楽園の崩壊は近づく。
絶望のなかで真実を模索する者たちの心を揺さぶる物語。鮮烈な中篇三篇所収。
鼻で、土をほる?耳で、“見る”?目から血をふきだす?いろいろなどうぶつが、自分たちの耳や目や、口、鼻、足、しっぽを使ってくりひろげる、おどろくべき行動。スティーブ・ジェンキンズとロビン・ペイジが、色あざやかな切り絵で案内するどうぶつたちの不思議な世界。みんなで、のぞいてみよう。
さかながどうしてこんなにおおきくなったのか、ねこにはさっぱりわからないんだよ。さかなのそばによると、たべられるからあぶないのに、ねこはしらないものだからへいきなの。
この本には、いっしょにいきるって、なに?を考えるための大きな問題が6つ。いろんな考えをあれこれ組み合わせたり、ふだんは見えていないところをのぞきこんだりしながら、ほかのだれにもたどりつけない、きみだけの答えをさがしてみよう。
水嶋亜希、三十二歳独身。文芸編集者としてトラブル処理に飛び回る日々。仕事を頑張ったご褒美のように、ある日高スペックのエリート官僚と偶然出会い恋が始まる予感が。だが新幹線爆破テロ事件が発生すると、明らかに彼の態度が怪しくなっていくー私、騙されてる?痛快でドラマティックな反撃が始まる!
遺跡兵装モウルネンの真実を知るべく、護翼軍司令本部に忍び込んだ元四位武官フェオドール。彼の前に立ちはだかったのは、かつての妖精兵ノフト・カロ・オラシオンだった。昏倒して目覚めない堕鬼種(インプ)を前に、自分の存在がある限り、彼は永遠に救われないのだと知るラキシュ。「わかってるんでしょう?あなたがそばにいるだけで、あの子は死に近づいていく」別れを告げた妖精兵の思考を埋めるのは数多の言葉の断片ーあの夜の記憶。
妖精兵であるクトリたちが決戦に赴いてから半月。彼女たちはまだ、戻らない。次代を担う妖精兵である少女・ティアットを連れ、11番浮遊島へ適性検査に向かったヴィレムは、そこで「決戦敗北」の報を受けるが…。“人間”に代わり“獣”を倒し、死にゆく定めを負った少女妖精たちと、たったひとり生き延びた“人間”の青年教官の、儚くも輝ける日々。第2幕。
おかえりの声を、聞きたかった。ただいまを、きちんと、言いたかった。バターケーキを、食べたかった。それらの願いは、すべて叶った。帰るべき場所へ帰り、逢いたかった人に逢えた。だから。約束は尽きて。追いついてきた終末は、背後から静かに、少女の肩に手をかける。青年教官と少女妖精の、儚く輝いた日々。第3幕。
“最後の獣”が造り出した少年は、最期の選択を迫られる。今ここにある幸せを慈しみ、浮遊大陸群を滅ぼすかー多くを奪う邪悪として、自分自身が滅ぼされるか。偽りの楽園は罅割れ、幸福のかけらも削れ行き、少年は自身の存在する意味を覚る。「ぼくはちゃんと、あなたたちと戦います」聖剣モウルネンを差し向けるティアットに、示す答えは。そして、崩れ行く世界は、その跡に何を残すのか。明日を繋いだ妖精たちの第2部、終幕。