母子家庭に育った少女ハリウッド。ある日、「サーカス・ホテル」というところにおじいさんが住んでいることを知る。おじいさんは空中ブランコの達人。サーカスをこのまま続けていくにはショーを開かなければならないが、なんと、おじいさんの相手役がいない!仲間たちはハリウッドを推薦するのだが…。
あたしはディナ、10才。目を見るだけで相手の秘密がわかってしまう、“恥あらわし”という能力を持ってる。母さんから受けついだこの目のせいで、みんなに避けられてしまい、いやでたまらない。でも、母さんがおそろしい事件に巻きこまれたことを知って、あたしは自分の力を武器に、助けだす決意をした。デンマークのファンタジー。
竜の王女シマーは、強く、美しく、気位が高い。一方、人間の孤児の少年ソーンは、力は弱いが勇気とやさしさは人一倍。そんなふたりが、シマーの故郷の海をぬすんだ魔女を追っていっしょに旅をすることになった。だが、行く手には魔物たちが立ちはだかる。けんかをしてばかりのシマーとソーンは大ピンチ。
ジェスはおじいちゃんが大好きな15才の女の子。夏のある日、そのおじいちゃんが倒れた。最後の願いをかなえるため、家族はおじいちゃんを連れて故郷の川へ向かう。ジェスはそこで、不思議な少年と出会った。その少年に導かれ、ジェスとおじいちゃんの運命は大きく変わっていく。カーネギー賞受賞の感動作。
もうすぐクリスマスというある夜、ぼくの家の屋根をつきやぶって、ヘラジカが落ちてきた!トナカイのかわりにサンタのそりの試験飛行をしていて、足をすべらせたんだって。名前はミスター・ムース。おもしろくてやさしいヘラジカで、ぼくはすぐ仲よしになった。でもそれが、大騒動のはじまりだったんだ。
内気なエリザベスとしっかりもののタラ・スターは、性格は正反対だが大親友。ところがタラが引っ越してしまい、ふたりは手紙を交わすことに。学校のこと、家族のこと、将来のこと。なんでもおしゃべりして心を通わせるが、やがてそれぞれ問題にぶつかって…手紙の形でつづられた、さわやかな友情物語。
ダラスとフロリダは、孤児院育ちのふたご。心のせまい大人たちに問題児と呼ばれつづけ、すっかりひねくれ者になってしまった。そんなふたりが夏休みのあいだ、美しいルビーの谷で暮らす老夫婦に引き取られることになった。ところが問題を起こしてばかりで…ユーモアと感動がつまったカーネギー賞受賞作。
僕らは空の上から物語を始める。神様でも天使でもないけれど。笑いと哀しみをくぐりぬける三つの小さな冒険。
すべてが灰色に枯れはて、ひっそりとした町、ドール。ここへひとりの女の子がやってきました。魔法で花に変えられた仲よしの男の子を救うため、秘密の庭をさがして旅をしているお姫さまです。謎めいたこの町で、はたして庭は見つかるのでしょうか?そしてお姫さまは男の子を取りもどせるのでしょうか?命の消えた町ドールに希望の花が開くまで。
13歳の少女ラチェットは夏休み、遠縁の双子のおばあさん、ティリーとペンペンの家を訪れた。2人は次々に嘘みたいな昔話を語る。ちょん切れた首の話、8センチ長くなった片腕の話、世にも奇妙な結婚式の話…おまけに、実際の生活でもへんてこな事件の連続!全米図書賞受賞のちょっと変わった成長物語。
こわいおばさんに捕まって身長20cmにされちゃった!?ぼくを誘拐したおばさんの自慢は、見事なドールハウス。人形をならべるだけではものたりなくなって、ほんものの子どもをさらってきては特殊な注射で体をちぢめ、そこへ住まわせているのだ!ぼくは同じように誘拐された子どもたちと協力して、脱走計画を練るが…こわいのになぜか笑える楽しい読み物。
魔法がらみの大事件が発生原因はなんと1本の歯???ジェスとフランクのきょうだいが始めた“仕返し有限会社”。だれかの仕返しを代行しておこづかいを稼ぐつもりが、来るのは妙なお客ばかり。そのうえ「歯を1本とってこい」という依頼がきっかけで、魔女らしき人物とトラブルに!ファンタジイの女王が若き日に、初めて子ども向けに書いた愉快な作品。
ネズミは、かわいらしいシマリスや動物界の名建築家ビーバーの親せきで、からだじゅうが針だらけのヤマアラシのなかまでもあります。世界におよそ4800種いるほ乳類の3分の1くらい、1336種ほどがこのネズミのなかまなのです。この本では、わたしたちの身近にいて、ネズミのなかでもいちばんかしこい「家ネズミ」のなかまをしょうかいします。「もし人類が絶滅したら、つぎにさかえるのはネズミだ」という学者もいるほどの知恵者です。きっとびっくりしますよ。
ぼくはヘンリー。両親がアフリカへ行ってしまい、おばさん2人が面倒を見てくれている。ところがおばさんたちが、とつぜん旅行に出ると言いだしたものだから、さあたいへん。行きあたりばったりのいいかげんな旅に、ぼくも巻きこまれて…『ブルーベリー・ソースの季節』の著者が贈る、笑いと驚きの物語。
いなかのねずみの家に遊びにきた町のねずみ。朝摘みいちごやはっぱの布団でもてなしますが町のねずみは不満です。都会は最高という町のねずみについていなかねずみは町へいきますが…。
“ちょっと長め”がうれしい!星新一ショートショート。新鮮なアイディア、完全なプロット、意外な結末ー三要素そろったショートショートの傑作。