コルヌビックは、歌の得意なヤギ。失恋して放浪の旅に出たら、次々と奇妙なできごとが起こる。絶滅寸前のヤマネの子を預かることになり、天敵のムナジロテンに追われ、健忘症のニワトリに出会い…気のいいヤギの旅路を軽やかに描く、笑いあり、涙ありの物語。
こぐまのムースのおなかが、ブオーン!ブオーン!とおとをたてました。たいせつなことをわすれちゃうと、いつもそうなのです。でも、そのたいせつなことをおもいだせないムースは、ロゼッタといっしょにあちこちをたずねます。さあ、ムースはたいせつなことをおもいだすことができるのでしょうか。
白ネズミのエマラインがエミリの部屋の壁穴に越してきた。ふたり(?)の密やかな“文通”がはじまる。「私は誰でもない!-あなたは誰?」とエミリが書いた。エマラインは返事を出し、詩を書いてみた。おどろいたことに、それはエミリに新たなインスピレーションをあたえた。誰にも会わず、どこへも出かけないこの詩人に。…エマラインの目を通して、19世紀アメリカの偉大な詩人の魅力あふれる世界が、私たちのまえに開かれる。エミリの詩12篇はすべて長田弘の新訳。エマラインの詩7篇も“デビュー”する。
ひどい名前、キョーレツな姿、女王君臨の階級社会。動物園で人気急上昇中の珍獣・ハダカデバネズミと、その動物で一旗あげようともくろんだ研究者たちの、「こんなくらしもあったのか」的ミラクルワールド。なぜ裸なの?女王は幸せ?ふとん係って何ですか?人気イラストレーター・べつやくれい氏のキュートなイラストも必見。
闇の支配者が描く次に起こる衝撃のシナリオ。青い目のジャーナリストがテレビ・大新聞が伝えられない“本当の動き”を暴く。
やまごや作りを通じて友情を育むねずみくんたちの物語。
「まどっておくれまどっておくれ」いつだって、そいつがいうのは、そればかり。わるいことやいやなことは、ぜんぶだれかのせいにする。どんなにしんせつにされたって、ありがたいなんておもわない。そう、それがそいつさーツェねずみ。そんなツェねずみが、さいごに、どんなめにあったかって?それはね…。
のねずみのなかまになったまちねずみのはなし。
ひるねをしていたライオンのせなかを、ねずみがうっかりかけあがりました。めをさましたライオンは、ねずみをつかまえて、たべようとしました。「たすけてください。きっとごおんがえしをしますから」ライオンはわらって、ねずみをにがしてやりました。ところが、それからまもなくして…。2010年度コルデコット賞受賞。
かわいいむすめのために、せかいいちのおむこさんをさがしはじめたねずみふうふ。せかいでいちばんえらいのはだれ?
江戸を騒がす義賊・鼠小僧。その昼の顔は“甘酒屋”の次郎吉と呼ばれる遊び人。果たし合いの仲裁をしたり、身投げ娘を助けたり…。弱きを助け、強きをくじく。いなせで気っ風のいい江戸っ子・次郎吉が、妹で小太刀の達人・小袖と共に市井の事件を解決していく、大人気時代小説。