おもちゃのオートバイをきっかけに、泊まり客の少年キースと友達になった、古いホテルの壁穴に住む子ねずみラルフ。ある日、熱をだして苦しむキースのために、薬をさがしだすラルフの冒険がはじまった。少年との交流をとおして、成長していくラルフの姿を描く、友情物語。小学校中・上級向き。
サーカスの見せものだった白いふくろうは、鳥かごのなかでくらしていたので、自分がとるべきことも空のひろさもしらなかった。ある日ふくろうは売られて大きなお城へいき、一匹の小さなねずみと出あう…。自由と冒険への夢とあこがれを、詩情あふれるイラストで描く。大人までたのしめるおしゃれな絵本。
家族そろって読んでね。はりねずみ一家のこころあたたまるお話。コンサートを開くことになったチクチクたちは、まい日、もう練習。そして、夏の星空のもと、楽しいメロディーが森にひびきわたると…。3歳から。
森の中の小さな家にすむ、のねずみ一家のすえっこチロと、おにいちゃん、おねえちゃんの、たのしいおはなしがいっぱい
やせたねずみとふとったねずみのおおずもう。どっちがつよいかどっこいしょどっこいせ…。
戦いがはじまった。ああ、侍たちがせまってくる!あずかり子(人質)のひめさまの命があぶない!-けなげなひめさまの、自分でもびっくりするようなすごい冒険が、ここからはじまる。日本のファンタジーの第一人者が、綿密に編みあげた物語の世界を、たっぷり味わってください。読書の楽しさが、ここにあります。
森のネズミのおんがく会のステージは、女の子の山荘のベランダです。さいしょのプログラムは、子ネズミたちの合唱。つづいて、あまえんぼときかんぼの、マスカラの演奏。おしゃれは、いちばん好きな歌“雪の花びら”。女の子も、たて笛をーたのしく、かわった、夢いっぱいのおんがく会。
ロミュアルドはとしょしつの小さなねずみ穴でくらす、こねずみです。ある日こっそり穴からぬけだして“本”と出会い、物語の楽しさを知りました。ところがそこにねこのチベールがあらわれて…。
本書では、最新の経済理論までを、数式を一切使わずに、経済学の知識がなくてもわかるように説明している。東アジアの通貨危機や、ヘッジ・ファンドLTCMの倒産といった、近年、世界で起こったスリルに満ちた出来事の「謎」を解くために、理論は「鍵」の役目をするのである。グローバル化した現代経済の「脆弱性」はどこにあるのか、というパズルを解いていく過程で、読者には、ジェット・コースターに乗ったようなスリルが味わえる。
原子炉に代表される暴走するテクノロジーの発展は止めようがないのか。私たちはいかなる技術的世界を創造しようというのか。著者は技術に絶対の信頼を置く「技術的夢遊病」からの脱却を求め、技術文明のあり方についてはさまざまな選択肢があることを問いかけ、その選択決定のための「技術の政治哲学」の構築をはかろうとする。といっても、著者はいわゆる自然論者の立場ではない。技術と人間の未来をめぐる二十世紀のさまざまな思想・思想家たち、運動や流行を批判的に検証し、技術を論じる際によく使われる「利害得失」「効果・効率」「自然」「リスク」などの概念に、重大な落とし穴が潜んでいることを解き明かす。
むかし、じさとばさがいて、まいあさごせんぞさまにお水をあげておった。ちょろちょろっ…ねずみにもらったふくべっこ、そのなかはねずみのごてんで…ふしぎなみんわ絵本。
「とがりねずみ」を知ってますか?からだは5センチ、しっぽが3センチくらいのほんとに小さな小さなもぐらのなかまです。語物は、このちっちゃなとがりねずみたちが主人公です。孤独だったオスとメスが出会い、いっしょに暮らしはじめ、こどもたちが産まれ、家族が生きていく姿を、詩情あふれる文章で描いた、心あたたまる物語です。
ラットとは、知的でかわいいネズミのなかま。ヨーロッパでは、ペットとしても人気があります。この本は、ドイツの田舎で150匹ものラットと生活を共にし、わが子同様の愛情をそそいできた女性による、心あたたまる感動的な観察記録です。ほほえましい恋愛、必死の巣造り、厳粛な出産、すさまじい重労働の育児、手におえない子供たちのいたずら…。元気に走りまわるラットたちの愉快なふるまい。
とおくからみるととてもうつくしい富士山。でもひめねずみのチロとつぐみが富士山のもりでみつけたものは…?にほんいちの山富士山のしぜんをかんがえるおはなしです。4〜5歳から。
今、大人気のウサギ&げっ歯類の飼育方法をわかりやすく解説した本格的実用書。写真・イラストを多用し、楽しめる。
引っ越したばかりの家にまよいこんできた小さなドブネズミ。と思っていたら、それは絶滅したはずのまぼろしのネズミだった!そして、おとなたちの暴走がはじまった。小学上級から。第41回講談社児童文学新人賞受賞作。