「くるみ割り人形」が初演された、文字どおり“本場”の演奏だ。ゲルギエフがダイナミズムと抒情性、さらに次々と繰り出される美しいメロディをチャーミングに描き分けていて、この曲の魅力をたっぷりと伝えている。
70年代半ばに2枚のオリジナル作を残して解散した伝説のバンド、サンハウスの7CD+DVD。オリジナル作はもちろん、78年に発表されたライヴ盤『DRIVE』には初CD化となる4曲を追加、その他レア音源満載で、CDはすべてSHM-CD&紙ジャケ仕様になっている。また、未発表写真や柴山+鮎川+奈良へのロング・インタビューなどの資料も充実。決定版といえる内容だ。めんたいロックのさきがけにして、ロックの魅力を凝縮したようなバンドだった。録音から30年以上経った今も、聴こえる音のひとつひとつがかっこよすぎる。
アニメや特撮シリーズの主題歌を年代順に収録したコンピ・シリーズの第8弾。1972年に放送された『マジンガーZ』や『バビル2世』、1973年に放送された『仮面ライダーV3』など、今もなお高い人気を誇る作品の主題歌を収録している。
昭和を代表する落語名人・五代目柳家小さんの弟子で、現在落語界において人気・実力ともに頂点に立つ柳家さん喬、柳家権太楼、柳亭市馬と入船亭扇遊(小さんの孫弟子)の4人の真打ちによる名演集第2弾。すべての演目がCD初収録。
自ら歌ったアニソンのスタンダードを、弦楽四重奏をバックにセルフ・カヴァーしたアルバム。オリジナルが良いか、今の熟練した味が良いのか、好き気嫌いは分かれると思うが、穏やかなカフェ・ミュージック感覚で往年のアニソンにゆったり触れられたのはとても嬉しい。
2010年2月にバンド活動休止を発表したキャプテンストライダムの歴史を振り返るベスト盤的なアルバム。メンバー自らがセレクトしたシングル曲や代表曲を収録。「東京ジャンボ☆ディスコ」の2010年ヴァージョンも収録している。
わたしたちの足元にもうひとつの街がある!古い家並みが残る一角で交わる、幸太の「東京」と、アルタイの「鼠京」。ふたつの都市の物語を圧倒的な想像力で描いた、著者初の長編小説。
江戸の夜闇のなか、屋根から屋根へ風のような身のこなしで瓦をわたり歩く、その名も世に聞こえた盗賊・鼠小僧。しかし昼の顔は、“甘酒屋の次郎吉”と呼ばれる遊び人だったー。盗みに入った先で頼まれごとをして帰ってきたり、美女の誘いにたじろいだり…。なさけ深く、気っ風のよい次郎吉が、小太刀の達人・妹の小袖とともに、江戸の正義を守って、夜な夜な大活躍する、胸すく熱血時代小説。
テレビ時代劇の主題歌や挿入歌などによるコンピ“ちょんまげシリーズ”の4作目。今回は歌合戦スタイルで聴かせる。エッ!とびっくりする予想外の歌が使われていたりする70〜2003年の音源で構成され、さまざまなサウンドが混在する。杉良の「大江戸捜査網」と勝新の「座頭市物語」の語りが嬉しいアトラクションになっている。
名作から現代のお話神話や科学、俳句などバラエティに富んでいます。13作品収録。
むかし、猫とねずみはいっしょにくらしていました。ところが、いまや、猫はねずみを見ると追いかけずにはいられません。なぜなら、こんなことがあったのですー。
ねこのミルのおうちに初めて招待されたねずみのチムニー。案内されたのは、とっておきの“ひみつのちかみち”でした。葉っぱのトンネルをくぐり、水たまりを飛びこえ、たどりついた大きな木のはしごを登っていくと…?シリーズ第2弾。
NYユダヤ金持ち層の多くが財産を吹き飛ばした被害総額6兆円。日本のマスコミが無視する史上最大のネズミ講。お金で騙した者たち、お金で騙された者たちの痛恨記。
でっちなかまのだいきちどんとけんかしたこまめどん。しょうじはやぶくは、いけにおちるは、おおさわぎ。ばんとうさんにおおめだまをくらい、ふたりして、くらーいくらにいれられてしまいます。さいしょはつよがっていたふたりですが、ねずみのなきごえがきこえてきて…。シリーズ第2弾。ひとつ屋根の下。泣いたり、笑ろたり、怒ったり。あったか人情ばなし。