故・石垣りんの未刊詩40篇。
本書は、イソップ寓話にもとづく話ですが、イングランド湖水地方が舞台となっています。まちのねずみのジョニーが住んでいるのはホークスヘッドの町で、いなかのねずみのチミーが住んでいるのはソーリー村です。1918年刊。
物理をテーマにした素朴で読みやすい12のおはなし。圧力、投射、自由落下などの基本の現象を取りあげながら、楽しいイラストとやさしい言葉で物理のエッセンスを伝えます。子どもの目線に立ったシンプルな内容で、おはなしを読むだけでも理科的な視点を養うことができます。理科(物理)に興味をもつきっかけにもってこいの一冊です。
花盛りあずき、あずきのなりきり写真館、AZUKI’S Photo Galleryなど、かわいい写真満載!赤ちゃんが生まれた出産エピソードも。
寒さがしみる夜、熱い手打ちそばをすすっていた次郎吉と小袖のいる店に、旅装姿の若い男女が入ってきた。どうやらやくざ者に追われているらしい。咄嗟に二人を匿った次郎吉が事情を聞くと、娘はやくざの親分に手篭めにされ、同情した男が駆け落ち覚悟で連れ出したという。だが、男が勤めていた貸本屋が付け火で焼け落ちてしまう。二人の事情には何か裏があるのでは…。義理人情に篤い鼠小僧が、今宵も悪を盗み出す!
昼は甘酒屋、夜は江戸を賑わす大泥棒という顔を持つ鼠小僧・次郎吉。見世物小屋が並ぶ通りを妹の小袖と歩いていると、少年たちに追われている少女と遭遇する。聞けば、今評判の与力“鬼の万治郎”に斬られた盗賊の娘だという。なんとその“鬼万”、手向いもしない相手を斬った上、残った家族を執拗に追い回しているらしい。放っておけない次郎吉は、娘を医者の千草に預け、人気与力を探り始める。痛快時代小説、第10弾。
ばあさまはついこのあいだじいさまをなくしたばかり。あるひぼうさんがやってきたので、「どうぞひとつ、じいさまにおきょうをあげてくだされ」しかしこのぼうさん、おきょうなんかぜんぜんしらない、にせもののぼうさんでした。
むかしむかし、ねずみのおとうさんが、ひとりむすめのために、せかいいちのおむこさんさがしのたびに出ました。はじめにあいにいったのは、おひさまでした。でも、おひさまにはくもをしょうかいされ、くもにはかぜを、かぜには…。さてさて、せかいいちのおむこさんとは?
いなかのねずみの家に遊びにきた町のねずみ。朝摘みいちごやはっぱの布団でもてなしますが町のねずみは不満です。都会は最高という町のねずみについていなかねずみは町へいきますが…。
「メリークリスマス。」ルーチカがそういって、キャンドルをたかくかかげると、それを合図にトムテのハンドベルの楽団が、きよらかな曲をかなではじめましたー。これは、フェリエの国に星がうまれるまでの、ある冬の物語です。小学中級から。
サムは、図書館に住むねずみです。子どもの調べものコーナーのうしろの、小さな穴のなかで暮らしています。サムは、とにかく本を読むのが大好き。いろいろな本をたくさん読んで、とうとう素晴らしいことを思いつきました。「自分で本を書いてみよう!」書けば誰かに読んでもらいたいもの。サムは、夜のうちにこっそり、自分の本を図書館の棚に並べてみました。するとその本を読んだ人たちは大絶讃!「この作家に会いたい」と言い出したから、さあたいへん。その時サムがとった行動とは…。本を読むこと、書くことの素晴らしさを伝える図書館ねずみサムシリーズ第1巻。
本書には、ポターのペットのねずみ、トム・サムとハンカ・マンカが、主人公として登場します。本の中に出てくる人形の家は、ポターの担当編集者ノーマン・ウォーンの姪が、実際に持っていたものがモデルです。ポターは、2匹のねずみが巣の中にものを運びこむ様子を見ていたとき、人形たちの留守にねずみが家を荒らしに行くお話を思いついたそうです。1904年刊。