森の中の小さな家にすむ、のねずみ一家のすえっこチロと、おにいちゃん、おねえちゃんの、たのしいおはなしがいっぱい
『ねずみのすもう』は東北地方だけに伝わる昔話ですが、なんともあたたかくユーモラスで、昔話というより童話を読むような楽しさがあります。とりわけ心やさしいおじいさんとおばあさんのねずみに寄せる愛情、お金持ちも貧乏も関係なく、必死になってすもうをとる二匹のねずみの無邪気さが、いきいきと伝わってきます。赤いふんどしをつけた二匹のねずみが、どっちも強くてがんばっているところはおじいさんやおばあさんでなくても、思わず笑いだしたくなります。4〜5歳。
人気のミシェル・カートリッジの“ねずみシリーズ”が、ちょっぴり大きな新装版で登場。ページをめくるごとに、ようせいねずみたちからお手紙が届きます。あなたはどんなようせいねずみが好きかしら?
一人の精神分析家が他人の人生に参加し、観察し、記録し、考え、生きるということはどういうことか。本書は、精神分析を創始したフロイト自身が遺した「ねずみ男」と呼ばれる唯一の分析記録の完全訳である。その稀有な治療記録からわれわれは何を学ぶべきか、またいま精神分析を学ぶ初心者がテキストとしても活用できるよう、最前線のフロイト研究者による技法論的検討を解説および訳注で充実した、まさに精神分析の醍醐味を伝える一冊。
日本には、たくさんのおはなしが人びとの口から口へ伝えられてきました。中でも有名な昔ばなしを、定評のある作家の文と、語りや朗読活動もしている俳優の原田大二郎さんと浅利香津代さんの声で次世代に向けて新しくよみがえらせたシリーズ。昔ばなしの本来の姿である語り手と聞き手という時間を家族で楽しんでみましょう。