テーブルがゆれて、紙が1まい、ひらひらとおちてきました。「シャネルのファッションショーへの招待状よ!」クラリスもずっとゆめみていた、あこがれのショーです。ところがたいへん!招待状が、ゆかにおちたまま…マダムのわすれものをとどけるため、ネズミのクラリスとネコのムシューはパリのまちをかけめぐります!
七月の暑い日、作業小屋の天井のあなから、ぽとりと落ちてきたのは、わずか三センチの小さな小さな生きもの。それは、モグラの仲間の「ジネズミ」でした。「どうやって育てたら、いいのだろう?」と、小さな命にどきどきしながら、ジネズミを育てることになりました!「第五回子どものための感動ノンフィクション大賞」最優秀作品。
古くから人は、ネズミを捕獲するためにさまざまな仕掛けを考案してきた。しかしながらクマネズミだけは、そのいずれをもってしてもほとんど捕まえることができずにいる。いったい何故なのか。あらたな捕獲具を開発するため、約10年にわたりネズミの行動観察を続けるといくつもの興味深い出来事と発見があった。
なじみの小料理屋で飲み、寝入ってしまった次郎吉。おかしな気配に気がついて目を覚ますと、隣家から火の手が上がっている!次郎吉の機転で延焼は防げたが、火元の家に住んでいた母と幼い娘が焼け出された。火事の原因は不明。さらに母子の周辺に見え隠れする怪しい人物たち。何かあると感じた矢先、今度は小料理屋が火事にー。人情篤い盗賊・鼠小僧こと次郎吉が悪と闘う痛快時代小説シリーズ。ますます絶好調の第3弾。
いつか自分たちの土地を持ち、ニワトリやウサギを飼い、土地からとれる極上のものを食べて暮らすー。しっかり者のジョージと怪力のレニーは、小さな夢をもっていた。自然豊かな一九三〇年代のカリフォルニア。貧しい渡り労働者の、苛酷な日常と無垢な心の絆を描く哀しくも愛おしい名作が新訳で登場!
これははたらきもののトガリネズミです。トガリネズミのいちにちはいつもこんなふうです。日本絵本賞大賞、ボローニャ・ラガッツィ賞優秀賞、NYタイムズ/NY公共図書館絵本賞などを受賞し、国内外で高い評価を受ける絵本作家の、はじめての絵童話。5歳から。
次郎吉の目前で娘が腕を斬られた。娘は峰といい、奉公先の主人と通じ、その妻の恨みをかって襲われたのだった。峰の父は、娘の不貞に激怒するが、浪人暮らしの父を思い手当てをもらっていたことを知り、言葉を失う。そして、一度は断った「ある仕事」を引き受ける決意をした。それは、武士としてのプライドを捨てるものだったが…。
ちょいとドジを踏んでしまった“鼠小僧”こと次郎吉。忍び込んだ大名屋敷で、狙った大金はなく、いつもならそこで諦めるところ、ちょいと好奇心が頭をもたげた。開いている土蔵の扉に近づいた途端、侍と鉢合わせてしまったのだ。たちまち捕手が集まってきて、細い路地へ追い詰められる。一軒の長屋へ身を隠そうと戸を開けると、そこには血に染って死んでいる母と娘の姿がー。痛快エンタテインメント時代小説、第6弾!
かなざわ金澤、今むかし漫遊。