「ややっ、か、かげが!」とらざえもんのかげは、ひゅるるるる〜と、とけかかったあめみたいにのびて、足もとから、はなれていくではありませんか。
つもった雪がとけはじめ、そちこちで、せせらぎの音がきこえてきます。山に春がきたのです。ぞうき林の中の山荘にすむ、かわいらいし5ひきのヒメネズミの兄弟たちも、春をむかえ元気いっぱい。おもいっきり外で、たのしいかくれんぼ遊びができるからです。それは、ぞくぞくするほど、こわくて、おもしろい遊びなのです。
御雇外国人として来日し、明治期西欧人日本研究家の第一人者と評される彼の本格的研究書。日本への深い思いやりと戦前の軍国主義、国粋主義への批判によって日本を理解した彼と、日本を愛し心酔してゆくハーンとの日本観の対立・葛藤をも描く。サトウ、アストン・ハーン研究者をはじめ、一般読者にとっても格好の読物。
森の子ネズミたちは、ぼうけん大すき。こわさしらずのわんぱくざかり。“おいしいごちそうたべるなら、ぼうけんなんてこわくない、いのちもなんにも、おしくない”と陽気にうたいだすしまつ。びっくりしたとしよりネズミは子ネズミたちをつれて、イタチ沢へ-。
元来、物理学の歴史は単に発明・発見の物語ではなく、すべての歴史と同じく、生きた人間と自然界との係り合いが重要である。本書は、自然についての知識を人間がどのように汲みとり、それを生活に社会にどのように応用してきたかといった物理本来の意味を基礎におきながら、物理学が芽ばえた古代文明期から論を起こし、20世紀初めの相対性理論や前期量子論に至るまでを、実に要領よく簡潔にまとめた秀逸の物理学通史。
世界じゅうにすみかを広げたネズミたち。そのたくましい生活力と、ふえる力は、とてもほかの動物たちには見られません。まさにかれらは、おそるべき小さなけものの軍団といえましょう。ネズミの生活と、そのおそろしさについて、宇田川先生にお話をまとめていただきました。
クリスマスのころのお話です。森の中の小さな家に、はずかしがりのネズミが住んでいました。ネズミはいつも何かをかじりながら、窓辺にすわって、外の世界にあこがれていました。そこに、思いがけない訪問者があらわれてー。トニー・ジョンストンの情感あふれる語りくち、ダイアン・スタンレーの夢をさそうさし絵は、友情の始まりを優しい、クリスマスの物語にしました。
あっ、UFOだ!新一たちがUFOを目撃した日から、大人たちのようすがおかしくなった。父や母が、まるで別人に思えるのだ。つぎつぎとおこる不思議な出来事はエイリアンの仕業なのか!?